てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

てつこてつ

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ラストサマー(1997年製作の映画)

3.5

ハロウィンも間近なのでホラー映画強化中。

この作品は劇場公開時にアメリカの映画館で鑑賞して以来。同時期に流行った「スクリーム」シリーズ同様、スピーディーな展開、ゴアやスプラッター描写を売り物にはして
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死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

3.8

タイトル通りに「死霊館のシスター」の後日談となるので、前作を見ておいたほうが良いが、前作からの繋がりで登場する主人公キャラ2名については、本作内でご丁寧にも説明がされるので、本作の視聴のみでも問題無い>>続きを読む

インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.0

ジェームズ・ワン製作&リー・ワネル脚本のこのシリーズは安定感があって第一作からかなり好き。

今回、オリジナルキャストが再結集した最終章ってことで、かなり期待しての鑑賞。

そこまで複雑なストーリー設
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

3.2

Netflixオリジナル製作作品らしくキャスティングは良いし、しっかり金がかかっているのは見てとれるのだが、残念ながら、最後まで作品の世界観には入り込めず。

オープニングの薪能から作品タイトルが出る
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.0

1970年代終わりに実際に起こった南アフリカのアパルトヘイト政策への反対運動で投獄された人権運動家3名の脱獄劇。

事実を基にした映像化作品なだけに、話を盛ったり何かドラマチックな展開を演出する必要は
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

原作漫画も未読だし、NHKのドラマ版も未鑑賞。

失礼ながら決して大作ではないが、制作陣の熱量や作品への愛情が感じられる良作。

高橋一生が出演している作品をそれほど沢山見ている訳ではないが、本作で演
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世界で一番美しい少年(2021年製作の映画)

4.2

「ウディ・アレンVSミア・ファロー」もそうだが、U-NEXTにはなかなか上質のドキュメンタリー作品が揃っている。

本作もかなり見応え有り。但し、ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」の象徴的キャラクタ
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奴が嘲笑う(2015年製作の映画)

4.0

久しぶりの再鑑賞。やっぱり、イ・ソンギュン主演作品では「最後まで行く」に次いで好きかも。

女子学生殺人事件、薬害問題を扱ったシリアスな内容ながらも、どこか飄々としてとぼけた雰囲気の主人公の優秀な弁護
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見知らぬ隣人(2022年製作の映画)

2.8

う~ん、イマイチというかイマ二というか・・。

タイトルとジャケット写真からは「ソウ」やベルギーサスペンスの佳作「ロフト」のような展開を期待して鑑賞したら見事に裏切られた。

主人公を演じたオン・ドン
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天河伝説殺人事件(1991年製作の映画)

3.0

横溝正史シリーズの監督を務めた市川崑が、まさか内田康夫物の映像化でもメガホン取っていたとは・・。

原作は未読。でも、市川崑監督が好みのキャスティングが随所に見られるね。石坂浩二もチラリと登場するし、
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ホワイトデー:壊れた結界(2019年製作の映画)

3.0

軽めの学園物のアクションホラーとしてなら、まあ有りなんじゃないかな。

韓国映画の舞台としては珍しく仏教系の高校の校舎。仏教(道教?)の呪術師や祈祷師・・出てくる怪物や霊の造形もそこそこ凝っていてちゃ
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.0

ケネス・ブラナーのポアロ役やこのシリーズでの監督としての仕事ぶりが好きなので。「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続くのは、ピーター・ユスティノフがポアロを務めた映画版同様、やはり、ロケ地が>>続きを読む

ヨガ学院:死のクンダリニー(2019年製作の映画)

3.0

U-NEXT。タイトルからしてB級感プンプンで、ずっと見ようかどうか迷っていたが、ポアロの新作を見に出かけるまでに丁度いい上映時間だったので一応鑑賞。

B級ホラーなら初めからその心構えで見るので、ま
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

やっと鑑賞できた。
控えめに言っても最高の作品!

どこからこんな突拍子もないアイディアが浮かぶんだと心底思う斬新なストーリーでありながら、「テネット」までもは複雑化しない絶妙で心地よい程度の難解さ。
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チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

3.2

事故当時、日本でも大きく報道されていたなあ。

チリの鉱山で起こった事故の映画化なので、勝手にチリ映画だと思い込んでおり、失礼ながらチリ映画の出来映えとかどうなんだろう?とずっと見る機会を延ばしていた
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.3

アクション物かと思いきや、まさかのゴアゴアなスプラッターホラーとは・・。

フィリピンから韓国に向かうタンカー船と密室密室シチュエーションは大いに有り。囚人たちが船を乗っ取ろうとする展開までは想定範囲
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.5

3Dではないバージョンで鑑賞したが、迫力十分。

1996年に発生したエベレストでの大量遭難事故は、日本人の女性の登山家も犠牲者に含まれていたため、当時のニュースはハッキリと覚えている。

ジョシュ・
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マーシー・ブラック(2019年製作の映画)

2.3

ブラムハウスプロダクション製作だからと、そこまで期待値上げていた訳ではないけど、にしても、ハズレだったなあ。

都市伝説の怪物・・という、結構、出尽くした感があるテーマで、どんな捻りがあるのかと楽しみ
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.4

「ゼロ・グラビティ」「ROMA/ローマ」のアルフォンソ・キュアロンが製作を手掛け、ご子息のホナス・キュアロンが監督、主演がガエル・ガルシア・ベルナルだったので気になって・・。

単純明快なストーリー、
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.2

「嫌われ松子の一生」を見た直後の鑑賞だったので、どうしても比べてしまうと、同じ中島哲也監督作品でも自分にはそこまで響かなかった。自分がそこそこオジサンで、いわゆる“Kawaii”文化に全く馴染みが無い>>続きを読む

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)

4.7

不覚にも泣いた。映画で涙が出たなんて、本当に久しぶり。

原作は未読・・だったからこそ、多少ヒロインの生き様に自業自得的なところがあっても役者さんの演技力で押し通し、カラフルな映像の美しさ、所々でミュ
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捜索者(2021年製作の映画)

3.0

U-NEXTで配信されていたので・・。

北朝鮮との国境付近にあるDMZ地帯に派遣された一つの小隊で起こるサスペンススリラー。

ある朝、女性中尉の銃殺死体が宿舎で発見される。その前の晩に小競り合いの
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嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.3

エミリー・ブロンテの原作小説の大ファンとして、映像化作品を鑑賞するのは1992年製作のジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズ主演版に続く二作目。「ベン・ハー」「ローマの休日」を手掛けたウィリアム・>>続きを読む

失われた航海(1979年製作の映画)

3.0

ジェームス・キャメロン監督作品の「タイタニック」はもちろん劇場で鑑賞しているし、1958年製作の「SOSタイタニック」も幼い頃テレビで放送されているのを見ているが、同じ題材で1970年代終わりにこのよ>>続きを読む

ユナイテッド93(2006年製作の映画)

3.7

2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロという大事件は、今も自分の記憶に鮮明に残っているし、仕事終わりに帰宅後にテレビをつけた際に目に飛び込んで来た、旅客機が衝突してモクモクと黒煙を上げる世界>>続きを読む

THE CAT ザ・キャット(2011年製作の映画)

3.3

期待しないで鑑賞したら、なかなかの出来・・。

エンディングクレジットで「本編の動物が登場するシーンは専門家の監修の下、安全を十分に配慮して撮影しています」的な文言は流れるものの、猫好きな方はもちろん
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ボイス(2002年製作の映画)

3.4

何故か突然U-NEXTに韓国ホラー作品の旧作が大量追加されている件・・。

本作は公開時に、「子供の演技が怖い!」と話題になり韓国で大ヒットしたことは知っていたが、当時はそこまで韓国映画に興味がなかっ
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さらば愛しき女よ(1975年製作の映画)

3.5

レイモンド・チャンドラーの「大いなる眠り」と「さらば愛しき女よ」を読んだのは中学生の頃。さすがに内容までは覚えていないが、ハードボイルドとはこういう物かと独特の雰囲気と描写が強く印象に残っている。翻訳>>続きを読む

偽りの隣人(2017年製作の映画)

3.6

同じ邦題にサブタイが付いたチョン・ウ主演の作品とは別物なので要注意。

U-NEXTでの配信終了間近なので鑑賞したが、自分にはハマった。皆さん、低評価なのが悲しい。

ヒロインからして一癖も二癖もある
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情婦(1957年製作の映画)

4.0

原作はアガサ・クリスティの短編小説「検察側の証人」だが、この邦題と劇中には登場しないジャケ写は、実に情緒があっていいと思う。

監督は「サンセット大通り」「アパートの鍵貸します」などで知られる名匠ビリ
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ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

3.8

ブライアン・デ・パルマ監督が「殺しのドレス」に次いで撮影した作品。
撮影当時、監督の奥様であったナンシー・アレンが「キャリー」「殺しのドレス」に次いでの出演。大昔に購入したDVDで劇場公開時以来の再鑑
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コックリさん(2004年製作の映画)

3.3

え?思ったより評価低っ!

2004年製作という韓国ホラー黎明期の作品なので、全然期待しないで観たら、結構丁寧な作りで感心。

閉鎖的な田舎の村の女子校に転校してきた美少女が、イジメに遭う。
出来心か
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

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10代の頃にこの作品には一度挑戦し、見事に全く理解できないという大惨敗をした苦い思い出があり、50代に入り、アマプラであと数日で配信終了と知り、タルコフスキーの代表作でもある本作に再挑戦。

悲しい哉
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.2

劇場公開時に会社帰りに映画館で鑑賞したが不覚にも寝落ち・・。シネコンの特性上、次の回で見直すことも出来ず、結局、それっきりになっていたが、アマプラで数年ぶり鑑賞。

邦画とは桁違いに製作費がかかってい
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旅の重さ(1972年製作の映画)

3.7

どことなくATGっぽい雰囲気もあり、それでいて押しつけがましいメッセージ性がないところが好き。

男出入りが激しい母親に反発して家出した16歳の少女。あてども無く、四国を歩き巡る・・。

原作に忠実な
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.6

アガサ・クリスティの全推理小説は小学~中学にかけて制覇済み。その中でも、個人的に思わぬ真犯人像で驚かされたのが「オリエント急行殺人事件」「アクロイド殺し」、そして本作。(戯曲も含めると「ねずみとり」も>>続きを読む