ろくさんの映画レビュー・感想・評価

ろく

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OUT(2023年製作の映画)

3.4

あれ、品川だけど意外に悪くない(過去何度品川の映画で酷い目にあったか)

特にアクションシーンはそこそこ見れる。まあパンチが軽そうな感じがするんだけどそれでも面白い(JO1も頑張っている)。

ただね
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麻雀最強戦 the movie(2022年製作の映画)

4.3

麻雀好きですか?

僕は大好きです。もうダメなのは分かってますよ。でも好きなんですもん。フリーにも入り浸ってたし、学生のころは授業サボって麻雀ばかり打ってました。麻雀漫画も大好きです。

でこの作品。
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.8

ヴァーホーベンの映画を見ると彼には怖いものはないんじゃないかって気になる。

あのね、彼が信じているのは「自分」だけなの。全てにおいて「自分が正しい」。天上天下唯我独尊。それを地で行っているのがヴァー
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

水郡線に乗る。

水戸からワンマン電車を乗り継いで瓜連という駅で降りる。駅も無人駅で誰もいない(降りる人だけはちらほら)。駅前には見事なくらい「何もない」。不安に駆られながらそこから歩く。10分。あま
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カムイのうた(2023年製作の映画)

3.0

全国のミニシアターに行きたい。

ということでプチ旅行がてら2024年に出来たミニシアター、小田原シネマ館を見に小田原へ。

北千住からロマンスカーに乗っていざ小田原。GWだけどかなりガラガラ。あれど
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

確かに音響もすごいし(ちょっと心臓に悪い)、カメラワークや早口な展開など見る者を飽きさせないんだけど、ちょっと待ってって言いたくなる。これそれらの「技術的なこと」を全部はがしていったら何が残るんだろう>>続きを読む

ピンク・パンサー3(1976年製作の映画)

3.7

単なる私憤なのに話でかくなるでかくなる。オースティンパワーズの原型馬鹿映画。好きな馬鹿シーン。

まず水は必ず落ちる。池に落ちること3回。堀に落ちること5回。とにかく落ちる落ちるを繰り返す。馬鹿映画界
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ピンク・パンサー4(1978年製作の映画)

3.3

Welcome to the BAKAEIGA world!!!!

世界馬鹿映画が数多くあれど僕は以下の三つが至高だと思っている。
①ヨーロッパ ピンクパンサーシリーズ
②香港 Mr.Booシリーズ
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裁判長!ここは懲役4年でどうすか(2010年製作の映画)

3.4

裁判ネタだと「十二人の怒れる男」など、アツい作品が多いけど、実際の裁判はこんなものでもあるんだよってだけで愉快愉快。

原作既読、なんなら裁判に関するあれやこれやの「非ドラマチック」が好きです。

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不良番長 突撃一番(1971年製作の映画)

3.5

人生に疲れたとき
生きる意味が解らなくなったとき
何もかも捨て去りたいとき

そんな時は「不良番長」です。あまりのバカらしさにそんなことを考えている自分を消し去りたくなります。人生にデトックス、それが
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.4

車さえ出ていればなんだっていいや⑤(final)

結局車の映画でこれだけ「画」がしっかりしていれば見れるものになるよねって話ですよ。

とにかくまず画なの。上手くCGと合わせ実際のレースより強い臨場
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免許がない!(1994年製作の映画)

2.0

車さえ出ていればなんでもいいや④

昔の教習所ってパワハラの嵐でしたよね。思いだしました。かくいう僕も怒鳴られたりしてほんとうんざりって感じで免許取りましたよ(今はそんなことないんでしょうけどね)。
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

車さえ出ていればなんでもいいや③

モータースポーツの知識は全て新谷かおる先生からもらった(主に「ふたり鷹」だけどそれ以外に「ジェントル萬」なんかもあるね)。

で、そんな薄っぺらなコンドーム知識の僕
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クラッシュ(1996年製作の映画)

3.0

車さえ出ていればなんでもいいや②

そもそもクローネンバーグは穿った監督だ。

なぜ車は欲しいんだろう。便利だから?、生活に必要だから?それなら時速は100キロも出ればいいだろう。法定速度よりも多く出
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グレートレース(1965年製作の映画)

3.6

車さえ出ていればなんでもいいや①

というわけで車さえ出ていればテンションあがるウィークです。まずはポンコツ映画から。

チキチキマシン猛レースの前身じゃねえっていうほんとただトンデモない車が出てくる
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=LOVE Today is your Trigger THE MOVIE(2023年製作の映画)

2.8

「先生、=LOVE知ってますか」
(知らんがな)
「あの指原莉乃がプロデュースしたイコラブちゃん知らないんですか。はあああああ」
(ため息やめろ)
「その映画がアマプラで配信されるんですよ。知らないで
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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.0

東野圭吾は本格者の「なれの果て」なのよ。

原作読んでます。これが出て喝采したものです。もともと第1作の「放課後」からして本格要素満載、それは「卒業」での無駄な暗号トリックで読者を置いてけぼりにし、あ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

匙加減が絶妙。

いや上手い。まず思っているのは見ているものを引き込む力ね。ロードムービー、恋愛、出会い、家族愛、さらにはサスペンスと(ありきたりだけど)見ているものを引き込む力がこの映画にはあるの。
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湯道(2023年製作の映画)

3.9

風呂のない家で育った。

だから風呂は銭湯だった。夏は毎日(あるいは2日に一回)、冬は3日に一回か2日に一回銭湯に行っていた。僕の地元は風呂のない家が多く、学校の友人には結構な確率で合う。僕がひそかに
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シムソンズ(2006年製作の映画)

3.3

疲れたときは女子がわちゃわちゃした映画を見て元気をもらいます。ロクです。

まあこの手の映画なんてストーリー決まっているんだよ。
①最初ド素人
②初戦めちゃくちゃ
③一人アウトローいる
④一人コメディ
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この映画はなるべく何も見ないことをお勧めします。



いや面白いよ、とんでも無く面白い。だからこの文句は映画でなくフィルマとか公式とかに対してなんだけど・・・・・・

ってCAST覧みたら犯人丸わか
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5

ぶらいあんでぱるま⑥(ラスト!)

最後は大名作のこの作品。初めて見たのは封切りではなく友人の家のビデオだった。

「ロク、「アンタッチャブル」って知ってる?」友人はそういうとどうだとばかりこのビデオ
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.5

ぶらいあんでぱるま⑤

デパルマがデパルマらしさを封印。当時流行っていたベトナム物(この前にキューブリックやコッポラ、さらにはオリバーストーンの「プラトーン」もあった)をよっしゃ俺も撮ってやるかとばか
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殺しのドレス(1980年製作の映画)

3.2

ぶらいあんでぱるま④

最初殺されるアンジ―・ディキンソンがどう見てもIKKOさんなんで(どんだけ~)それだけでまともに見ることが出来なかった、すまん(チョコプラでも可)。

内容的にはそこそこツイス
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

5.0

ぶらいあんでぱるま③

満を持してこの作品。

デ・パルマで一番好きな作品は?って聞かれたら躊躇なく「ファントム!」って言えるほど大好きです。何度見たか!何度泣いたか!

なのに東京の名画座ではロック
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キャリー(1976年製作の映画)

4.5

ぶらいあんでぱるま②

この映画は「お前ら」に向けられているんだよ。

学校でもメインでなく運動はダメ、勉強もダメ、恋は憧れているだけで自慰ばかりしている。人と話せば下を向き、不意に意味不明な笑顔しか
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スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.5

ぶらいあんでぱるま①

通俗!通俗!通俗ぅぅうううう!(でもそこがいいんじゃない)。

というわけで急に見たくなりました、ブライアン・デ・パルマウィークです。もう展開から何から全て通俗。これは漫画ゴラ
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YOYOCHU SEXと代々木忠の世界(2010年製作の映画)

2.7

みんな「ほんとうの自分」というのを求めすぎだよ。

代々木忠といって知っている人がいるだろうか。確かに面白い人物だ、AVの監督であるが、その一方で性の伝道者だとも思う。若いころは代々木の生き方みたいな
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卓球温泉(1998年製作の映画)

2.3

牧瀬見たくて久々に観たけど、箸にも棒にもかからないストーリーだなぁ。すまん。

見所があまりなくすいすいと話が進んでしまっていつの間にか、あれ終わりだよって感じで見ていた。そもそも最後の卓球シーンのあ
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僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)

3.5

此れを後に見る。「僕君」

ハヤカワSFの展開は同様なれど、「君僕」が篤い「相手への想い」だとしたらこっちは静かな「相手への想い」なるほどそう来たかです。ただ少し文句を言わせてもらえばこれを二本作った
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君を愛したひとりの僕へ(2022年製作の映画)

3.8

全二部作。どっちから見てもいいらしいんで僕はこっちから。「君僕」。

原作は積読中。持っているが読んでない(ドヤァ)。でも映画観て思うのはハヤカワロマンチックSFの系譜じゃんと突っ込む。

まあもとも
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NAGASAKI・1945 〜アンゼラスの鐘〜(2005年製作の映画)

2.8

「火垂るの墓」や「この世界の片隅に」になれなかった戦争映画。

いや、結構刺さるんだよ。でもそれは「映画」が刺さるのではなく「原爆」が刺さるの。原爆と言う巨大な「事件」の前では僕らはかしこまらなくては
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バービー(2023年製作の映画)

3.1

うーん、まず喋りすぎです。

結局、「伝えたいこと」があるために「映画」を利用しているんです。それが僕には納得いかない。この映画はあきらかなプロパガンダではないですか。確かに女性の権利、わかります。ア
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その鼓動に耳をあてよ(2023年製作の映画)

4.3

リアルコードブルーですよ。

体の調子が悪いなって時に行っても「よくわからない」と言われてしまい困っている50代です。だからかこんなお医者さん見るとおおって気になりますねえ。スペシャリストも大事だけど
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赫い髪の女(1979年製作の映画)

4.0

冒頭の幹線道路のシーンから宮下順子が歩いており、そのままタイトルがドーンってこれだけでもう僕にとっては大傑作なの。さらにはあのドライブインの佇まい。それはこの時代の「貧しさ」を一手に表現しているんだよ>>続きを読む

Single8(2023年製作の映画)

4.0

こんなに上手くいかなかったよ。

高校のころ映画研究部に在籍していたが、文化祭で映画を撮るようになった。この映画ほど上手くいかなかったけど(最後の編集なんかぐだぐだだった)それでもひたすら「懐かしい」
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