ろく

僕が愛したすべての君へのろくのレビュー・感想・評価

僕が愛したすべての君へ(2022年製作の映画)
3.5
此れを後に見る。「僕君」

ハヤカワSFの展開は同様なれど、「君僕」が篤い「相手への想い」だとしたらこっちは静かな「相手への想い」なるほどそう来たかです。ただ少し文句を言わせてもらえばこれを二本作った意味はあるんだろうかと訝しむ。もう少し二つセットでタイトに作れたんじゃないかなぁと。

と愚痴は書いたけど(前回も言っていたが)ハヤカワSF好きなんでそれだけでいい。並行世界はもうやりつくした感はあるけどそれとロマンスを入れこめばこんな素敵な話になるの(まあSFは基本エモい素敵な話にばかりなるんです)。

で結局清純派女子がいいのかメガネ奥手女子がいいのかって話ですよ。君僕は清純、僕君はメガネ奥手と言うラブコメアニメ(まあラブコメではないけど)の王道を突き進むんで刺さるんだよなぁ(オタクはSF好きでハーレム好きです。偏見)。結局お前は白ワンピが好きですか、眼鏡ジト目が好きですかって話ですよ(偏見)。僕は白ワンピが好きなんで前回挙げた「君僕」に一票。

演繹(君僕)→帰納(僕君)という流れで見るか帰納(僕君)→演繹(君僕)という流れで見るか難しいとこがあるけど、僕は演繹→帰納で見てスッキリしました。まあこれは評価のわかれるところだねえ。

みながら自分も並行世界では何をしているんだろうと言う気になったけど、缶コーヒー飲んでいるのがコンビニコーヒーに変わっている程度だよって言う寂しい並行世界を思いつく。実際にはそんなに変わらないのよ、人生なんて(それを言っちゃ身も蓋もない)。
ろく

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