ともぞうさんの映画レビュー・感想・評価

ともぞう

ともぞう

流浪の月(2022年製作の映画)

4.4

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母親から捨てられた少女は叔母の家で虐待にあい家出。それを自分の家に匿う男。自分を救ってくれた男は幼女誘拐犯として逮捕される。15年後に再会。2人は気持ちを寄せ合うが世間は2人を好奇の目で見る。2人は世>>続きを読む

スターリングラード(1993年製作の映画)

3.5

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独ソ戦で甚大な死者を出したスターリングラードの戦いをドイツ視点から描いた大作。ただし、ドイツ映画らしく暗くて重い。長々と続く戦闘シーンはリアルで次々と仲間が無惨に死んでいく。また、心を通わせた少年をロ>>続きを読む

バックドラフト(1991年製作の映画)

4.2

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バックドラフトとは、火災の現場で起きる爆発現象のこと。火事場での炎の迫力が凄いし、迫ってくる炎が芸術的に美しい。この映画は消化活動の大変さと男同士の絆に加えて、意図的にバックドラフトを起こす放火魔との>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.3

ドラゴン・タトゥーの女の続編だが、キャストは全変わり。リスベット役は前作のルーニーマーラの印象が強過ぎて、全く魅力を感じられず。中身もサスペンス色はなくなり、核兵器から世界を守るスパイアクションものに>>続きを読む

ワイルド・ギース(1978年製作の映画)

3.2

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WILD GEESEは野生のガチョウ。
40〜50代のおじさん傭兵部隊の名前。過去の大戦で仲間だったおじさんが集結し、アフリカで囚われている元大統領を救出する。前半はトントン拍子だったのに、途中の裏切
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耳をすませば(2022年製作の映画)

3.2

ジブリのがっつりファンではないからか、普通に楽しめた。心の汚れ切ったおじさんには、10代後半から20代前半の10年間の遠距離恋愛はファンタジーだなと思うが(笑)。でも、ジブリファンにはオリジナル版が名>>続きを読む

操作された都市(2017年製作の映画)

3.4

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ゲームが強く仲間内で隊長と呼ばれる青年は現実でも恐ろしく強い。大企業の会長は肉親の殺人も金の力で揉み消す。冴えない弁護士はITの猛者で殺人事件も別人を身代わりにして犯行を揉み消し、刑務所の悪人達は簡単>>続きを読む

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女[完全版](2009年製作の映画)

3.4

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ハリウッド版を先に観て、オリジナル版を鑑賞。40年前に行方不明になった姪を探してほしいと依頼を受ける。すでに殺害されていると思われていた姪はオーストラリアに逃げて生きていた。姪の父と兄がイカれた猟奇殺>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.2

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貧しく器量の悪い女は、母に粗野な男に売られる。男は女を物のように粗末に扱う。でも、帰る場所もない女はそんな男の元を離れない。なのに、男は雪の日に女を捨て去る。数年後に女が死んだことを知った男は海辺で1>>続きを読む

コンフィデンシャル/共助(2017年製作の映画)

3.8

北の堅物イケメン刑事と南のドジブサイク刑事がタッグを組んで、北の巨悪に立ち向かう。主演の2人のコンビネーション、シリアスとコメディのバランス、アクションのスピード感、どれもが良い感じ。素直に面白かった>>続きを読む

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

3.0

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コントラクト・キラーとは殺人請負人。
会社をクビになり、人生に絶望した男が死に切れず、プロの殺し屋に自分を殺すように依頼。でも、その直後に美女と出会い、死にたくなくなる。殺し屋の方も困窮している上に癌
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

CGを使わず、ストップモーションアニメで丁寧に製作。ラストにその製作過程が出てくるが、あれだけ巨大な像を作って動かしての苦労が垣間見える。外人が作った日本人の話なので、どこか中国や中東の風味も漂う。ス>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

原作、ドラマとも未視聴のため、このシリーズのノリに上手く付いていけず、全般的にそこまで面白いとは思えなかった。「最も黒い絵」の謎解きは良いとして、倉庫での戦いのシーンは仮面ライダーレベル。岸辺露伴の今>>続きを読む

ネアンデルタール人の秘密(2024年製作の映画)

3.0

約30万年も栄えながら約4万年前に絶滅してしまったネアンデルタール人。氷河期が大きなダメージを与えたと思うが、ではなぜ、ホモサピエンスは生き残ったのか?またまだ分からないことだらけだが、そういうことを>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

妻に先立たれた偏屈じいさんの主人公は、何度も自殺を試みるほど人生に絶望している。ただ、自殺は上手くいかず、近所の人々などの関わりで生きる居場所を見出していく。彼の葬式には多くの人が集う。堅物ではあるが>>続きを読む

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

テレビドラマ版を見てないからか、松潤のノリがやり過ぎ感が強く引っかかってしまった。事件は和歌山毒物カレー事件を想起させ、幼い子供が真犯人だったため、村で浮いてた男を犯人に村人全員ででっち上げるというあ>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒澤明の名作「生きる」をかなり忠実にリメイク。イギリスが舞台ということもあり、オリジナル版よりスタイリッシュに。オリジナル版には存在しなかった新入社員がいて、彼に手紙を渡して想いを託すシーンがあり、充>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

日本のようで日本でない、ベン、ベン!その違和感から早く抜け出せて、このアクションコメディの世界観にのめり込めれば楽しい作品。自分の場合は、無駄に駅名や駅順が正しいから、ついつい違和感がフラッシュバック>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ドローンならぬエローン(笑)。そして、もっこりの連呼。でも、香への格好良い決めゼリフで終わる締めからのGETWILD。あの頃のシティーハンターを堪能させてくれた。ただ、せっかくキャッツアイの3人を登場>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

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鈴木亮平は凄いなぁ。大河で主役もやったのに今でもHKと変わらない役を嬉々としてやり切る。身体もバッチリ仕上げて、立ち姿からアクションまで冴羽獠のカッコ良さを体現してた。最後の香とのハンマーのやり取りか>>続きを読む

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.2

3台のミニクーパーが活躍するからミニミニ大作戦。この映画で強調するのはそこじゃないように思うが(笑)。変な邦題だが、有名な俳優が多数出ていて、ストーリーもシンプルでテンポも良く普通に面白い。

〈あら
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美しい湖の底(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

金→木→水→火曜日と時間が逆行していく。小さな村で起こった銀行強盗を追う堅物そうな保安官。その事件には自分の兄も関わっているらしいということが冒頭で分かる。実際はこの保安官が仕組んだ犯罪だったというオ>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

寡黙な仕立て屋が、実は昔、やり手のマフィアだったというオチ。ほぼ仕立て屋の建物内で話が進む。マフィアにロンドンで妻子を殺されてから、マフィアを憎み、シカゴに移り住んだのに、またマフィアに絡まれる主人公>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.2

誰もが知るストーリーを真っ当に実写化。継母と連れ子の憎々しさが素晴らしくシンデレラに感情移入してしまう。どうして実の父はあの継母に惚れたのかと不思議になるレベル(笑)。不遇な女性が成功者に見染められて>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

ストーリーとか細かい設定とか、どうでも良い。紅の英語の歌詞を真面目に考えたことなかったが、その歌詞がストーリーにフィットしていて、紅が最高の曲に聞こえる。綾野剛のシニカルでコミカルなヤクザ者の演技は唯>>続きを読む

デッドマン・ダウン(2013年製作の映画)

3.2

過去に妻子を殺された殺し屋の男と事故で顔に傷を負った女。お互いの復讐を果たすべく動く内に、心の交流が生まれる。既視感のある内容だが、銃撃戦も派手でそこそこ楽しめた。

〈あらすじ〉
裏社会で幅を利かせ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

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劇場版第26弾。
データセンターを海の中に作るか?世界の犯罪監視システムのような超機密組織に小学生を入場させるか?とか真面目に考えるといろいろ突っ込みポイントはあれど、黒の組織との対決メインのストーリ
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アイム・ユア・ウーマン(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

夫のことを何も知らずに生きてきた主婦ジーン。突然、夫が赤ちゃんを連れ帰り、そのまま行方不明になる。夫の手下だったと言う黒人とひたすら逃げ、夫を探す様子を主人公目線で追いかけていく。途中、途中で面白いシ>>続きを読む

たちあがる女(2018年製作の映画)

3.0

環境活動家というテロ女。環境問題は大事だが、だから何をやっても構わないというスタンスは共感できないし、ヨーロッパのこういう独善的な価値観は自分には肌に合わない。この感覚が理解できるかで好き嫌いが分かれ>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.8

カーアクションに次ぐカーアクション。CGに頼らず、ドローンを使った撮影で車をバンバン壊す。破壊王マイケルベイ監督の面目躍如といったところ。ストーリーは銀行強盗して逃げるだけなのだが、本当は善人なのに兄>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自殺に失敗ばかりする男が突然4人の幽霊が見えるようになる。4人のよく分からない願いを叶えてあげようと動く男。ドタバタコメディかと思いきや、4人の願いを叶えると看護婦と仲良くなり、実はその4人は自分が幼>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

幸せの絶頂だったはずの金持ちの新婦が、地獄に叩き落とされる86分。貧しい市民が暴徒化し、金持ちの家や人を襲う。助けてくれるのかと思ったら軍人も誘拐に加担し、身代金が支払われたら殺す。娘を救い出したい金>>続きを読む

沈黙、愛(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大金持ちの男にはグレた娘と愛人が。娘と愛人は犬猿の仲。酔った娘が愛人を車で轢き殺してしまう。娘を救いたい男は娘の罪を被って自分が犯人になる。そこまでは良いけど、金にモノを言わせて監視カメラはハッキング>>続きを読む

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

留守番バイトで来てた家に不審者が…でも、それは留守番バイトの女の子の気を引こうとした主人公の芝居だった。気持ち悪いマセガキの恋愛もの?と思ったら、その主人公のマセガキがサイコパスで、ヘラヘラしながらド>>続きを読む

マスカレード(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ケイシー=ローズというどんでん返し。11才の強盗に撃たれたケイシーが実は死んでおらず、大人のローズになって強盗に復讐する話。ケイシーが過去、ローズが現在という2つの時間軸で話が展開されていることに全く>>続きを読む

ライジング・ドラゴン(2012年製作の映画)

3.2

家族で楽しめるジャッキーアクション。初っ端からタイヤの付いたスーツで滑り降りる。海も空も頑張る。ジャッキーも体を張ったアクションはこれで引退と発言し、ラストには奥さんもカメオ出演。マンネリと言われつつ>>続きを読む

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