ともぞう

ハロー!?ゴーストのともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

自殺に失敗ばかりする男が突然4人の幽霊が見えるようになる。4人のよく分からない願いを叶えてあげようと動く男。ドタバタコメディかと思いきや、4人の願いを叶えると看護婦と仲良くなり、実はその4人は自分が幼い時に事故で亡くなった家族だったというオチ。ベタだけど、脚本がよくできていて最後はジーンと来た。良作。

〈あらすじ〉
生きる希望を失ったサンマン(チャ・テヒョン)は何度も自殺を図るが、なぜかいつもうまくいかない。ある日、川への投身自殺が失敗に終わり、病院のベッドで目覚めたサンマンはゴーストが見えるようになっていた。目の前に現れたのは、ヘビースモーカーの太ったおじさん(コ・チャンソク)、泣き続ける女(チャン・ヨンナム)、看護婦のお尻をみてニヤニヤ顔のエロじじぃ(イ・ムンス)、ベッドで飛び跳ねるうるさい子供(チョン・ボグン)、といった一風変わった4人のゴーストたち。無事に退院できたもののゴーストたちにとり憑かれ、死ぬに死ねないサンマンは霊媒師のところに行く。すると、彼らを成仏させるためには、それぞれがこの世でやり残した願い事を叶えてあげなくてはいけないという。最初は信じなかったサンマンだったが、仕方なくゴーストたちの望みを聞いていくことに。1人目、エロじじぃゴーストの願いは、カメラを取り戻すこと。2人目、食いしん坊ゴーストの願いは、アニメ映画を見ること。3人目のヘビースモーカーゴーストの願いは、愛車を取り返してドライブすること。そして、最後の泣き女ゴーストの願いは、好きな人たちに食事を作ってあげること。まず、エロじじぃゴーストの願いを叶えるべく病院を訪れたサンマンは、美しい看護婦ヨンス(カン・イェウォン)に出会い、一目惚れ。偶然か必然か、ゴーストたちの願いごとを叶えていくうちに、ヨンスとの距離が近づいていく。そんな中、ホスピス病棟に入院していたヨンスの父親が亡くなる。ヨンスの父親ゴーストは天国へ旅立つ直前にサンマンの前に現れ、最後の言葉を託していった。その言葉をヨンスに伝えようと、サンマンはゴーストが見えることを打ち明けるが、看護婦として多くの人の死に立ち会ってきたヨンスには受け入れることができず、突き放されてしまう。傷ついたサンマンはゴーストたちの存在に苛立ち、「願いごとを叶えてやったのだから、早く出て行け」と強く言い放つ。翌日、意を決したサンマンはヨンスのもとを訪れ、想いを告白する。やがて、ヨンスとのふとした会話から、失われていた記憶に隠された思いもよらない幸せな真実にサンマンは気付くのだった…。
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