ともぞう

流浪の月のともぞうのネタバレレビュー・内容・結末

流浪の月(2022年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

母親から捨てられた少女は叔母の家で虐待にあい家出。それを自分の家に匿う男。自分を救ってくれた男は幼女誘拐犯として逮捕される。15年後に再会。2人は気持ちを寄せ合うが世間は2人を好奇の目で見る。2人は世間を諦めながら逃げるように生きていくことを決意し、最後に流浪の月のタイトルが出る。暗く重苦しい2時間半。でも、ロリコンではなくただの引き篭もりだと思ってたが、実はマイクロペニスで女性との行為が難しい身体であること、実は幼い更紗にも欲情していたことが示唆される。幼女誘拐、ロリコン、不幸な家族関係、DV、性的障害、本当の愛とは?と盛り沢山なテーマをガッツリ盛り込んだ重い作品だった。

〈あらすじ〉
雨の夕方の公園で、10歳の少女・家内更紗(白鳥玉季)がびしょ濡れになっているのを目にした19歳の大学生・佐伯文(松坂桃李)。更紗に傘を差し出した文は、引き取られている伯母の家に帰りたくないという彼女の気持ちを知り、自分の部屋に入れる。そのまま更紗は文のもとで2か月を過ごし、そのことで文は誘拐犯として逮捕されてしまう。秘密を誰にも打ち明けられず、被害女児と加害者という烙印を押された更紗と文は、15年後に思わぬ再会を果たすが、更紗(広瀬すず)には中瀬亮(横浜流星)、文には谷あゆみ(多部未華子)という現在の恋人がいた。
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