ともぞうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ある男(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

谷口大祐と思っていた夫は谷口大祐ではなかった。一体私の夫は誰なのか?松本清張の「ゼロの焦点」を思い起こすストーリー。実力派俳優たちに加え、柄本明の怪演もあり、前半はけっこう楽しめたが、後半は失速したか>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

ある男女が出会ってから付き合い、ラブラブになり、すれ違いから別れ、別々の人生を歩んでいく様を、時系列を現在から過去に向けて進めていく。今が不幸という訳じゃないけど、これが幸せなんだろうか?あの時、何か>>続きを読む

雪山の絆(2023年製作の映画)

3.5

今から約50年前の実話。飛行機が雪山に墜落。45名の乗員乗客の内、17名が亡くなる。残った者も厳しい飢えと寒さで亡くなり、72日後に救助された者は16名だった。あの極限状況で仲間を食べざるを得なくても>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.4

初っ端、太ったおばさんが全裸で踊るシーンに度肝を抜かれる(笑)。お金が全ての母親を嫌い、繊細な小説家志望の男と結婚するが、やはり貧しい生活に耐えられず、男の子供を中絶して別れる。金持ちの男と再婚し、自>>続きを読む

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.0

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特捜部Qシリーズ劇場版第4弾。
性器が切り取られ、テーブルに向かい合ったミイラの遺体が発見。犯人は昔、遺体の者たちに不妊手術をされた女性。悪役が優性思想を持つ、医師などの狂った集団。警察の中にも仲間が
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

生後すぐに子供を亡くした母親が、他人の子供を誘拐して、病気にして育てる。母親が娘に与えていた薬は動物の筋弛緩剤で、飲めば下半身が麻痺して車椅子生活を余儀なくされるもの。狂った女の狂気が怖い。最後は入院>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃、家族に捨てられ、たった1人で生き抜いてきた湿地の少女。初恋の彼には数年間も放ったらかしにされ、2番目の彼には二股を掛けられた上に別の女と結婚されてしまう。その2番目の彼が櫓から落下死。犯人が彼>>続きを読む

リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.7

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little thingsは「些細なこと、取るに足りないこと」
デンゼルワシントンは過去に誤って人を射殺し、その事実を隠蔽した。後任のレミマレックもデンゼルと同様に優秀で仕事熱心な男だが、容疑者の男を
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冷たい嘘(2018年製作の映画)

3.5

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ミスト的な気分になるどんでん返し。娘が友人を橋から落として殺してしまったと言う。両親は娘を助けるため何とか隠蔽しようとするが…というストーリー。結局は娘と友人が口裏を合わせた狂言だったのだが、両親は友>>続きを読む

アンテベラム(2020年製作の映画)

3.4

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アンテベラムは「アメリカの南北戦争以前」という意味らしい。
南北戦争の頃と現在とが交互に映し出される。これが、どう繋がっていくんだろうと見ていたら、急にスマホが出てきて「?」となる。実はKKKみたいな
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ダイ・ハード/ラスト・デイ(2012年製作の映画)

3.6

アクション映画としては普通に面白い。序盤のカーアクションは車を気持ち良いくらいぶっ壊しまくって爽快。ただ、ダイハードとしてはブルースウィルスが泥臭い熱血漢ではなく、ただ堂々と(棒立ちで)銃をぶっ放しま>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.8

妻や子には冴えないセールスマンと思われているが、本当は凄腕のスパイというよくある設定。スパイ組織の武器をフル活用して、妻の浮気相手を懲らしめに行くなどコメディ要素も強いが、アクションは相当お金が掛かっ>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.4

final destinationは「最後の行き先」。つまりは「死」ということ。飛行機事故を偶然に免れた7人だが、死神は許してくれず、1人ずつ命を落としていく。殺す順番のルールにこだわったり、殺すとな>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

3.8

言わずと知れたミュージカルの古典的名作。ドレミの歌やエーデルワイスなど小学校の音楽の授業で習った曲が懐かしく、アルプスの風景は美しく、マリア先生と子供達との触れ合いも微笑ましい。前半はマリアと大佐の恋>>続きを読む

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

3.4

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元AV男優のクズ男が主人公。金がなくなって、かなり長い間別居していた妻の実家に転がり込み、大麻を売り捌いてお金を作り、17才の少女をナンパして付き合い、その子をAVデビューさせ、一儲けしようとする。最>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

3.6

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猿の惑星リブート版3部作の第3弾。
ついに人間と猿の戦争が始まり、多くの仲間の猿が死に、自分の妻と息子も殺されてしまったシーザー。人間の大佐に復讐するために動く。リーダーの孤独、自分の行動が結局は非難
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猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.7

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猿の惑星リブート版3部作の第2弾。
アクションというよりもヒューマンもの。人間と猿の双方に大局的に考え、戦争を避けようとするリーダーがいるにも関わらず、猜疑心が強く好戦的な者に引っ張られ、戦争が始まっ
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猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.4

猿の惑星リブート版3部作の第1弾。
CG満載になり、ビルを登る猿はスパイダーマンのように見えた。アルツハイマー治療薬を投与された猿が劇的に知能が向上し、人間への憎悪から猿のリーダーとなって人間を襲う。
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PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年製作の映画)

3.0

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ティムバートン版の猿の惑星。
1968年のオリジナル版を監督曰くリメイクではなくリ・イマジネーション(再創造)したものらしい。途中は猿と人間のワイヤーアクションが続き、最後はタイムワープして地球に戻っ
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猿の惑星・征服(1972年製作の映画)

3.0

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猿の惑星シリーズ第4弾。
映画制作時から20年後の1991年が舞台。8年前の1983年に謎のウイルスで犬と猫は死滅したのに、人間と猿は免疫があったため無事。それで猿がペットになり、頭が良いので奴隷に。
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続・猿の惑星(1970年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

猿の惑星シリーズ第2弾。
猿の惑星からミュータントの惑星へ。猿の惑星には土人に退化した人類だけでなく放射能にやられて超能力を持ち、コバルト爆弾を崇め奉るミュータントととなった人類もいた。最後はコバルト
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.2

1980年代後半に大学生だった自分には当時の世の中の空気感だったり、田舎から進学してきた天然で変わり者の同級生などあの頃を思い出して、何とも言えない気持ちになる。いろんな人と関わり、そして彼は亡くなっ>>続きを読む

おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

2.8

夫に先立たれた75才のお婆さん。過去の思い出が妄想三人衆と共に現れる。自分の感受性が低いのだと思うが、結局この映画は何を見せたかったんだろうという所がイマイチ汲み取れなかった。孫が可愛いということで終>>続きを読む

劇場版 ソードアート・オンライン オーディナル・スケール(2017年製作の映画)

3.0

原作もテレビも見ずに視聴。一応、自分が理解したストーリーは、SAO事件で娘の悠那を亡くした重村教授は、ナーヴギアの一部機能からAR型端末のオーグマーを開発。専用ゲームのオーディナル・スケール内にSAO>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.2

ジョン・ウィックシリーズ第4弾。
序盤に「これ、どこの国?」と思う大阪が登場。大阪出身者としては笑ってしまう。それは、まあ映画だからで流せるが、キアヌがヨボヨボでどう見ても凄腕の暗殺者に見えない。なぜ
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桜色の風が咲く(2022年製作の映画)

3.5

盲聾者でありながら東大教授になった福島智氏の実話。9才で視力、18才で聴力を失う。その絶望を思うと胸が苦しくなる。映画は主人公が大学進学するところまでを追う。個人的には、御涙頂戴ではなく不屈の精神で立>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

3.1

戦時中、日本も原爆を作ろうと奮闘していた科学者達がいたという話。結局は開発が間に合わず、被爆国になってしまうという皮肉。難しいテーマを柳楽優弥、三浦春馬、田中裕子、國村隼など俳優陣の熱演は素晴らしかっ>>続きを読む

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

シベリアに抑留されたある兵士が、絶望的な状況の中、周囲の人々を励ましつつ妻や子供達に会える帰国の日を夢見る。結局は帰国は叶わず、シベリアで喉頭癌で亡くなる。戦争が終わったにも関わらず、10年以上も極寒>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原田監督のアウトローを撮らせた時の空気感が好き。韓国もののように警察がポンコツでなく、なかなかに優秀な所を見せてくれるのも良い。いつものように、早口でセリフがよく聞き取れない所はNetflixで字幕を>>続きを読む

体操しようよ(2018年製作の映画)

3.0

ラジオ体操を軸に定年退職後の父とプータローと付き合う娘と訳あり女性の物語。驚くほど予定調和。最後はみんなで仲良くラジオ体操しておしまい。

〈あらすじ〉
定年退職を迎え、悠々自適な毎日を送ろうとしてい
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ版から16年経っての劇場版。それは良いとして、白血病になって、1日でも早く治療を受けないといけないのは医者なら分かるはずなのに、いつまでもグズグズ島に残る。結婚もして子供ももうすぐ生まれるのにバ>>続きを読む

フェイス/オフ(1997年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

善玉刑事と極悪犯罪者の顔を取り替える…いや、いや、どう考えてもそんなん無理でしょ!という設定さえ飲み込めたら、すごく面白い作品。何と言っても一番脂の乗ってた頃のニコラスケイジと復活したジョントラボルタ>>続きを読む

ザ・ロック(1996年製作の映画)

4.0

渋いショーンコネリー、誇り高き軍人エドハリス、ちょっとドジなニコラスケイジの競演。アクションはド派手だが、単純な勧善懲悪ではなくテロリストのエドハリスにも正義があり、戦う内に芽生える友情。テンポが良く>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

テレビドラマは知らずに視聴。それなりに楽しめたが、少し漏れたら大きな船の乗務員が皆死んでしまう程の猛毒を工場の勝手な判断で垂れ流したり、それを地元の医者までも隠蔽しようとするとか冷静に考えたら無茶苦茶>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

人食いザメの恐怖を描く『海底47m』シリーズの第2弾。1作目を観てないが、テレビでこれをやってたので視聴。女子高生4人が海底迷路のような所でサメに襲われる。ありがちだが男はさっさとサメに食われ、最後に>>続きを読む

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

3.2

自分は幼稚園の時からアントニオ猪木のプロレスを見て育った生粋のファン。小学生の時、プロレス好きな男子は新日派(猪木)と全日派(馬場)に分かれ、どっちが強いかをよく語り合っていたことを思い出す。大人にな>>続きを読む