filmooさんの映画レビュー・感想・評価

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

濱竜2本目。
上から下へと流れた結果どうなるか。
序盤、タクミやロン毛のうどん屋の話し方が棒読みな感じで演技が下手だと思ってしまったが意図的な演出なのかもしれない。『ドライブマイカー』にも似たような雰
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凱里ブルース(2015年製作の映画)

2.5

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ビーガン1本目。
最近全く映画を観る気分ではないけどザシネマメンバーズでの視聴期限が近いので観たがアマプラにもあったので急ぐ必要は無かった。
物語自体はどこかで観たことあるような話なのだけど、分かりづ
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

2.5

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ノーラン10本目。
登場人物や原爆に関する予習は一切せずに観た。
オッペンハイマーの物語は良かったが、映画の予告を観ているような気分になる前半のダイジェスト的なシーンと引き換えに描かれたRDJ演じるス
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

4.0

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PTA2本目。
大学生の頃に観た『ゼアウィルビーブラッド』がよく分からず、PTA作品はずっと敬遠していた。
ハードルが低かったからかとても良かった。オープニングのカークラッシュで心奪われてから最後まで
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.0

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全体的に分かり易過ぎて余計なことを考えてしまう余裕があるのでそこまで気持ち良く観られなかったけど終盤2回の恋人同士のシーンではやはり大切な人のことを想って泣けてしまった。
去年なんとなく観たTBSのド
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.5

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追う者が追われる側になる『ターミネーター2』のようなワクワク感があった。
終盤のプールのシーンが朝日と殺虫剤で幻想的な空間を作り出していて気持ち良かった。
グロテスクな描写に子供を使う映画はあまり観た
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

2.5

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設定は面白かったけど、追う側と追われる側どちらにも感情移入できず『トムとジェリー』を観ているような感覚だった。
ロッキーとアレックスがもう少し可哀想だと感じる境遇であれば終始追われる側に肩入れして気持
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

3.0

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トリュフォー11本目。
『柔らかい肌』からおよそ20年。その間の作品はアントワーヌドワネルのシリーズと『アメリカの夜』しか観たことないのだけど、今作は『柔らかい肌』から更にヒッチコック色が強くなってい
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柔らかい肌(1963年製作の映画)

3.5

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トリュフォー10本目。
『突然炎のごとく』のジャンヌモローとは対照的に今作ではピエールに感情移入してしまうほどフランソワーズドルレアックの美しさに見惚れてしまった。ピエールが足/脚フェチであることを示
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突然炎のごとく(1961年製作の映画)

2.5

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トリュフォー9本目。
1962年の作品だが時代設定は第一次世界大戦前後で50年ほど遡っているので、トリュフォーなりに古い映画のオマージュをしているように感じた。
ジャンヌモローは綺麗だったが役のせいか
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ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

2.5

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トリュフォー多分3本目。15年ぶり2度目。
物語と演技はイマイチ、映像と音楽が良かった。
内容はほとんど憶えていなかった。話自体は難しいわけではないけど、当時の自分に理解できていたとは思えない。
今回
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

2.5

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トリュフォー2本目。15年ぶりくらい2度目。
ジャンピエールレオを見たのは今作が初めてだったけど、その後にアントワーヌドワネルシリーズや他の作品をいくつか観たので、改めて見る若きジャンピエールレオは成
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ラストサマー2(1998年製作の映画)

1.5

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つまらない続編の典型だと思う。
ジャックブラックのキャラクター以外面白い所が無かった。
前作の流れを汲むのであればウィルはミスリードのための存在として事実無根でベンの息子が終盤新たに登場するような展開
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ラストサマー(1997年製作の映画)

2.5

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車で轢いた相手はデヴィッドイーガンではなさそうだとは思ったが、容疑者リストはミスリードのためだけに使い、真犯人はリストの外側から持ってきてしまう潔さを斬新に感じた。
ジャンプスケアは何度かあるけどスラ
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オールド(2021年製作の映画)

2.0

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シャマラン4本目。
肉体の変化に関する描写が多めで精神面の描写は恣意的に感じた。
誰しもに訪れる老化が急に自分を襲ったらどうするのか、みたいな部分をもっと掘り下げたほうが面白かったと思う。クローズドサ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

2.5

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マイアミの人にとっては近いようでとても遠い国のキューバをモチーフにして親友への恋心と重ねて描いた脚本がとても良かった。
ストーリー自体はあまり好きではなかった。
演技が良かった。
映像の雰囲気もあまり
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

2.5

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アマプラ配信終了リストからアカデミー作品賞か〜と思って滑り込み鑑賞。
面白かったけど音と音楽の使い方と編集があまり好きではなかった。映像とたまに出てくる長回しは良かった。ハンスジマーの音楽はYouTu
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

2.0

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マーベル74本目。
SSU4本目。
『バットマンビギンズ』のような肩透かし感があった。
「マーベル初の本格ミステリーサスペンス」と銘打たれていたけどミステリーでもサスペンスでもなかった。
今作で一番良
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

リドリースコット7本目。
面白かった。テルマの夫絡みのシーンは大体笑えた。
アメリカンニューシネマの洗礼を受けたのは高校生の時に観た『イージーライダー』でラストシーンの衝撃は忘れられないが、それ以降に
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かくも長き不在(1960年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ラストの車に轢かれたかも⁈みたいなシーンをとても陳腐に感じてしまったが、生きているだけマシだとテレーズや観客の心を落ち着けるために必要な演出だったのだろうか。
ハッピーエンドで終わらないのは戦争の残し
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アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アニエスヴァルダ5本目。
今作の不思議なタイトルはジェーンバーキンを撮った作品のオマージュのようだ。
これまでに観た4作品とそこから導いたヴァルダ作品の特徴についての答え合わせをしているようで気持ち良
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

アニエスヴァルダ4本目。
前半30分は良かった。これまでに観た3作品にも存分に表れていたヴァルダの興味の対象が、物語と同居しない形でストレートに映し出されていることに感動した。
後半、手品師の出てくる
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

2.5

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アニエスヴァルダ3本目。
全編を通して心地良い映像で前2作の長編より分かりやすかった。
少しボリュームが大きすぎるようなモーツァルトに嫌な予感がした通りテレーズの幸せは崩れたが、フランソワの幸せが続く
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

アニエスヴァルダ2本目。
悪くはなかったけど映画としての気持ち良さを感じたのは僅かだった。ミシェルルグランのシーンとラストくらい。
クレオ視点のカフェのシーンや許可も取らずにゲリラ的に撮影したのではと
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ホワイトリリー(2016年製作の映画)

2.0

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中田秀夫2本目。
ネトフリの配信終了リストから、ちょうど最近こういうドロドロした感じのものが欲しい気分だったので観てみた。
「日活ロマンポルノリブートプロジェクト」と銘打たれた、行定勲や園子温などの有
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ピラニア(1978年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

幼児か児童の頃に仲の良かった友人の1人がピラニアを引き合いに出すことが多かったのだけど、きっと今作を観ていたのだろうなと思った。
この手のパニック映画は結構好きだし観たら面白いのに大きくなってからは中
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

アニエスヴァルダ1本目。
ベッドに横たわるシーンの妻の話が良かった。
「2人の愛に 若さは消えた
胸のときめきも 発見も 心の動揺も 情熱も 名残惜しいわ
でも知識に基づく大人の愛は——
実質的で安定
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ミナリ(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴンユアンに惹かれて観た。
夫婦の描写が不十分で終盤泣きながら思いを訴える妻に共感できなかった。火事のシーンからラストシーンへの飛躍を考えると、最初から行間をしっかり考えながら観るべき映画だっ
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

加藤浩次のラジオで面白いと話題になっていたので観た。
中盤、夫婦と親子で合流した後、わざわざリスクを冒して車両を移動する理由がよく分からなかった。
運転士が感染して暴走した列車を止めるために奮闘する、
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ナイト&デイ(2010年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

多分製作者の意図通りだろうけど、冒頭はトムクルーズが主人公だと思って観ていた。ゼファーというマクガフィンらしき存在や機内での唐突なコミカルアクションに駄作臭を嗅ぎ取り不時着のシーンではもううんざりして>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ケリーライカート2本目。
相手に対するネガティブな感情を跳ね除けるマークと、自分にできる方法で相手に楽しさや気持ち良さを与えようとするカートは対照的ながらも絶えず互いへの優しさを感じさせ、美しい友情が
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ロサンゼルス女子刑務所(2014年製作の映画)

1.5

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刑務所というより少年院で、予想よりも性的なシーンが多かった。
音楽の趣味が悪かった。
院長がデヴィッドバーンに似ていた。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.0

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ジョナサンデミ2本目。
最高だった。
初めて映画館でビールを飲んだ。トムトムクラブのタイミングでトイレに立たせてもらったがティナウェイマスは可愛かった。
オープニングクレジットが最近観た『哀れなるもの
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シックス・センス(1999年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

シャマラン多分3本目。
『アンブレイカブル』と『サイン』は観たことあるけど最も有名な出世作であろう今作は初めて。
どんな状況だったかは忘れたけど5年以上前に不意打ちのネタバレ食らってそのうち忘れるのを
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

テーマは全く好きではないけど面白かった。
観終わってから3時間くらい1人であれこれ考えてしまった。
観客の立場でキャシーを許せるのか、キャシーの立場でライアンを許すべきかについては意見が割れそうだけど
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スパイダーマン10本目。
ムンバッタンでインド人スパイダーマンが出てきたあたりで「前作とは逆にマイルズが色んなスパイダーマンのいる世界を渡り歩く感じか〜。『FFH』のときも思ったけどニューヨークで活躍
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