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5時から7時までのクレオのfilmooのネタバレレビュー・内容・結末

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

アニエスヴァルダ2本目。
悪くはなかったけど映画としての気持ち良さを感じたのは僅かだった。ミシェルルグランのシーンとラストくらい。
クレオ視点のカフェのシーンや許可も取らずにゲリラ的に撮影したのではと思われる映像が出てくるあたりでヴァルダの他者への関心の強さを感じた。そこを作品のテーマと上手く結び付けたのは『ラポワントクールト』より映画として前進していた。おそらく次に観る『幸福』でさらなる躍進を期待したい。
ウィキペディアの「女性とはどのように感知されているものなのか」という文を読んで、ヌードモデルや劇中映画の役割が分かった。
ミシェルルグランは音楽だけでなく人としての雰囲気も魅力的なのだと感じた。
コリーヌマルシャンが歌う以外でも作中何度か流れるミシェルルグラン"Sans Toi"が良かった。レディオヘッドに似たような曲がありそう。
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