し帆さんの映画レビュー・感想・評価

し帆

し帆

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.3

とにかく映像が素晴らしかった、
ずっと行ってみたいと想像していた、穏やかな台南の風景と、正直いままで知らなかった日本ならではの雪景色に、しまったなと思った、行ったことのない場所なのに、軽率に思い出を探
>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

4.2

ごはんを食べるという幸福は、人間いや動物が感じる、最上のしあわせ行動なんだと思う

いろんな分野の人々( おじさん ) が、この機会がなければ絶対に会うことがなかったであろう人たちが、寮のような一つ
>>続きを読む

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.8

あ〜旅したい、、と月並みなことを言ってしまう


暮らすように旅したい、が希望でありながら
観光も捨てがたい年頃でもあるので、
( 27歳が何を言っている )
なかなかこの作品みたいな旅はできない
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

4.0

浅はかな言葉が出てしまいそうでこわいな、
マジョリティにはいるんだけど、
自分にしか分からない、人には伝わらない
伝えたら何か引かれてしまうかも、というものやことってあって、
彼らよりうまく世界に馴染
>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.3

奇しくも自分の誕生日にこの作品を見ることができたこと、
ちゃんと意味のあるものにしたいと思った、
作品の中には昨今の様々な問題やタイムリーな出来事が、
丁寧かつリアルに描かれている、
虐待、親の離婚、
>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.8

ただただ泣いてしまうかと思ったら、沢山の勇気をもらった作品だった
主人公のオギーの視点だけでなく、取り巻く子どもたちの角度からも
このストーリーを見ることができて、だいぶ没入していたと思
>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

3.9

わたし、抱きしめられたかったんだ、ってこの映画を見て思った
人は、無理をしたり、がんばりすぎたり
ツンツンして時々悪い人になったり、
それらに後悔したりする
うまくいかないことが多いのに、
誰も見てい
>>続きを読む

愛の渦(2013年製作の映画)

3.7

ついに、観てしまった感じです、、R18、、
ついに、というのは、変な意味はなく、
この映画をただ、そういうエロいだけの映画だと
思ってしまうことはだいぶ、勿体無いと考えていたから
観るに踏み切れなかっ
>>続きを読む

さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.6

これ、予告を見ただけでは、染谷くんのカップルが主体の話っぽいけど
全然そんなことはなかった、そこ界隈で繰り広げられる
痛く、それでも戦い生きる女の子たちが映ってた
特に印象にあるのは、韓国から出稼ぎに
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

こういうテーマが描かれるのは、世の常のようになっている
パラサイト、不気味でしたね、、
半地下に住む家族たちが、金持ち家族の側で仕事をして
寄生していくお話。
計画はあるようでなかった、どうしたいとか
>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.9

あきらちゃんがこんなに真っ直ぐなのは
小さい頃から前だけを見て走っていたからなのかな
おどおどした店長と、見かけによらずガツガツいく晶ちゃん
ちょっとしたきっかけ、ほんの少しのやり取りで
なんかこの人
>>続きを読む

舟を編む(2013年製作の映画)

4.0

辞書、小学生の頃はよく使っていたけれど
大人になって、もっぱら使わなくなってしまった、
それは時代のせいもあるとは思うけれど、
たぶん、自分が興味がなくなったんだと思う、
なんとなく文字を仕事にする人
>>続きを読む

食べる女(2018年製作の映画)

3.6

人は皆、何かしらの悩みを持ちながら生きている
人に相談しても、なんとなくうまく伝えられなかったり
モヤモヤした気持ちを何かしら抱えて、
でも、そのいろんなことにすぐに決着がつかなくても
この映像の中に
>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.8

壊れた家族は、つながれますか?

家族や血のつながり、何かと関わらなければいけない人々、
でも辛い、信じるのが辛い、でもそれが自分の唯一の関係、
この作品の中に出てくる人たちは、みんなこんなループで
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.0

ホアキンフェニックスが演じるアーサーが
本当に圧巻すぎて、
アーサーは本当に苦しい環境で生き続け、働き続け
なのに、仕事は奪われ、精神は安定せず、
自分の持病で人からは嫌われ
あるときは馬鹿にされ、そ
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.5

天気の子、私は見て直ぐの感想としては
賛否の 否 の思いの方が強かったです、
言わずもがな綺麗な色味と作画、映像のクオリティは
最高潮ともいえるくらい、だと思います
私が引っかかったのは、15歳とか1
>>続きを読む

猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.8

猫の恩返しは音楽がだいすき、
猫に追っかけられるときも、猫の事務所に行くときも、誘拐されるときも
あの王邸でのワルツも無事に帰れたときの音楽も、
それにムタさんに猫の事務所を案内してもらうところも、小
>>続きを読む

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0

いろんなジブリ作品を見返していた中でも、ストーリーの作り込みが秀逸だなと感じました、
ファンタジーっぽくもあり、少しとっつきにくい題材 ( 追われるという構図は最後まで続く )でありながらも
この作品
>>続きを読む

となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.8

な〜んか久しぶりに観ると泣けちゃって、
お母さんのお見舞いに行くのも、電報が来るのも、もちろんメイが迷子になるのも
自分の中の偽善心を押し殺しながらも、ほろほろと泣きました、
久しぶりに観ると忘れてる
>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

一時期、キキと自分を重ねて、キキが嫉妬深くまわりにツンケンしちゃう感じを、
自分を見ているようで、恥ずかしかったときもあったな、( どうでもいい )

音楽とともにあるアニメだよな〜と、とくに冒頭
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

わたしはレディ・バード
そう自分を名乗る彼女は、わたしに似ている部分があった
一つは地元が好きではなかったこと
田舎っぽかったり、地名を言っても伝わらない 
そんな彼女はついには偽ったりしちゃってたけ
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.4

最初は、怪物というタイトルから、
例にならったように怪物探しをしてしまって、( 癖になってる部分もあるよね、明らかな黒幕を探す感じ )
最初の安藤サクラさんの視点からだとまんまと、瑛太さんをすごい悪者
>>続きを読む

>|