この映画が国策映画だというのに驚く。
完全にこれは反戦映画ではなかろうか。
元々木下監督は戦争反対派だから、こういうラストになったのだろう。
天井桟敷の人々のようなシーン。
いつの時代も母親は子ど…
もうラストだけでこの点数をつけます。それほど印象的なクライマックス。この作品が当時の陸軍省の依頼によりプロパガンダ映画として1944年という、第二次大戦の真っ只中、日本が敗戦する1年前に作られたとい…
>>続きを読む第二次長州征伐で長州から襲撃された小倉の老舗質屋主人笠智衆は、尊攘派で奇兵隊監軍山縣有朋とも親交があり、息子横山準は奇兵隊贔屓。小倉藩士原保美は、「大日本史」を託して、白村江敗戦を機に防人を常駐して…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「本は人の魂じゃけ!」と、国語教科書をちょっと踏んでしまった息子を叱り倒す田中絹代が熱い。
息子の出征の行進を見送る田中絹代を捉えた横移動のショットと、最後の正面を見据えて涙する姿は、成瀬巳喜男『乱…
弱い男性ほど威勢を張る。
愛国教育を受けてきた男性たちは、戦後をどう考え、死ぬまで過ごしたのだろう。。。→あとで丸山眞男の本を読む
出兵する兵士たちの顔が全員悲しい。
1944年の陸軍が後援の作品…
明治から日本がしてきたことが正当化されてて、いかにもプロパガンダって感じがした。その中にある、子どもが徴兵されて孤独に生きていかねばならない母の姿を見ていて切なくなった。ラストの国民が旗を振っている…
>>続きを読む親子3代60年にわたる、幕末から日清・日朗戦争と移り変わる日本の軍国主義を物語っている。
田中絹代さんが演じる母の、ラストの母視点になる姿がとても切なく涙が溢れる。
どうか無事に生きて帰ってこれ…
松竹株式会社