出会う人々の顔、村々の表情。そこから無限の人間と世界の多様性が拡がる。もはやヴァルダの映画に虚構の物語は必要ない。カメラを向けた先に、人間と世界の過去と現在と未来が重なり合って映し出される。
また…
後期になるにつれ(特に『落ち穂拾い』以降)、アニエス・ヴァルダの興味関心は、物語映画の制作と言うよりも、(大衆の解体による)個人性の発見へと向かっていた。彼女のドキュメンタリー作品の面白いところは、…
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穏やかな時間だった。
出会う人たちをただ被写体にするのではなく、きちんとその人そのものに関心を持って、歴史として残す姿勢に心を打たれる。
ここで生きていたんだと。
こういう作業って、タフじゃない…
© Agnès Varda - JR - Ciné-Tamaris - Social Animals 2016.