LCさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.9

面白かった。

主人公家族が一貫して「変人一家」と言われるし、本人たちもそう言うんだけれど、クレジット画面で様々な家族写真を見ると、主人公家族がたくさんいるように感じられる。
選ばれた誰かのお話ではな
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.9

面白かった。

冒頭からぐいぐいと引き込んでくる力強さが緩むことなく、あっという間にクレジット画面まで駆け抜ける。

主人公がとても穏やかで、なるべく事を荒立てないように動こうとするので、弾けるように
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ファミリー・スイッチ(2023年製作の映画)

3.5

面白かった。

あ、クリスマスの物語なんだ、と思ったら、最後NG場面集(わしの好物)で流れた「 Feliz Navidad 」で1番はしゃいでしまった。わしにとっては最も親しんだクリスマスソングである
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モンキー・キング(2023年製作の映画)

3.6

面白かった。

The Monkey King と言えば、日本では孫悟空の名前で有名だと思う。
しかし、作中でも幾つか例が出てくるんだけれど、物語の中で描かれる彼の性格や役割といったものに沿って、色々
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ベビーシッターのモンスターハンティング・ガイド(2020年製作の映画)

3.3

かわいかった。

夢を現実にする力を持つ子は Jacob くんで、彼の力を歓迎している者が Grand Guignol さん。
このグランギニョールというのは、かつて名を馳せた劇場の名前だったりする。
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家出レスラー(2024年製作の映画)

3.6

面白かった。

本作の強みは何と言っても、「主人公が今もそこで闘っている」という点。
プロレスラーの実話を描く作品て、最近公開されたアイアンクローでは、もう主人公がプロレスラーとして活動していなかった
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バト・ミツバにはゼッタイ呼ばないから(2023年製作の映画)

3.4

面白かった。

題名にもある「 Bat Mitzvah (バト・ミツバ)」は、ヘブライ語にすると「 בת מצווה 」と記す。この言葉の音をアルファベットにしているんだね。意味は、戒律の娘、といった
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シニアイヤー(2022年製作の映画)

3.8

面白かった。

20年の間昏睡状態だった主人公が、高校生活の中で取り戻したいものの為に奮闘する物語。

20年前と今との違いを描きつつ、変わらぬ大切なものも見せてくれる。
上手だなあと思ったのは、昔も
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マーマデューク(2022年製作の映画)

3.2

面白かった。

Marmaduke (マーマデューク)という名前の犬さんが主役。
この名前は「 Máedóc という人の弟子」という意味で、アイルランドに起源を持つようだ。
Máedóc さんは、アイ
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海中部隊シールチーム(2021年製作の映画)

3.8

楽しかった。

私でも見られそうなサメ映画かなあと思ったら、見られるどころか、クスクス笑いながら時間を過ごせる、魅力ある作品だった。

SEAL Team は、米海軍の特殊部隊を意識した名前だろうかと
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アレックスとチュパ(2023年製作の映画)

3.6

面白かった。

Chupacabra は、英語にすると Goat-sucker みたいな感じ。ヤギ(の血)を吸う者。
「実在しないけれど、それについての怖いお話は子どもの頃にはどこかしらで聞く」存在、
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アンフロステッド: ポップタルトをめぐる物語(2024年製作の映画)

3.2

面白かった。

作中、 Kellanova ( Kellog ) と Post の2つの会社が熾烈な争いを繰り広げる。
ケロッグはコーンフレークやココアクリスピー等を手がけた会社だが、本作ではそのうち
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ミー・タイム(2022年製作の映画)

3.3

面白かった。

ちょっとお下品度が気になる。痛い場面は一瞬。ほんの0.3秒くらい。

専業主夫として日々家事育児をする主人公はそれだけでも間違いなく Super なんだけれど、彼の親友も異なるベクトル
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キラー・ナマケモノ(2023年製作の映画)

3.9

え、面白いやん、好き。

ホラーグロ耐性皆無である私が、怖がるどころか手を叩いて笑いたくなった、脅威の作品。映画館で見たのだけれど、他にもたくさん人がいたからな… 静かに見たけどな… ひとりだったら遠
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ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.4

しんどかった。

アクションが凄い。ただしんどい。でも、身体が傷付く描写がしんどい系ではない。
例えばガラスに突っ込んでパリーンな場面が「大きな見せ場」として満を持して出てくる感じではなく、パリーンパ
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サハラ(2017年製作の映画)

3.5

面白かった。

弱っちい除け者として扱われていたコブラとサソリの仲良しコンビが、他の場所(オアシス)へ行こうとすることで動き出す物語。

主人公たちは Dusties と呼ばれていたけれど、これは「埃
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秘密のまほう管理局(2021年製作の映画)

3.6

面白かった。

一流エージェントであるグレーテル、一流ペテン師であるヘンゼル、更にはお菓子の犬が協力して、ひとつの陰謀を阻止するお話。

グレーテルは確かに凄腕なのだけれど、自認的には「自分の努力のみ
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オオカミとライオン(2021年製作の映画)

4.1

面白かった。

実在する1匹のオオカミと1匹のライオンにまつわる物語。
どの子もとても頑張るけれど、みんな無事です。

緑深い湖のそばにある祖父の家に、孫である主人公が住むことになる。
その家には、祖
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オハナ(2021年製作の映画)

4.0

面白かった。

Finding ʻOhana という題名の通り、オハナとは何かを見つける冒険物語。
Finding には実証とかって意味もあるのだけれど、作中で主人公たちは探し、発見し、その存在の証を
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クリスマスとよばれた男の子(2021年製作の映画)

4.2

面白かった。

十分な食べ物も、医療制度も、安定した生活もない、ないない尽くしの苦しい国が、まずは民に希望を、誰か希望を持って来てくれ、報奨も出すよ、と言う。それがきっかけで始まる旅が、少しずつクリス
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

面白かった。

ある時間軸に移ろうとしたら、座標はズレるし幼い頃の自分に会って質問責めにされるし、勘弁してくれ、こんなことで時間をくってる場合じゃねえんだ!そんなお話。

一応戦闘場面もあるけれど、耐
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ネクスト ロボ(2018年製作の映画)

3.3

面白かった。

ロンのような、日常生活に溶け込むロボットや、ガンなダムやターミなネーターや、兎に角色々なロボットを連想させる作品だった。
人間模様もしっかり描かれている。

主人公と主に交流するロボッ
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レオ(2023年製作の映画)

3.6

面白かった。

学校で飼われているトカゲさんが、死ぬ前に何かを残したいと思い、クラスの人たちと交流を重ねる物語。

ひょんなことから言葉を交わせると知られてしまうのだけれど、主人公は子どもたちの話にゆ
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ジェイコブと海の怪物(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。

亡くなった両親がハンターという職業であった少女が、自分も同じように生きようと孤児院を抜け出し、大海原へ。

ハンターとは、海に生息し人へ害をなす大きな生き物を狩る人を指すようで、長年ハ
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ビーボ(2021年製作の映画)

4.2

楽しかった。

クレジット画面で「 Lin-Manuel Miranda 」の名前を見て、そりゃあ音楽が魅力的なわけだなあと思ったら、Vivo の声もあなただったのかあ。

作品の題名でもあり、主人公
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ヤギを追跡せよ(2021年製作の映画)

3.8

楽しかった。

原題は「 Cabras da Peste 」というのだけれど、これは直訳すると「病気(ペスト)のヤギたち」という少し奇妙な言葉である。
直訳でおかしな意味になる表現といえば… そう、お
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

3.5

面白かった。

耐性なし人間としては前作より見やすかったような気もするけど、痛い場面はしっかり出てくるから気のせいかもしれない。2作目にして慣れてきたのかもしれない。慣れたっていうか… 麻痺かな…
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.4

面白くはあった。

人の頭に銃弾が当たって血が出る、まさにその瞬間とか、そういう類いの場面が苦手な人は一応気を付けた方がいいかもしれない。
事前に察知させない系で、更に短い間隔でポンポンと見せられたり
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赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。(2023年製作の映画)

3.3

面白かった。

赤ずきんがシンデレラの世界で探偵する物語だったのだけれど、軽くポンポンと進む会話や、事件の真相に絡む重さの比重がとても見やすい。

冒頭から魔法使いに笑わせられた。
木々に囲まれた緑深
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オリオンと暗闇(2024年製作の映画)

3.5

面白かった。

不安で満ちていて、怖いものがたくさんある少年のもとに、暗闇さんが訪れる。

子どもの頃って、そういえば暗闇が怖かったっけ、と思い返したりした。
想像力があると、尚更「影に潜むエイリアン
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ウィロビー家の子どもたち(2020年製作の映画)

3.9

面白かった。

親に愛を与えられなかった子どもたちが家から親を追い出すものの、家族の再現に苦心しながら、困難の中で子どもなりに生き抜く物語。

アニメーションがとても好き。特に登場人物たちの髪の質感が
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バック・トゥ・ザ・アウトバック めざせ!母なる大地(2021年製作の映画)

3.6

面白かった。

題名でも使われている「 Outback 」という言葉は、もちろん場所を指しているわけだが、どんな場所かを知っていると、主人公たちの旅を見守る気持ちが強くなったりするかもしれない。そうで
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.0

面白かった。

前作より謎解き自体の存在感が増したように感じる。
そして、前作からひとりで踏ん張ろうとする主人公が、誰かを頼ることは弱さではないと気付く、その為の物語。

兎に角頑なに他者の手を借りよ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.1

面白かった。

邦題では「事件簿」という言葉を使っているものの、印象に残るのは謎解きよりも改正法案をめぐる社会の景色、また、その中で生き抜く人々の姿だった。

母と娘の2人で暮らしていた主人公だが、あ
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屋根裏のアーネスト(2023年製作の映画)

4.3

とても好き。

お化けが出てくるのだけれど、怖い描写も痛い描写もなく、寧ろお化けに心を寄せて見ることにストレスがかからなかった。素敵。

そのお化けは何故そこにいるのか、という謎を追いかけていくことに
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.9

面白かった。

戦闘場面はあるものの、安心して見られる描写ばかり。そして、この安心感を最後まで保ってくれた。素敵。

ある泥棒と、彼を追い詰める人。
これが、協力関係へ変化し、手強い敵に対処していく。
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