このレビューはネタバレを含みます
何かを「拾う」ことに特化した作品で多面的に構成されている。
色々な人の人生が背後にあるのが伺える。
作中の言葉「一つひとつが線となり方向性を示す」はこの作品そのものでもある。
拾う理由は様々。人…
アニエス・ヴァルダのドキュメンタリーが面白いのは、社会問題として問題提起し、結末ありきで取材し素材を繋いでいるのではなく、彼女の感性や主観も交えながら、より自由に様々な人間との出会い、そこから彼女も…
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個人的にドキュメンタリー映画が好きじゃないのは
映画に、非現実や、ファンタジーじゃなくても自分の日常にはない要素を求めていたり、人が作り出したものが好きだからで
今回の作品のような現実の、しかも深刻…
着眼点と見せ方が天才的。
アニエス•ヴァルダの好奇心とか人脈とか感覚的なものだったりとか、それがないとできん映画な気がする。凡人が作っても退屈な映画になる。
落穂拾いの考え方、良い側面も悪い側…
【採集の文化史】
アニエス・ヴァルダ監督のロードムービー調のドキュメンタリー作品。
〈あらすじ〉
ある日、パリの市場で、道路に落ちているものを拾う人たちを目にしたヴァルダ監督は、ミレーの名画『落…
【収穫を終えた畑や果樹園、街のゴミ箱から食物を拾って暮らす人々を撮るアニエス・ヴァルダ】
現代の落穂拾いは、人が生きるための手段
彼らに3秒ルールはない
アニエス・ヴァルダは相変わらずアツいお…
(c) ciné tamaris 2000