仕事はモダンで私生活は時代遅れの"手にキス"野郎。戦後ドイツのまさに自由だ!!がローラによって体現されている。モラリストが長年お世話になった古い秩序から自由社会にゆっくり浸透していく最後の姿は号泣だ…
>>続きを読むファン・ボームは謂わば合わせ鏡的にローラとリンクしている。
資本主義における社会的な振る舞い、淫売的なその行為について彼は半ば自覚的に堕落していくわけであるが、それは彼の立場について政治的な外からの…
物語自体は正直そこまで惹かれるわけではないが試み自体は理解できるしよく出来ていると思う。その時代のドイツの姿を重ねるということの意味がよく分かるし、上手くいっている気がする。色が良いし、カメラが印象…
>>続きを読むハインリヒ・マン原作をスタンバーグ監督が映画化した『嘆きの天使』を、鬼才ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーがリメイクした異色のメロドラマ💖
こちらは1人のヒロインに戦後ドイツを重ねあわせてたファ…
すべての仕事は売春である、というゴダールの言葉を思い出した。ボームは潔癖であったが、自らの仕事の売春性にローラを通じてはじめて出会うのである。
シュッカートはろくでもないけど嫌いになれない。昔ながら…
♬ロォラァァァー!!!♬
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督作品!🇩🇪🎬
1950年、建設業者シュッカートが幅を利かせていた村で、彼の愛人のローラは娼館で踊り子をしていた。そこへ新しい役人…
ファスビンダーがリメイクした『嘆きの天使』、オリジナルに比べ男性主人公への演出に尊厳を残すほか、開発がらみの利権をめぐる戦後西ドイツの社会派ドラマが、戯画的に付け加えられている。
歌えるバーバラ・ス…