娼婦であるローラ、地元の大金持ち、正義感の強い監督官の三角関係を描いたメロドラマ
ファスビンダーの中では最も大衆寄りで、ホモソーシャルや資本主義及びコミュニズム批判等、他作で見られるアイロニーな要素…
コントラストのみならず、例えばピンクの淡い色合いは、画質の良いバージョンで見て初めて良さがわかる。他の作品も改めて良い状態で見返したい。
ローラとフォン・ボーンが、初めてデートしてからキスするまでの…
本作はファスビンダーの西ドイツ3部作の2作目であり、1930年ジョゼフ・フォン・スタンバーグの「嘆きの天使」をモチーフにしているところは有名だ。
「マリア・ブラウンの結婚」では、戦中の結婚から成り…
ファスビンダー監督作品8作品目…。
『西ドイツ3部作』のひとつ…(他…『マリア・ブラウンの結婚』『ヴェロニカ・フォスのあこがれ』)…。
今作はジョセフ・フォン・スタンバーグ監督『嘆きの天使』をモ…
ファスビンダーお得意なメロドラマ。
しかし、過去作より大衆性が増している。
戦後の西ドイツ。
とある市の建設局長フォン・ボームはローラという女性に恋心を抱く。
しかし、彼女の真の姿は娼婦であり、ボ…
前に下高井戸シネマで観た。
上映後は、ファスビンダー映画の字幕や解説でおなじみの渋谷哲也さんのトークがついてたんだけど、館内明るくなったかと思ったら、左隣に座ってたおじさん(失礼)が立ち上がって壇…
プリティーなお尻だけどグラマラスではないバーバラスゴヴァ。
見たことあるファスビンダー史上1番人間よりも政治の仕組みに振ってた。過去の目線で見ることが要求されてるようで、だから悪い方向に進む登場人…
【嘆きの天使、変じて戦後の西ドイツを描く映画】
ファスビンダーの有名な西ドイツ三部作の中の第2作。1981年の公開です。
戦前のドイツで作られ、マレーネ・ディートリヒを一躍国際的なスターにした映…
ファスビンダーの『ウンラート教授』はスタンバーグの『嘆きの天使』とは異なる可笑しみに満ち溢れてる。ある町の建設局のリーマンたちと娼館の女たちを繋ぐ無理ある急進主義がかえってデカダンを強調する。ファス…
>>続きを読むマレーネ・ディートリヒのデビュー作で唯一の独映画「嘆きの天使」(1930)を、舞台を戦後西ドイツに変え大胆に翻案した社会派ホラー。
何とも虚しいバッドエンドに言い知れぬ絶望感を味わされた。「嘆きの…