このレビューはネタバレを含みます
「存在した?」「存在した」との会話のあとの死。冷蔵庫やらが倒れて当たったあとだから、急というわけでもないが、その死は唐突に描かれる葬式で明らかになる。
黒沢映画のテンポってこういうところの省略にある…
交通事故で10年もの間昏睡状態となり、24歳で目覚めた吉井豊(西島秀俊)。友達はもう大人になり、両親は離婚して父親は宗教、母親は再婚、妹は男の家に居座っていた。父親の友人、藤森(役所広司)の力を借り…
>>続きを読む夢から覚めたように彼が描いたことが崩れていく。そしてまた夢の中に落ちていくかのように死んでいく不思議な映画。
10年の眠りから覚め、世界は変化しているのに淡々と話を進めていく。この冷たさがリアリテ…
なんかすごく刺さった気がする
いつ見ても好きだっただろうけど見るタイミングも今の自分に丁度よかったのかもしれない!
ニンゲン合格ってタイトルもキービジュアルも見た後だとちぐはぐな感じがして良い
哀川…
黒沢清の描く家族物語は面白すぎる。幸せって儚くてシュールなものだ。最初からどこか疑似家族を演じるように4人は暮らしてたんだろうけど、主人公が寝たきりになり、父親が宗教にハマったことで、そのうっすらと…
>>続きを読む大変烏滸がましいけど、なんか黒澤映画の中で1番全部わかるなって思えたかも。(全部なわけはないんだけど)栄枯盛衰じゃないけど、1人の人間が始まって盛り上がって衰えて終わっていくところを全部見た。黒沢清…
>>続きを読む人情の積み重ね
黒沢清監督による不思議なヒューマンドラマ。10年もの間昏睡していた主人公。ある日突然目覚め、離れ離れになった家族と再会することで自身の存在価値を見出していくまでの物語。タイトル…