yosukehaさんの映画レビュー・感想・評価

yosukeha

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落第はしたけれど(1930年製作の映画)

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古典ハリウッド色強め。
ショットの連鎖というものをすごく意識して作られてると思う。

田中絹代に和服着せたら右に出る者がいないな。

ミッシング(2024年製作の映画)

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毎回クオリティの高い脚本仕上げてるのほんと凄い。

最後に光を当てて希望を持たせていたけれど、あそこまで崩れていた人間が、その後この事件を抱えて生きていけると思えない。
無理矢理とってつけた監督の願い
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息の跡(2015年製作の映画)

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被写体が良いなぁ。
冒頭のシーンでヒヤッとしたけどそれもまた良い味。
佐藤さんのユーモア溢れる中盤あたりのシークエンス最高でした。マカダミアナッツ食べてるあたりからお絵描きタンクを捉えたところ。

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ニンゲン合格(1999年製作の映画)

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夢から覚めたように彼が描いたことが崩れていく。そしてまた夢の中に落ちていくかのように死んでいく不思議な映画。

10年の眠りから覚め、世界は変化しているのに淡々と話を進めていく。この冷たさがリアリティ
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ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

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ゴダールだなぁ。裁ち鋏で切ったかのようにバッサリいく。初めのカンペ通りに破壊と構築で出来上がった観客を主体的にさせる映画。

洞口依子最強。

美術助手に塩田監督いたな。

蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

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いやいやいや、初めての感触。

全編通して凄い。
何が凄いかと言われたら圧倒的に説明に困る。とりあえず観ればわかる。

蛇の道(1998年製作の映画)

5.0

哀川翔いいやん。
奥行きのある坂道、だだっぴろい工場を画面一杯に映した映像。
サスペンス満載ハラハラ90分だった。

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

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ギャング映画は自分にとって非日常過ぎてあまり好みではないけれど、演出がいちいちカッコいい。

殺人現場に必ずX印を残す演出をしてるけど、これは実話に基づいてるとホークス談。

永遠に君を愛す(2009年製作の映画)

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『エストラパード街』的なストーリー。
濱口竜介にしては少々演劇的で少し迷いみたいなものがある印象。
本人曰く『passion』を経て本作に取り掛かるうえで台詞を自分で書きたくなくなってしまったそう。そ
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三悪人(1926年製作の映画)

4.5

初ジョン・フォード。
土地奪取に向けてスタートかけた一連のシーン圧巻。
馬・人の調達、それを動かす演出と撮影凄まじい。フィクションとは思えない圧倒さ。
残された赤ん坊を抱き上げるショットのハラハラドキ
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モロッコ(1930年製作の映画)

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ディートリッヒが何故男を惹きつけるのか、その魅力に気づけず。
それでいうなら『暗黒街』のイヴリン・ブレントの方が100倍魅力的だった。照明の入り方含め。

終盤に軍隊が戻ってくるシーン(ジョリーが食事
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エドワールとキャロリーヌ(1951年製作の映画)

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2回目:
根底では愛し合ってるのに圧倒的に価値観が違う。階段のキスシーンなんてその後の2人の関係性を示唆する重要なシーンだった。
あれは紛い物のキス
そういう関係性に気持ち悪さを抱いていたっぽい。
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エストラパード街(1952年製作の映画)

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個人的には凄くイライラした。
登場人物全員が理性のない野生動物のようで観てて気持ち悪い。それなのに駆け引きしてるのが腹立たしい。
全部含めて人間的であって、その醜さ隠すことなく暴いてる。
そうさせたの
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異人たち(2023年製作の映画)

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クラブシーンからのモンタージュが観てて気持ちよかった。
リズムも良くあそこで物語がグッと推進された。
「男はボール投げれる」という父親のセリフに対して、「ステレオタイプだよ」と返したのはナイス。

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ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ(2023年製作の映画)

5.0

地元出身というバイアスを排除してもとても良い作品だった。
何度も繰り返される「またね」という言葉が、ラジオ下神白メンバーと住民がどれだけ密な関係にあるのかを想起させる。

「またね」の根底には『別れ』
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ラブレス(1981年製作の映画)

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こういう映画に興奮する年齢じゃなくなった。
いちいち台詞、仕草がダサい。監督も自覚的なんだろうけども。それ込みでも楽しめない。

退屈すぎて他のこと考えてしまった。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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最優秀犬演賞
脚本、演出を理解してフレーム内に佇んでるとしか思えない。

パルムドール個人的にハマらないなぁ。

木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

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途中までお堅い政治的な会話劇なので退屈してしまった。自分の勉強不足が要因なのは間違いないけれど。

第6章の娘が市長をほぼ論破するシーン→7章の結末は普通に笑っちゃう。
芸術の国フランスでも街の景観と
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0



2回目鑑賞:@ル・シネマ

冒頭の木々を捉えたシーンは、血管のメタファーのようで『自然』は人間と同じように意思を持って生きているという表現だと感じた。

この世界に善悪を明確に分けるような二項対立
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

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頭では理解しきれないけれど、ラストのダンスシーンの緊張感の凄まじさは、得体の知れない緊張感が最高潮に達した瞬間だった。

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.5

他作品でも映画内演技的なものがよく使われるけれど、この作品でも核として扱われてたな。

あのシーンは取り憑いていたのか、17年間も一緒にいる故、普段からよく彼女の話を聞いていて覚えていることを話してた
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暗黒街(1927年製作の映画)

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ショットの連鎖だけで充分に物語を展開させるってこういうことかと。
その分過剰なほどに演劇的なところもある。
その後トーキーが生まれて無声映画の良さとトーキーならではの演出がなされていくことが良くわかる
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

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ノーラン作品観てハラハラしたのってオッペンハイマーしかないなと気づいた。

ノーラン作品は頭で考えないと追いついていけないから、他の感情が湧いてきづらい。
時間軸を正しくすると普通の話。あんまり面白く
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

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上手くできた脚本だなーという印象。
観客に向けて終盤に明かされる事実が多い。それをキーとして物事が動いていくので少々強引さを感じた。

人間がいかに自分軸で物事を決定していく偏見に塗れた愚かな生き物か
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辰巳(2023年製作の映画)

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待ちに待った公開!

舞台は日本でありながら限りなくその要素を廃してる。
東アジア的でありながら監督が敬愛しているハリウッドのような広大な土地に激しいアクション。銃社会でない日本で違和感なくガンアクシ
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ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

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演出、編集、脚本全体的に薄っぺらかった。

「当時は、、、」ってセリフに違和感。
文語じゃないんだから。

20,000貸してくれのシーンは、引きの画ワンカットでその場の空気を観せるべき。

感情を爆
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三十九夜(1935年製作の映画)

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物語を推進させていく上ではご都合主義も厭わない作品作りだとは思っていたけども、そうでもなさそう。
どんな作品でも自分のスタイルと合えばどんなストーリーでも映画として成り立たせる自信があるんだと思う。
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

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ラストのある行動には痺れた。
エンタメとして成り立たせるために結構史実と異なることもやってるっぽいけど、それにしても気持ちが良かった。

ひたすら法廷シーンが続くという観点では圧倒的にオッペンハイマー
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イコライザー(2014年製作の映画)

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初めの女性絡みのシーン退屈したけど
途中からアクション本領発揮し始めて面白くなった。

ホームセンターで働く理由、そしてそこにやってきてしまったアホ悪党は蜘蛛の餌食になるようにしてやられるっていう。

ペナルティループ(2024年製作の映画)

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今までにないタイムリープもの、復讐劇を観た。
こういう作風ってもうネタ尽きたかなと思ってたけど、死刑×私刑×バーチャル空間っていう着想が面白い。

ひたすら殺しの時間をループするわけだけど、
その度に
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モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

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人間がチンパンジーのモルモットになるってめちやめちゃ皮肉めいてて面白い。
ベタっちゃベタだけど現代的。
コミュニケーションの破綻。

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