「駅馬車」(1939)の次作として同年にフォード監督が撮った一本。駆け出しの弁護士だった若き日のリンカーンの史実をモデルにした法廷劇。
「この作品の理念は、(リンカーンが)一介の若者であった頃から…
一触即発の状況を前に「なぜ人類には法が必要なのか」を演説して民衆を黙らせるヘンリーフォンダのシーンがペンは剣よりも強しを体現していて格好良い。法廷が終始アメリカンジョークで和やかだったり裁判長が居眠…
>>続きを読む恋人を失ったニヒリスト・リンカンを演じるヘンリーフォンダの陶酔しきった姿はどこか悪役的な所があって、話としては人殺しの汚名をきせられて困っている貧乏な善人を助けるリンカンだが、其処彼処に貧乏人特有の…
>>続きを読む座りながら、高い位置に足を伸ばす姿勢のヘンリー・フォンダが何度も映される。登場シーン、法律事務所で喧嘩の仲介を成す室内劇、判事に経験豊かな弁護士を裁判につけろとアドバイスを受ける夜。行儀が悪いと判断…
>>続きを読む長身のヘンリー・フォンダが水平方向に投げ出した脚がスクリーンを横切る。髪型と眼窩の影とチークのシャドウで肖像画のリンカンが再現される。フォード映画の音。叙情的な劇伴音楽だけでなく、フォンダが物思いや…
>>続きを読む良かった!
『都会のアリス』の冒頭で映ってた映画がこれらしい。そしてラストにはフォードの訃報が・・・。なので絶対に見たかった一作。
裁判シーン、長くても飽きないのすごい。
ショットの力なんだろうなぁ…
ヘンリー・フォンダでかい。
冒頭の言葉少ない演説でこいつは信頼できる奴だと納得させられる。
夜に松明持って興奮する群衆への恐怖感ってなんなんだろう。リンチを想起させるからかな。
法律=善悪やんと言い…