上陸第一歩の作品情報・感想・評価

上陸第一歩1932年製作の映画)

製作国:

上映時間:88分

3.9

『上陸第一歩』に投稿された感想・評価

cil

cilの感想・評価

3.5
確かに日本向けっぽい題材であるがスタンバーグのあの磊落性に潜む官能は真似できない。話は良いんだけど、日本人じゃ下世話になってしまう。

サイレント映画の集大成「生まれてはみたけれど」と同年に誕生した、日本のトーキー映画時代到来を予見させる島津保次郎監督の傑作。岡譲二の眼光鋭い容貌は後年の仲代達也を彷彿とさせ、港の女に新派の水谷八重子…

>>続きを読む
SN

SNの感想・評価

3.9

オフの音の使い方が素晴らしい。
フレーム外の音によって空間を作り出していく。
今となっては当たり前のテクニックだが、やはり素晴らしい。

にしても相変わらずアーカイブは治安が悪いなぁ。
大阪は西成、…

>>続きを読む

✔️🔸『上陸第一歩』(3.8) 及び🔸『奴銀平』(3.8)🔸『新編 丹下左膳 隻眼の巻』(3.9)▶️▶️

やはり、同じヤスジローは、同列の力を持っている。圧倒的ですらあり、こ…

>>続きを読む

フランス映画のようにモダンで、素っ気ない会話。物欲しそうな態度をとらない男。女も愛を語らずとも、説得力のある行為を見せる。難を言えば、銃弾を3発食らっているのにピンピンしていることか。島津はどの作品…

>>続きを読む
mrhs

mrhsの感想・評価

4.5

基本情報、国立映画アーカイブでフィルムを見たがYouTubeにも上がっているので興味ある人は是非(多分かつて出たビデオのリッピング)。

某音楽批評家が1972年頃の音楽は中身はイマイチでも音(録音…

>>続きを読む
flyone

flyoneの感想・評価

-

島津保次郎監督のトーキー第一作。
冒頭、町を映し出すパノラマショットがゆっくりとパンすると、家並みを捉えるショットにオーバーラップしたかと思うと、滑らかに横移動に移行し、最後は再びパンして遠くに船を…

>>続きを読む

ジョゼス・フォン・スタンバーグの『紐育の波止場』をモチーフにしたトーキー作品である本作。船がやって来ては帰るまでの(リンクレイターの様な)特定の時間を映し出したメロドラマ。画面構成は最高ながら、まだ…

>>続きを読む
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1930年代映画:ラブロマンス:松竹〗
1932年製作で、アメリカ映画の『紐育の波止場』の設定を日本に置き換え描かれたラブロマンスらしい⁉️

2023年2,048本目

 ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督のサイレント映画『紐育の波止場』[1928]の翻案で、島津保次郎初のオール・トーキー映画。

 元ネタの作品は未見なので比較は難しいが、暗闇での格闘シーンなどはド…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事