サイレント映画の集大成「生まれてはみたけれど」と同年に誕生した、日本のトーキー映画時代到来を予見させる島津保次郎監督の傑作。岡譲二の眼光鋭い容貌は後年の仲代達也を彷彿とさせ、港の女に新派の水谷八重子…
>>続きを読むオフの音の使い方が素晴らしい。
フレーム外の音によって空間を作り出していく。
今となっては当たり前のテクニックだが、やはり素晴らしい。
にしても相変わらずアーカイブは治安が悪いなぁ。
大阪は西成、…
✔️🔸『上陸第一歩』(3.8) 及び🔸『奴銀平』(3.8)🔸『新編 丹下左膳 隻眼の巻』(3.9)▶️▶️
やはり、同じヤスジローは、同列の力を持っている。圧倒的ですらあり、こ…
フランス映画のようにモダンで、素っ気ない会話。物欲しそうな態度をとらない男。女も愛を語らずとも、説得力のある行為を見せる。難を言えば、銃弾を3発食らっているのにピンピンしていることか。島津はどの作品…
>>続きを読む基本情報、国立映画アーカイブでフィルムを見たがYouTubeにも上がっているので興味ある人は是非(多分かつて出たビデオのリッピング)。
某音楽批評家が1972年頃の音楽は中身はイマイチでも音(録音…
島津保次郎監督のトーキー第一作。
冒頭、町を映し出すパノラマショットがゆっくりとパンすると、家並みを捉えるショットにオーバーラップしたかと思うと、滑らかに横移動に移行し、最後は再びパンして遠くに船を…
ジョゼス・フォン・スタンバーグの『紐育の波止場』をモチーフにしたトーキー作品である本作。船がやって来ては帰るまでの(リンクレイターの様な)特定の時間を映し出したメロドラマ。画面構成は最高ながら、まだ…
>>続きを読む ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督のサイレント映画『紐育の波止場』[1928]の翻案で、島津保次郎初のオール・トーキー映画。
元ネタの作品は未見なので比較は難しいが、暗闇での格闘シーンなどはド…