言わずと知れた2度のノーベル賞を受賞したキュリー夫人の半生。
女性の社会的地位が低かった19世紀のフランスで、ポーランド移民でもあった彼女は差別と闘いながら道を開いて行く。
男性ばかりの大学組織、>>続きを読む
いかえもんさんが勧めてくれたインド映画が、ラッキーなことにごく近場の映画館に来ていたので早速観てきました。
インドとパキスタンはイギリスから独立した後に何度か紛争を繰り返していて、今でも国民の間には>>続きを読む
一緒にいるとお互いの個性が強過ぎて苦しくなるのに、どうしても離れることができない男女の話。
昔の恋人同士がそれぞれ家庭を持ち偶然隣人として再会。
身も心もここまでのめり込んだら、そりゃあそうなるよ>>続きを読む
外出先で時間調整のために急遽観ました。笑
安倍晴明が陰陽師になる前の若き学生(がくしょう)という設定。
両親を何者かに殺害された記憶に悩まされ仇に執着する晴明だが、実際に起こった事が事実で、本人が>>続きを読む
若いファニー・アルダンを観る。
不動産屋の社長(ジャン=ルイ・トランティニャン)と秘書(ファニー・アルダン)の関係で、社長の奥さんを怒らせた為に秘書をクビになった彼女が、突如社長に掛けられた連続殺人>>続きを読む
珍しいフリッツ・ラングの西部劇。
ウエスタン・ユニオンという会社が西部の開拓地(ネブラスカからユタ州のソルトレイクまで)に電信柱を立てて電信網を広げようとする話。
電柱の建設を進める男たち、そこに>>続きを読む
もしかしたら夫のシューマンよりも有名じゃないのか?🤭と思われるクララ・シューマンの半生記。
天才少女として早くから人気ピアニストだった彼女はロベルト・シューマンと結婚し7人の子どもに恵まれる。
い>>続きを読む
探していたフリッツ・ラング作品をU-NEXTで発見。
次に罪を犯したら死刑になるという男が、恋人と人生の再スタートを切った矢先に冤罪で捕まった。
前科者には世間も冷たく、関係無い罪まで背負わされて>>続きを読む
登場人物は何故か全て犬🐶笑
40年前のテレビアニメなので画面が小さいのがちょっと残念ですが、飛行機や気球などその他の乗り物に既に宮崎駿のテイストがしっかりと出ているのが分かる。
ストーリーは極めて>>続きを読む
舞台は2000年代のロシア。
インフルエンザに罹った主人公ペトロフの、夢か現実か区別のつかない脳内の映像と妻ペトロワの視点、加えて主人公の幼少期の記憶が入り乱れて混沌としたストーリーが延々と続く。>>続きを読む
何かと忙しかった日々が過ぎ、やっと1人で映画を観る時間が出来ようやく鑑賞。
始まりから即没入、緊張感途切れる事なくラストまでどっぷり。素晴らしい作品だった。
特にオッペンハイマーの心理状態や彼の脳>>続きを読む
言わずと知れたロシアの文豪ドストエフスキーの原作をアキ・カウリスマキが描いたデビュー作。
キリスト教がベースに大きな流れとなっている原作に比べ、こちらは人間の心にポイントを置いている。
自分の信念>>続きを読む
とても面白かった!
12分の中にギュッと詰まった日常の中の情けないあるあるシーン。
別れの手紙を貰った男が同じ様に別れを告げる手紙を出そうとするが…。
現実問題として、まぁ、ここまで情けないと別れ>>続きを読む
バイエルン王国(旧ドイツ)に生まれ16歳でオーストリア帝国のフランツ・ヨーゼフ1世に嫁ぎ、絶世の美女として歴史に残るあのエリザベート皇妃の1878年の一年を描く。
この年エリザベートは当時の女性の平>>続きを読む
アタメ!とは「縛って!」という意味らしく、大好きなペドロ・アルモドバル監督の初期のあるあるな変態作品。
精神病院を出たばかりの青年は、普通の社会人として生きて行くために結婚を決意する。相手に選んだの>>続きを読む
第二次大戦中に北アフリカ(モロッコ?)に赴任した若いフランス人外交官が現地で謎めいたアメリカ人人妻に翻弄されて…という話。
原作は本人もフランス人外交官だったポール・モラン。
掴みどころのない女を>>続きを読む
ヒトラーが台頭しユダヤ人への迫害が強まった頃、アインシュタインはドイツを脱出しイギリス、アメリカへと逃亡した。
その逃亡生活の中で彼が語った事や発信したメッセージなどで纒められた作品。
当時の映像が>>続きを読む
ドイツの刑事事件弁護士の書いた小説が原作なので、ストーリーは創作。
しかし、それがきっかけとなりドイツの戦争犯罪追及の不備を告発したという点では価値ある作品でしょう。
新米弁護士がある殺人犯の弁護を>>続きを読む
イタリア人ジャーナリストのマッシモ・グラメッリーニによる自伝小説が原作。
最愛の母の突然の死によって心に傷を負った9歳のマッシモは、その時からずっと空虚に囚われたまま成人していった。
1960年代>>続きを読む
ナレーターはしきりに東大全共闘と三島由紀夫の左翼と右翼の闘い!と煽る様な文言を使っているけど、前年の1968年に「文化防衛論」を著した三島に( 日本について論じませんか?)と全共闘から誘って実現した討>>続きを読む
先日ロシアのナワリヌイ氏の獄中死が発表された。遺体は14日間過ぎないと遺族の元には戻らないようだ。その間政府は遺体に何をするのだろうか? ロシア政府が発表した突然死という死因をどれだけの人々が信じるの>>続きを読む
ニーナ・シモンの♪フィーリング・グッド♪が流れ、役所広司の表情が少しずつ変化するこのラストだけで全てOKと思わせてくれる。
彼の♪ And I'm feeling gooood ♪な顔が本当に見事>>続きを読む
「高慢と偏見」で有名なジェーン・オースティンの「説得」が原作。
若い頃に恋に落ちた相手との結婚を、家柄の不釣り合いを理由に周囲から反対され別れてしまった主人公。
8年後にその彼と再開し…というお話。>>続きを読む
パリでは五月革命の波が押し寄せていた頃のフランスの田舎町。
良妻賢母を育成するための女子寄宿学校を舞台にしたお話。
妻は夫に従い家族を愛し家計をしっかり守り、自分の贅沢は程々に…云々と説くが、時代の>>続きを読む
厳しい現実の中で懸命に生きる人たちがラストにささやかな光を見つけるパターンが多いカウリスマキ作品の中にあって、これはちょっと異色。
同居する母と義父のために給料を差し出し、ワンピース一枚買っただけで>>続きを読む
昨年末から上映されていたけど漸く鑑賞。
必ず観る!と決めていたので予告もレビューも覗かず出かけた🤭
引退を宣言していた監督が何故またメガホンを取ったのか、観初めて直ぐに思い当たった。
それは主人公>>続きを読む
クリスマスの余韻に浸る間も無く年末年始の準備に追われる日々ですが、近場の映画館で観ることができラッキーでした。
色々な意味で心に染みる作品でした。
小学1年生で「トラブルメーカー」を理由に放校を言>>続きを読む
勝手に観たつもりになっていたけど初めての作品だった🤭
夫の暴力から逃げるため難聴の9歳のフランキーを連れて家を転々とする母親。
フランキーには父親は船乗りで世界中を回っていると嘘を言い、フランキーが>>続きを読む
原作は18世紀の貴族の話で、暇とお金を持て余した夫婦が自分たちの浮気や不倫だけでは飽き足らず、知人やその周囲までも話の種と言わんばかりに陥れていく。
ゲームの様に他人の心を弄ぶこの夫婦は、共犯者とし>>続きを読む
とっても軽〜いリドリー・スコット作品。
マッチスティック・メン、その名の通り詐欺師たちの話。複数形なのが大事。
「マッシブ・タレント」が楽しかったので、こちらのニコラス・ケイジを。
神経症を抱えた>>続きを読む
「暗殺のオペラ」を観てからずっと気になってた今作、有難うU-NEXT。
計算され尽くした映像の美しさは確かに感動です。
しかし50年以上前の作品なので時代的なものでしょうか、ドミニク・サンダ扮する教>>続きを読む
リドリー・スコットが描くナポレオン。
先日「首」を観たばかりの私としては、マリー・アントワネットの斬首から始まる今作は、「こっちも首⁈」となった。
20代から亡くなるまでをホアキン1人で演じている>>続きを読む
12月になり「今年もあっという間に終わりね」と毎年ため息をつく自分にとっては、結構考えさせられる作品でした。笑
秘境のビーチで急激に年をとっていく登場人物たち。
ある者は病いで亡くなり、ある者は認知>>続きを読む
ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺をテーマにした「JFK」から30年以上経ての、このドキュメンタリー。
「悪は必ず現れる」と「JFK」の中のケビン・コスナーの台詞のとおり、オリヴァー・ストーン監督の綿密>>続きを読む
17世紀オランダの巨匠レンブラント。
彼の絵に魅せられた人達の大小様々なドキュメンタリー。
1人目は、先祖がレンブラントに肖像画を描いてもらったことのある名家の11代目ヤン・シックス。
彼はオークシ>>続きを読む
北野武原作の戦国乱世「本能寺の変」ということで、所々お笑いの要素があって好きな様に作ったんだね〜という感想。
当時の資料がどれだけあるのか細かいバックボーンは分からないけど、信長の狂気、明智光秀の裏>>続きを読む