TLに流れてきて直感で面白そうと思った作品。
17世紀、朝鮮王朝時代。
盲目の鍼灸師ギョンスは病の弟の治療費を稼ぐため、宮廷で働き始めた。
盲目という弱者的な立場や盲目ゆえの鍼スキルの高さで重宝さ>>続きを読む
『ソウルメイト/七月と安生』がすごくよかったので、同じデレク・ツァン監督×チョウ・ドンユイ コンビの本作にも興味が湧いて。
過酷な受験戦争、いじめ、貧困問題を軸に、優等生のチェン・ニェンとストリー>>続きを読む
まるでヌーヴェルヴァーグ作品!
モダニスト中平康が撮った60sスタイルの援助交際物語。
港ヨコハマを舞台に
「男を喜ばせるのが人生の目的」
「パパも恋人もいるけど誰だってOK」
「カラダはいい>>続きを読む
ヘルツォーク渾身の力作であり、代表作ということで。
19世紀ペルー。
熱心なオペラファンのフィッツカラルド(クラウス・キンスキー)は、アマゾン奥地にオペラハウスを作りたい!という野望を抱く。
その>>続きを読む
原作 スティーヴン・キング
監督 ブライアン・シンガー
というだけで軽いミーハー魂で観始めたのに、のめり込んでしまった。
LAに住むトッド(ブラッド・レンフロ)は文武両道で優秀な高校生。
授業で>>続きを読む
何度か観てる大好きな作品。
久々に味わいたくて。
昔より今のほうがずっと沁みた気がする。
子供時代の最終章、12歳。
もう決してあの頃には戻れない。
あの友情に浸ることはできない。
…作家にな>>続きを読む
ヴェンダースやファスビンダーと並びニュージャーマンシネマを代表する鬼才、ヴェルナー・ヘルツォークによるカルト作品。
スペイン人がインカ帝国を滅亡させ、アマゾン一帯を支配していた1560年頃。
アマ>>続きを読む
『西鶴一代女』がすごくよかった溝口健二、二口目に選んだのは超有名な本作。
戦国時代、貧しい百姓の源十郎と藤兵衛一家は自分たちで作った陶器を城下町に売りに行く。
陶器は飛ぶように売れ、どんどんカネの>>続きを読む
以前観てるけど改めて。
若きリヴァーとキアヌ。今となっては幻の共演作。
色褪せた画面、ハワイアンっぽいスチールギターの気怠い音色…
アイダホの広大な野原を突っ切る一本道のファーストシーンから、ノ>>続きを読む
ロミー・シュナイダーが自身の企画として映画化し、奇しくも遺作となった作品。
舞台はベルリン→パリ。
少年時代に大切な人の命を2度ナチスに奪われたユダヤ人のマックスが、戦後年月を経たある日、隠れて生>>続きを読む
親がよく観てた本作(シリーズ?)、私もようやくその気になり初鑑賞。
マカロニウエスタンのスターとしてハリウッドに戻ったイーストウッドの新たなイメージを決定づけたビッグヒット。
ルールに囚われず、>>続きを読む
リメイク版の前にまず中国・香港のオリジナル版を鑑賞。
このデレク・ツァン監督、『インファナル・アフェア』で私が大好きなサム役、エリック・ツァンの息子さんというのにまずビックリ!
上海で暮らす安生>>続きを読む
未見だったノーランの長編デビュー作。
監督自身の監修によって修復され、25周年リバイバル上映ということで思いがけずスクリーン鑑賞。
作家を目指す男ビルは、アイデア探しのために街で目についた人を尾行>>続きを読む
今年は溝口健二を開拓したいなぁと思ってて、遅ればせながらようやく1本目。
井原西鶴の『好色一代女』をもとに、映画としてのダイナミックな脚色を加えた作品。
監督は本作に全身全霊を打ち込んだそう。>>続きを読む
満を持して鑑賞。
『TENET』を手がけた後、現実世界における核の脅威の意味について考えるようになったことが本作につながっているそうで(『クロ現』より)、そこを踏まえて観た。
個人的に、原爆の誕生>>続きを読む
メーサーロシュ・マールタが手掛けた青春音楽映画。
70年代ハンガリーの閉鎖的な社会に生きる若者たちの日常をビート・ミュージックで彩る。
同じ工場で働く不良青年と婚約中のユリは、ある日皆の憧れのミュ>>続きを読む
『X』のサイコ婆さんパールの過去に一体何があったのか?
気になり鑑賞。
飼い慣らしたワニ
ブロンド嫌い
徴兵
…などの前作の伏線が回収される感じが面白い。
パールが本音を狂気じみて語る長台詞と>>続きを読む
サイコパス老婆の恐怖と気持ち悪さ。
観終わるともうそれに尽きる。笑
男女の若者グループがテキサスを訪れ…というフォーマットは『悪魔のいけにえ』。
前半は若者たちのポルノ映画撮影を通したエロティッ>>続きを読む
『おみおくりの作法』のウベルト・パゾリーニが監督&脚本ということで観たかった作品。
余命僅かのシングルファーザーが、自分が死んだ後の息子の新しい家族探しに奔走しながら苦悩する姿を描く。
あぁ、胸>>続きを読む
カーペンターによるカルト的人気のSFアクション作品。
1997年(制作当時から見たら近未来)。
犯罪率が爆発的に増加し、丸ごと巨大な刑務所となったマンハッタン島に、大統領を乗せた飛行機が墜落する。>>続きを読む
『アメリ』で有名なジャン=ピエール・ジュネの長編デビュー作。
核戦争後の荒廃した近未来のパリ郊外。
ポツンと残る精肉店兼アパルトマンに、ある日求人広告を見た元ピエロの青年が住み込みで働くためにやっ>>続きを読む
ヴィルヌーヴが描くDUNEの世界へ再び!
前作が"静"の中で燻りながら予感させていた通り、銀河の覇権をかけた壮大な戦いへと動き出す。
全編IMAX撮影で得られる圧倒的没入感!
より攻めたライティ>>続きを読む
アニエス・ヴァルダと並ぶ重要な女性映画作家、メーサーロシュ・マールタ。
TLに流れてくるまでその名すら全く知らず。
幼い頃に戦争を体験し、ハンガリーとソ連を行き来せざるをえなかったバックグラウンドの>>続きを読む
ジョン・カーペンターによる(監督、脚本、音楽)オーソドックスなホラー作品。
誕生100周年に沸く北カリフォルニアの小さな港町、アントニオ・ベイ。
午前0時、地元ラジオ局のDJスティービーが町の誕生>>続きを読む
アニエス・ヴァルダが80年代に撮りヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。
南フランスの片田舎の畑で凍死体として発見された18歳のモナ。
彼女の死に至るまでの数週間の足取りを、路上で出会っ>>続きを読む
アメリカの大手タバコ会社での不正告発をめぐる実話ベースの社会派ドラマ。
アル・パチーノとラッセル・クロウの顔合わせってなかなかレアだと思って鑑賞。
何気なくチョイスしたけどこれは見入った!
パ>>続きを読む
ナチスの影が忍び寄る第二次世界大戦下のフランス。
人々が逃亡する貨物列車の中で出会った妻子ある男(ジャン=ルイ・トランティニャン)とユダヤ人の女(ロミー・シュナイダー)の純愛物語。
カラーの実写で>>続きを読む
黒澤作品8本目の鑑賞。
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え、様式美にこだわり抜いて描いた武将の一大悲劇。
素晴らしい!!
辺り一面に霧がたちこめるゴシックでミステリアスな世>>続きを読む
フランク・キャプラ絶頂期の傑作。
終始明るい気分で楽しめた。
ストーリー的にはまぁ他愛のないボーイミーツガールもの。
ぱっと見、それぞれチョビ髭と極細アーチ眉がクラシカルすぎて微妙に思えるクラ>>続きを読む
ウォン・カーウァイの監督デビュー作。
香港の暗黒街でヤクザな暮らしを送る若者の友情と悲恋の物語。
ネオンアート
スローモーション
ドラマチックな音楽
湿度を感じさせる空気感
この辺りがすでに独>>続きを読む
ずっと気になりつつ、重そうで先延ばしになってた作品をようやく鑑賞。
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。
反体制を取り締まる国家保安局"シュタージ"の局員ヴィースラーは、反体制の疑いのある劇作家ド>>続きを読む
昔、流行りに乗って片っ端から観たミニシアター作品群のうちの一本。
ジャン=ジャック・べネックスの長編デビュー作。
アルバムをリリースしない主義のオペラ歌手、シンシアに心酔する郵便配達の青年ジュール>>続きを読む
齢80にして濃度が高すぎるクローネンバーグ ワールド。
近未来。環境変化に適応して人類は痛覚が失くなった。
そういう急速な進化のバグなのか、体内で新たな臓器が生み出される病を患っているアーティスト>>続きを読む
『ボルサリーノ』のジャック・ドレー監督
アラン・ドロン
ロミー・シュナイダー
モーリス・ロネ
そしてジェーン・バーキン。
これだけでもうワクワク!
南仏サントロペの別荘でバカンス中のジャンポール>>続きを読む
パリ・オペラ座バレエ団所属のバリバリ現役ダンサーを主人公に起用したダンス映画。
オペラ座でエトワールを目指すエリーズ(マリオン・バルボー)が怪我で挫折し、コンテンポラリー・ダンスと出会い、再生して>>続きを読む
少し出遅れたけど観に行って大正解。
シンプルにエンタメとして大いに楽しめた。
まずあれをああする設定にワクワクする!こういうお話は大好き。
ランティモス監督の映画化したくてたまらなかった気持ちわか>>続きを読む