人間ゴダールの知られざる素顔に迫った最新ドキュメンタリー。
(2022年9月に91歳で自らこの世を去る直前、第79回ヴェネツィア国際映画祭のノンフィクション・クラシック部門で上映された)
『軽蔑』>>続きを読む
以前観てるけど改めて。
サム・ペキンパーによる"現代の西部劇"。
銀行強盗に手を染めた夫婦が、組織と警察から追われメキシコに向かって必死に逃亡していくというシンプルなストーリー。
ディテールはほ>>続きを読む
恥ずかしながらようやく初鑑賞。
(完全版のほう)
宇宙開発史初期における熱い男たちの人間像とそれに寄り添う人たちをアメリカのナショナリズムとともに描いたノンフィクション小説の映画化。
死と隣り合>>続きを読む
ゴダールによる異色戦争寓話。
純朴な農民ミケランジュとユリースは、ある日突然王様からの命令を受け、兵役につくことになる。
戦争というものをよく理解していない2人だけど、戦利品を得る欲に駆られ、母と>>続きを読む
夢中で観てしまった。
晩年のパリジェンヌが、自分が選ばなかった様々な人生に思いを馳せる。
ピアニストを目指し、アムステルダムで寮生活を送る17歳のジュリア。
ベルリンの壁崩壊のニュースを受け、友>>続きを読む
TLで初めて知って気になってた作品。
知的にグレーゾーンであり、家族も職も失った文無し女性ワンダの放浪。
それを何の映画的演出も加えず、あるがままに映したドキュメンタリーみたいだった。
もちろん>>続きを読む
アルジェント作品、なんだかんだで9本目の鑑賞。
構図は
事故で盲目になった女性vsサイコパス殺人鬼
と、ジャッロに立ち返ったイタリアンホラー。
日蝕×シンセで演出する不穏なオープニングはいい>>続きを読む
ファッションデザイナーを目指して田舎からロンドンにやって来た、60sカルチャーフリークのエリー(トーマシン・マッケンジー)が、過去と現在が交錯する世界に陥っていく。
タイムスリップ先が60年代とい>>続きを読む
パトリス・ルコント、昔代表作を一気に観たものの、やっぱり忘れてしまってて…改めて鑑賞。
毎日向かいのアパートの女性アリス(サンドリーヌ・ボネール)をのぞき見している孤独な中年男性イール(ミシェル・>>続きを読む
わびさびの中にじんわりとした優しさが…
観てよかった。
孤独死した人の葬儀を手配し弔う仕事をしているロンドンの公務員であるジョン・メイ(エディ・マーサン)。
経費削減のため上司から解雇を言い渡され>>続きを読む
劇場鑑賞して以来久々に。
懐かしき、麗しき、リヴァー・フェニックス。
リヴァー演じるダニーは両親、弟と一緒に2ヶ月毎に名前から髪の色まで変えて逃亡生活を続けている。
ベトナム反戦運動のメンバーだ>>続きを読む
テレビの◯曜ロードショーで観て以来、久々に。
太平洋戦争末期。ジャワ島の日本軍捕虜収容所を舞台に、日本軍兵士と外国人兵士の捕虜たちを通して浮かび上がる人の数奇な運命、そして心の闇と絆。
初見時未>>続きを読む
ほぼ忘れてたので久しぶりに鑑賞。
改めて、火の表現が突き抜けてる!
CG時代以前の、本物の炎を使った迫真の臨場感!
デ・ニーロの台詞にもあったように、まるで炎が意志を持った獰猛な生き物のように見え>>続きを読む
先日亡くなったウィリアム・フリードキンによる超有名ホラー作品を今さら初鑑賞。
神と悪魔の対決という骨太のテーマで、オカルト現象の核心に迫っていた。
正直、今の目で見たらあまり怖くはなかった。
怖>>続きを読む
ジュゼッペ・トルナトーレ監督が5年以上に渡って本人に密着取材し完成させただけあって、かなり見応えのあるドキュメンタリーだった。
ニーノ・ロータ、ヘンリー・マンシーニ、バーナード・ハーマン、ミシェル>>続きを読む
黒澤監督の『天国と地獄』の影響をもろ受けている映画として、町山智浩さんが本作を挙げて熱弁されてたので気になり鑑賞。
東京発博多行きの新幹線ひかり109号。
時速80kmを下回ると爆発するという特殊>>続きを読む
黒澤版の記憶が鮮明なうちに。
舞台をロンドンに置き換えた以外、驚くほどオリジナルに忠実だった。
それでいて約100分とタイト。
まだ細かい部分まで覚えてたので、観ながら頭の中で対比するのも面白かっ>>続きを読む
気軽にアメリカンロマコメが観たくて。
恋愛対象は若い女性のみ!と決め込んでる独身貴族のハリー(ジャック・ニコルソン)は恋人マリンと週末を過ごすべく、彼女の母親所有の別荘へやってきた。
そこで2人は>>続きを読む
たぶん3回目の鑑賞。
セルジュ・ゲンズブールが作曲し、物議を醸したJe t'aime moi non plusと同名のセルジュ初監督映画。
「ボリス・ヴィアンに捧ぐ」としてるところにパリジャンとし>>続きを読む
バイオリズムなのか、1、2、3と1ヶ月おきに。
いよいよシリーズ最終章。
これまた脚本が素晴らしい!
殉職する直前のヤン(トニー・レオン)と現在のラウ(アンディ・ラウ)の行動や心理を中心に描かれ>>続きを読む
ベルトルッチ黄金期の代表作として名高い本作をやっと。
WW2前夜、ムッソリーニ政権下のイタリア。
幼少期の性的トラウマから「体制順応主義者」(=原題訳)として身を委ね、ファシスト政権の秘密警察で働>>続きを読む
ジェーン・バーキンが亡くなる前から楽しみにしていた、娘シャルロット・ゲンズブールによるドキュメンタリー。
イギリスでカルト女優へと歩み始めていたジェーン。
フランスへ渡り、(変態w)アーティスト、>>続きを読む
SF×哲学好きとか言っておいて、恥ずかしながら初鑑賞。
心理学者のクリスは、表面をプラズマ状の海に覆われた惑星ソラリスの軌道ステーションに派遣される。そこで働く人たちが混乱している原因を探るのが目>>続きを読む
フェリーニの名を一躍世界的にした記念碑的作品を改めて。
昔観た時は無力なジェルソミーナにばかり感情移入してたけど、今観ると不器用なザンパノのやるせない気持ちもわかる気がするし、綱渡り芸人イル・マッ>>続きを読む
仕事で左脳がお疲れ気味なので右脳で楽しめるものをと思ってサイコ・ホラーの原点を久々に鑑賞。
ジャネット・リーのシャワー殺人シーンばかりが印象に残ってたけど、改めてじっくり観たら終始至る所でスリラー>>続きを読む
いろんなコンテンツでもう見尽くした感のあるアポロ11号による史上初の人類月面着陸。
ただ、これは再現ではない。
1969年の偉業から50年を経て新たに発掘された70mmフィルム映像や11,000時間>>続きを読む
マリリン・モンロー&イヴ・モンタンを主演に迎えたジョージ・キューカーによるロマコメ(+ミュージカル)。
ワイルダー作品でも思うけど、マリリンって静止画より動いてるほうが断然かわいい!
オーバーサイ>>続きを読む
鬼才カール・テオドア・ドライヤーの代表作の一つ。
魔女狩りが横行していた時代の複雑な人間模様。
中世ノルウェーの小さな村。
冒頭から不穏さと緊張感が画面に充満する。
一人の老婆が捕えられ、拷問さ>>続きを読む
黒澤作品、個人的に6本目の鑑賞。
これも面白かった!
製靴会社の専務、権藤(三船敏郎)の息子と間違えられてお抱え運転手の息子が誘拐される。
身代金3000万円の要求。
苦悩の末、権藤は会社乗っ取>>続きを読む
斜に構えながらも目から鱗の感覚を得た前作。
同じコンセプトでアップデートされたという第2弾も興味津々で鑑賞。
旅先で行方不明になった母親を、デジタルネイティブ世代の娘があらゆるツールを駆使して捜索>>続きを読む
トリュフォー再鑑賞シリーズ
自ら『突然炎のごとく』のような詩的な恋愛讃歌を根底から否定するアンチテーゼのような作品。
生々しくてありきたりな不倫物語。
にも関わらず、トリュフォー作品の中では満更>>続きを読む
1がよすぎたので正直そこまで期待してなかったところ、
これも極上の香港ノワールに仕上がってて夢中で観てしまった。
前作から過去へ遡った前日譚。
それぞれの運命を知ってると、「あの人もこの人もまだ生>>続きを読む
タイムラインでちょくちょく流れてきてアンテナに引っかかった作品。
戦後間もない時代。
NYに住む女流作家とロンドンに住む古本屋の主人が、ひょんなことから20年に渡って文通を交わすことになり・・>>続きを読む
「スウィンギング・ロンドン」
それは私のアンテナが敏感に反応するワードの一つ。
(ジェーン・バーキンやマリアンヌ・フェイスフルがきっかけ)
60年代、世界中の若者が熱狂したその伝説のムーブメントの>>続きを読む
IMAXで。
インディ・ジョーンズが年老いたという事実に真正面から向き合った最終章だった。
アクションシーンは今まで一番多いし派手で見応えがある!
なるべくハリソンの負担にならないように陸・海・>>続きを読む
配信終了前日に慌てて滑り込み鑑賞。笑
洗練された小津調をカラーで。
これはある意味贅沢な美術鑑賞だった。
冒頭の工場の赤い煙突の図からして、MoMAっぽくて引き込まれる!
会社や団地の室内、飲み屋>>続きを読む