何度か観てる大好きな作品。
久々に味わいたくて。
昔より今のほうがずっと沁みた気がする。
子供時代の最終章、12歳。
もう決してあの頃には戻れない。
あの友情に浸ることはできない。
…作家になったゴーディ(リチャード・ドレイファス)が振り返りながら綴る、その視点が、大人になって随分経った自分のそれと重なってたまらなくエモーショナル。
ツリーハウス
背伸びして吸う煙草
どこまでも続く線路
夜の焚き火
…無防備でいられた少年時代の儚い煌めき。
ゴーディ(ウィル・ウィートン)とクリス(リヴァー・フェニックス)、それぞれが悩みを漏らすシーンはどちらも感情移入して涙が込み上げる。
大人たちは自分をちっとも承認してくれない。でも、わかってくれる友はいる!
白T&ジーンズでシンプルルックのリヴァー。
ウィル演じるゴーディの魂を包むような繊細な演技が本当に瑞々しくて…。
結構グロくてユーモアもあるブルーベリーパイのシーンは
スティーヴン・キングらしいのか、ロブ・ライナーらしいのか?w
劇中は淡々としたタッチで展開させ、ラストにベン・E・キングの『Stand By Me』で一気にノスタルジーと感傷に誘う計算にあざとさを感じなくもないけど、何度観ても見事にやられる。
ラストのRドレイファスのしみじみとした表情、素敵だなぁ。
p.s. キーファー・サザーランドは『グーニーズ』でいうトロイに当たる憎たらしい役どころだけど、若くてすごくカッコいい。