ASUKAさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.5

地に足がついてなくて自信もなくて、テキトーですぐ新しいもの(男)に手を出すユリアに一回死んで来いって思ったけど、自分のことはよくわかってる。アラサーだけどティーンのよう。
でも、わからないままの人だっ
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.4

想像の範囲から出ない展開でやや冗長。

はじめてタイトルを見たとき、これは最近生まれてはじめてファンクラブというものに入った私はファンダムを知る上で見るべき!?と思ったけど、タイトル通りのわかりやすさ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.4

正当防衛じゃなければ、犯した犯罪は理由に関係なく罰せられるべきだよね。

理由は免罪符にならない。
親友が精神を殺されたら、私も社会的制裁が一番の罰だと思うので似たようなことを考えるかもなぁ。
謝罪は
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

4.0

先日赤坂ACTシアターで舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」を鑑賞して酔い冷めやらず、レビューのし直しとか…


クィデッチがとにかく楽しい“映え”な回。
これを映画館で観たかったよーと、それ以降のハリ
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ショーシャンクの空に 4Kデジタルリマスター版(1994年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今日の映画はラッキーストライク。

タイトルとジャケットと名作だということは知っていたので、4Kリマスター上映をきっかけに挑んでみました。
こんなにいい映画だったんだ・・

ヒロインもいないし小難しく
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ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.1

途中から麻痺して馬鹿馬鹿しくなってしまったけども。。。


デスゲームがバズってもコストもリスクもありすぎるでしょ!
そもそもマイルズが頑張って売れるゲーム作ってたら、こんなデスゲーム流行らなかったの
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カツベン!(2019年製作の映画)

3.6

活動写真弁士という士業を先日はじめて知って、観るきっかけになりました。
周防監督なのでいい話には違いないけど、すけこましが似合う成田凌が誠実でちょっと残念w

成田凌が練習を積んだ上手さだとすれば、永
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

すべてのシーンがハイライト。

前作がトムクルーズを拝借した男くさい米軍プロパガンダ的映画だったとすれば(言い方)
映像技術の向上だけじゃなく、誰も(一応)死なせない、好戦的な要素の排除(しきれないの
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何が彼女をそうさせたか(1930年製作の映画)

3.7

新宿東口映画祭のカツベン映画祭にて。

タイトルとそのフォントに惹かれて観てみました。
昭和五年の大ヒット映画だそうです。

嫌われ松子並みの不幸な人生を辿る14歳。
映画冒頭と結末のフィルムが損壊(
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チェルノブイリ1986(2020年製作の映画)

4.0

なんかしっかりドラマだった。

放射線量を測るあのキュキュキュキュって音とか、丸裸での消火活動と、熱い汚染水に潜ったり、バルブを閉めたり扉開いたり、正直仕組みや構造はわからないけれどパニックホラーを見
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函館珈琲(2016年製作の映画)

3.0

東北とか北海道って、よく寒くて貧しい昔のイメージから、暗い話もよく似合ってしまうのでそんな話が溢れるのが嫌だった道産子の私ですがこう、くさい演出をするくらいなら思いっきり侘しい話にしちゃった方が良かっ>>続きを読む

映画 聲の形(2016年製作の映画)

2.8

この溜飲の下げ方は正しいのかな?
誰の溜飲が下がったのかな?


アニメーションは凝ってて綺麗、音楽はかっこよくて◎
ストーリーもソフトに表現してくれててまぁ観やすい。

終盤泣いちゃったけど、誰だっ
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.5

すごくすごく淡々としてた。
ニューヨークって言えば日本人は観たがるだろうとの邦題が、凡庸さを物語っているような。

プラダを着た悪魔は好きではないけど、あちらほど傲慢な人も出てこないので観やすいはずな
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.2

学校の階段駆け上がるシーンを、私はお酒を飲みながら観ていた。
いいシーンでした。

いつの間にかの起承転結。
千葉雄大くん演じるお兄さんの塩梅とか、トヨエツのコミカルさとか、上白石萌歌と斉藤由貴の“普
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フェルナンド・ボテロ 豊満な人生(2018年製作の映画)

-

ボテロ展の前に鑑賞。

コロンビア出身のボテロ。
そこで過ごした日々と人々、コロンビアに対する想いを感じ取ってからの展覧会。
心地いい美術体験でした。

ドキュメンタリーなので、どう評価して良いかわか
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.0

小さい頃にビデオテープで観て
キキと同世代の頃には軽率で素直じゃないキキに文句言いながら観て
一人暮らしの頃には垂れ流しながらニシンのパイを焼いてみたりした。
いま夫と一緒にセリフを真似しながら観てい
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.7

その生きづらさが悲しくてしょうがない。
いくら悲惨な境遇でも起こしてしまったら何も同情はできない。被害者が浮かばれないから。
でも支援を受けるべき、事が起こる前の彼(と母親)に対しては本当にかわいそう
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

大好きなはずなのにほとんど楽しめなかった2作目は、それ自体というより自分にショックを受けてレビューもしていない・・・
でも大好きな世界だし、6月に「呪いの子」の舞台も観に行くし、まだまだ期待したいので
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

2.5

本日4月9日はエル・ファンニングの誕生日です。

エルがかわいいということを知らない人以外、おすすめしません。
退屈ゆえに長い・・

部屋にメスライオン出たシーンはちょっと面白かったけど、キアヌがヤマ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

エドワード・ゴーリーの絵本みたい。

ストレートな教訓の割に、人間味を感じない主人公でした。
これはブラッドリー・クーパーの演技も良かったかもしれないけど、父親のことをサラッと見せただけでたいして語ら
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ワードセンスも光っていて刺さりまくり、ハードカバーで買って良かった原作のひとつ。
故に実写を避けてたけど、とっても良かった!

同窓会の下品さはわかるところもあるし、親が見繕った相手とのお見合いの面倒
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悪の教典(2012年製作の映画)

2.4

イケメンサイコパスの殺戮エンターテイメント。

演出はすでに手垢がついているようなものばかりで、バトルロワイヤルを知っている私たちにとってはたいして新鮮味なし。もう古臭い。そしてこれはデスゲームでもな
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パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.5

タイトルのせいで大部分の人に避けられているであろう、ちょっともったいないドラマテイストの映画です。

シャイなパンクス男子高校生が、クラブ(?)帰りにたまたま出会った女の子型宇宙人に一目惚れし、子ども
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ナイル殺人事件(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まずケネス、ベルファスト脚本賞おめでとう!


さて、ナイルに死すです。

オリエント急行に引き続き、ずっと〇〇殺人事件ってタイトルでやっていくのでしょうか。なんだか火サスみたい。

予告からもうお金
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.4

すごくいい静かな映画でした。

ケネス・ブラナーの自伝的映画で、1969年の混沌とした北アイルランドのベルファストが舞台。
家族、居場所、去る者と残る者のハートフルだけど悲しいお話です。

ほぼ全編モ
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

4.8

涙目になる映画はたくさん見てきたけれど、流れたのははじめて。
画も好きだしそもそも興味が大いにあるテーマだったのもあって、素晴らしかった。

キャラクターデザイン、表情、小道具、声と動きのバランス、セ
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

3.5

低刺激ハッピーエンドファミリー向けSFでした。


オンライン試写会にて。
たくさんの映画見てる大人からすると新しい事もあまりないと思いますが、ストレートで爽やかな映画でした。
マーク・ラファロはほん
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草原の実験(2014年製作の映画)

4.0

よく知らないまま再生したので、だんだんと予想はさせられるのですが最後。びっくりしたぁ

タイトルが物騒なわりに、セリフのない美しい地平線や空。
そこで暮らす人の静かで無垢な日常。
三角関係とまぁ言われ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

けっこうな笑い声をあげちゃう方々の近くの席で、ついてないなぁと思いながらの前半。
ヤングケアラである主人公ルビーの境遇に出口が見えず辛かった。

🥄

誰もが思春期に経験する親の疎ましさの非ではなく、
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ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

シアは感動ミュージカルを作りたかったんだなぁ
でも完全にMVです。

音楽はとても好きなんですが、ストーリーを切り取ってみると(というか分離してる)少々不快、雑、やりすぎです。
頑張ったとは思うけど、
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プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(2020年製作の映画)

3.5

陰湿でも肉体派でもない刑務所もの。

実話ベースなのでどうしても地味になっちゃうのを、ラドクリフと若干のASMRがカバーしてくれています。

アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.7

某日本ゾンビドラマを1話でリタイヤしたので完全に期待してなかったのですが、すごく良かったです。

外国ゾンビ市場にいたずらに参戦せず、日本は日本のゾンビ映画をつくろうとの心意気、すばらしい。
未読です
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ルームロンダリング(2018年製作の映画)

3.3

垂れ流しに最適。
テーマがはっきりしているのでこのくらい淡い演出がちょうどいいです。


池田エライザが描いてるとされてる絵がすごくいい。
吉祥寺のアパート、小学生、いつでもなんでも屋のオダギリジョー
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オペレーション・ミンスミート ーナチを欺いた死体-(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

もっと面白くできたのでは・・?

ミンスミートというコード
恋人の手紙と写真と指輪以外にもっといろいろ携帯されてたこと
どうしてバッグを持たされたのか
検死

・・あたりをもうちょっと広げてくれた方が
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.6

観た。

モブキャラはたいてい生活感のない部屋に住み、大衆ミュージックが似合う整った顔立ち。
そう、ライアン・レイノルズのような。


時代や国や世界線は違っても、人はアイデンティティに悩んでいるいう
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つみきのいえ(2008年製作の映画)

5.0

心の中に生きつづけるとはよく言うけど、記憶は薄れるし思い出の地からは離れたくないよね。

誰でもじんわりするお話だと思うけれど、海の底と記憶の底のリンク、セリフもムダもない12分で人生を表現するなど、
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