よく知らないまま再生したので、だんだんと予想はさせられるのですが最後。びっくりしたぁ
タイトルが物騒なわりに、セリフのない美しい地平線や空。
そこで暮らす人の静かで無垢な日常。
三角関係とまぁ言われれば青春や初恋も感じられる爽やかな映画ですが、ラストが恐ろしい。
昨今の情勢もあって余計に怖いです。
以下
ネタバレロックを外しましたが、これから鑑賞される方は知らない方がいいと思うので引き返すことをオススメ
ソ連が昔に核実験をしていた、カザフスタンのセミパラチンスク核実験場が舞台です。
と書くと完全にネタバレになるんですよね。タイトルそのままでした。
住民に避難勧告も出さず、1949年から1989年の40年間に合計456回も放射能を浴びせていたそうです。
しかもソ連はこの地の被曝の状況を1991年まで内緒にしていたとか。
(わたしも知らなかった、、)
きのこ雲はCGだとて、昨年広島の平和記念資料館を見学したからか背筋が冷えました。
象徴的に水のカットが挟まれるのですが、これも後から考えると恐ろしいです。
何の気なしに再生して戦争と人間の恐ろしさをじんわり感じた金曜の夜でした。