ASUKA

ナイル殺人事件のASUKAのネタバレレビュー・内容・結末

ナイル殺人事件(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

まずケネス、ベルファスト脚本賞おめでとう!


さて、ナイルに死すです。

オリエント急行に引き続き、ずっと〇〇殺人事件ってタイトルでやっていくのでしょうか。なんだか火サスみたい。

予告からもうお金がかかったエジプトロケ(風)、有名キャスト、ポアロの髭・・・ザ・映画。
なんだけど、なんとなく薄味に感じたのは、ヒモを生業にしてるアーミー・ハマーが地味にアホっぽくて、賢いはずの美人がなぜ惑わされるのか理由が見えにくかったからか?
動機が弱かったからか?
原作もネタも知らずの鑑賞です。

事件発生後は、ポアロによってリネットとのなんらかのワダカマリが明かされていく容疑者たち。
彼女は親切で好かれもしてましたが、それは抗えない権威勾配の上に成り立っている施しのような親切であった模様。ふーん。

だれもが畏怖するほどの大富豪で美貌の持ち主なら、簡単に人も信用できなくなるし、親の遺産とはいえバリキャリだったらそりゃ厳しくもなりますよね。
でもお金で私を見なかったのはあなた1人だけ、みたいなことをジャクリーンに言ってた気がしますが、どうして簡単に裏切ってしまったんだろう。
最初からヒモ認定されたアーミー・ハマーがよほどタイプだったのでしょうか?
その疑問はブークが『人は愛のためならなんでもする』と答えてくれましたが。

色々考えちゃったけど、有名な話なので推理だけじゃない楽しみもたくさんありました。
豪華ボートの構造とか、よく知らないエジプトのバカンス(CG)、保冷庫、ポアロのお髭。
友人であるブークも殺されてしまい、前作からの鑑賞者もポアロと一緒に悲しんだり怒ったり・・?
ベルファストでも思ったけれど優等生映画でした。
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