タッくん弐さんの映画レビュー・感想・評価

タッくん弐

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岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)

2.7

ナインティナインというお笑い芸人はやはり小生にとって青春でもありまして

演技力のなさはさておき今作は随所で登場してくる名作として知られておりますので一度は観たかった作品であります

劇中、今となって
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.6

前作からの勢いそのままに今作は同じ殺し屋協会内の敵との争いに加えて、緩めにその日常を描いております

主演の2人は以前よりかなりこなれた感の様子

俯瞰で落ち着いた演技は前作からの期間で得た確かな経験
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名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.0

記念すべき500作目の感想文は見た目は子供中身は大人、いまの小生と相反する存在である彼の作品となりました

非常に光栄である反面、劇場公開作で記録的な好調スタートとなっていることで小生は一体どんな素敵
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.6

マシュー・ヴォーンの新作ということで日々とかけ離れた爽快感を求めて月曜夜の映画館に赴いた次第ですが

劇場には小生のみ、まさに貸切状態で快適な時間を過ごすことに成功した次第でございます

スパイ小説作
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北斗の拳(1995年製作の映画)

2.1

先ずオープニング、冗長なスタッフロールから始まるスタイル 

もはやマクドナルドのピクルスに見える胸に7つの特殊メイク傷

南斗聖拳の使い手に銃で速攻殺されるギャラ泥棒マルコム・マクダウェル

どれも
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.4

新しいシリーズになってからそう時間も経っていないうちに2作目が公開になると聞いた瞬間から生きねば、という気がしておりました

喜び勇んで本日公開日を迎えた次第ですが外は春の嵐、これは所謂今作の敵で最強
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映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

3.4

今作の素敵なところは合奏の素晴らしさを音楽の向き不向き関わらずわかりやすく伝えようとした点

好きこそ物の上手なれと先人が残した言葉が響く内容となっておりまして、どんなにのび太氏の奏でる縦笛の旋律が不
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スライ:スタローンの物語(2023年製作の映画)

3.7

2024年は何だかんだと多大な影響を受けている彼のドキュメンタリーから始めることと致しました

まさに成り上がりと言うべきに相応しい役者人生を丁寧に生い立ちから追いかける内容は大変分かりやすかったです
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モンスターハンター(2019年製作の映画)

3.5

モンハンファンからこれじゃない感を散々叫ばれた今作ですが何分小生playの経験がないものでしてむしろ純粋に楽しむことが出来た次第です

ひさしぶりのミラ・ジョヴォビッチは随分歳とりましたがお綺麗なフラ
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スティーヴ・アオキ: I'll sleep when I'm dead(2016年製作の映画)

3.6

日本人の勤勉さと米国育ちの大胆さでみんなから愛される彼

個人的にパンクスEDMおじさんの印象が強かったのですが今作を鑑賞し、多くの成人男性同様父親へのコンプレックスを抱いた真面目なロン毛であると理解
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.4

浅野いにお氏に対しどうしてもサブカル寄りの大学生が好む漫画家としてオシャンな印象を持ってしまうのは仕方ないこと

しかし今回遂にそのイメージを払拭する機会に恵まれ、喜び勇んで公開日当日初回に劇場へ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.0

メインビジュアルどこから見てもローリー寺西感指摘不可避

そして劇場には今日も今日とて小生一名のみ、所謂これこそおひとりさま天国ということなのでしょうか井上和タンどうかお友だちになってください

観る
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.6

未だ超えることのない伝説

本人を目の当たりにし、ライオネル・リチオの存在がどうしてもチラつく時代の為せる甘き罠

やらない善よりやる偽善とはよく言ったものでして、若者にとっては24時間テレビでいうサ
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.5

リーアム・ニーソンが爺と化してもその力強さや眼光の鋭さは衰えることなく

今作では薄氷上におけるリスクを伴い、それと裏腹熱い心で物流を担う勇ましい姿を見ることが出来ました

彼が演じる役柄からはいつも
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.4

集団の中の孤独の方が辛い

それは常日頃小生も感じていることでして、無論個人的に登場人物同様の年頃の際にも多々

元来、隠の里出身である拙者、特に年代・性別の違う集団の中に放り込まれた際の小生ったら目
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.1

どこの国にもいる厄介なおっさんの話

今作を観ながら思い起こすのは空気階段のラジオ、『空気階段の踊り場』におけるコーナー『孤独なおじさん、いざ行かん』

様々な境遇の現代を生きるおじさん達、所謂こどお
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.9

ショートムービー尺作品の感想をこちらの日記帳で述べるのはお初となります

しかし今作はいずれ鑑賞し、感想を述べなければならないものでありました

全ての形において命に換えても守るべき大切なものを失った
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

4.1

2023年も年末を迎えまして

年末最後を締め括る映画作品を何にしようか検討しておりましたところ、やはり来たる新年に向けて少しでも希望を充電しておきたいと

願いを込めて今作を選択した次第ですが正にデ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.6

全編白黒映像で繰り広げられる多数の中での少数、パーソナルなお話

劇中、子供を育てることの大変さを観ているとなんだか最近の少子化に拍車をかけるような展開でありますが

いま最も注目されているといって過
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

2.8

先ず感想を述べる前に、小生が前作でもマイホーム購入すべき場所として描写されたクレイジィーシティ春日部市出身であることを念頭にお話させて頂きたい

少々手厳しい内容も屈折した郷土愛故と御容赦願いたい次第
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.6

まさに中年男性の夢見るファンタジー

なかなか自宅で映画を観る時間がとれない昨今、この作品を選んだのはまさに宿命

小松菜奈の輝き、彼女と恋に落ちる可能性がある煌めきの季節は公園であいみょんと石崎ひゅ
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ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.1

戦争反対以外の何物でもない訳です

時期柄、少し観るのが辛いといった人も中にはいるかもしれません

タモさんが徹子の部屋で仰った日本の現状を表現した「新しい戦前」が日に日に現実味を帯びてきており、小生
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

リッスニーング

本シリーズのラグジュアリー感たるや小生は映画作品として実に大切な要素だと思っております

個人的にもいま最も好きな名探偵でありますポアロ氏、どこが良いかと申しますとやはり爺である点が
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オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

3.9

古き良き80年代、そして美しいシルベスター・スタローンの時代

90分弱の短い父と子の物語はリアル・スティール的であり、つまり腕相撲

糞生意気な息子、腕相撲する皆さんがなんか試合前から汗だくなのもい
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バッフィ/ザ・バンパイア・キラー(1992年製作の映画)

2.0

昔の米国感が非常にツボでして

頭の悪そうな陽キャティーンエイジャー達が沢山出てきますが正直ストーリー的にはどうでもよくてですね

デビュー作であるヒラリー・スワンクさんの黒歴史とも呼べる演技について
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.4

大変話題になっていたうら若き女子が殺し屋でリコリコ的愉快な暮らしを描く今作を漸く鑑賞出来ました

スピード感と世代ならではの気怠さが程良いGAPを生み出し、既視感のある設定をも吹き飛ばす好印象でござい
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.0

登場人物の素朴さがよい

和製スタンド・バイ・ミーとも言える少年期の夏の物語、今年の暑かった夏を締め括るにはちょうどよろしい鑑賞と思われます

都会で決して味わえぬ自然との触れ合いや季節の表情、子供の
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

荒唐無稽なSF映画であり、新しい形のバタフライ・エフェクトと言っていい今作の魅力は何と言っても

現実の自分がどんな存在であれ様々な可能性を秘めているを示していることに他ありません

そしてやりたい放
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

2.9

まずマンション感がない

どちらかというと今作の舞台は館でして、幼き頃から東京ディズニーランドにて慣れ親しんでいる小生からすると違和感が生じるものでした

しかし新たな魅力を発掘するのが時代を切り拓く
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.6

我が町代表の元SMAPが日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した作品とあってずっと鑑賞する機会を窺っておりました

吾郎ちゃんや慎吾マムでは決して違うものになっていたでしょう

つよぽんぬだから説得力ある
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.2

公開後何日も経過しているに関わらず、鑑賞した劇場は多数の観客で賑わっておりました

それもそのはず、小生自身も近頃なかった安心の内容と面白さ、テンポのよさが非常に感じられ楽しむことが出来たのです

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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.4

兎に角、他人を信じることができない

男女問わず人は皆結局のところ他の大切なものを優先し、遅かれ早かれ離れていくものだと

過去の経験からか、いつの間にか当たり前のように小生は常日頃考えるようになりま
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.8

宮崎駿翁の説教臭いタイトル新作を楽しみにしていたのは昭和を生きた漢に叱られたい気持ちがどこかあったかもしれません

自分でも昨今の体たらくを嘆くばかりか、変わりたいという衝動は増すばかり、しかし遂に今
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.1

遂にこの時が来たのかと

今作を楽しみにしていたのはもとより、これで最後と明言したハリソン・フォードの姿からあまりに時の流れを感じ

公開の嬉しさと喜び、そして愛しさと切なさと心強さがないまぜになり劇
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.4

この肉体を以て何かを成し遂げることのなくなった昨今で本シリーズにある種の憧れを抱いております

遂にロッキーが出演しなくなった今作

主演アドニス・クリードを演じるマイケル・B・ジョーダン自身が監督を
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RRR(2022年製作の映画)

3.4

話題沸騰、魂で繋がった髭兄弟(ブラザーズ)がCGバリバリに活躍する映画ということで観に行ったところ若干間違えておりました

しかし遅ればせながら拝見した今作ですが噂に違わぬ破天荒で小生も驚きを隠せない
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