タッくん弐

べイビーわるきゅーれのタッくん弐のレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.4
大変話題になっていたうら若き女子が殺し屋でリコリコ的愉快な暮らしを描く今作を漸く鑑賞出来ました

スピード感と世代ならではの気怠さが程良いGAPを生み出し、既視感のある設定をも吹き飛ばす好印象でございました

主演のお二人は実際のところ結構な歳の差がお有りになるとうかがいましたが、それを感じさせぬ仲睦まじさ

またアクション場面では努力の結晶とも言える組み手のコンビネーション、鋭さが繰り広げられ大変感服致しました

アメコミを読んでいるような楽しさで観ることが出来ましたがストーリーとしては少し強引で敵役も個性がブレておりました

もっとふざけても良いと感じましたし、無茶しても許される内容ですので次作でこちらを確認することに致しましょう

ちなみに今作では通常の一般生活を送るため、健全なバイトを探す描写があるのですが

小生に関してもバイト落ちる経験に関しては右に出る者はいない程の腕前であることをお伝えしなければなりません

人が足りなくて仕方ない正月の年賀状配りも落ちますし、難易度低めの地元ファミコン屋も当然の如く弾かれる

これは余程の覚悟がなければ生きていけぬと本作でいうまひろタン同様に追い詰められた結果、大人のビデオ屋さんに合格

安堵感と共に希望に燃えS-1担当として意気込んでエッチなPOPを作成致しました

しかし勤めて1週間、排泄物を取り扱う特殊な性癖エリアの掃除中突如虚無と激しい自己嫌悪に襲われ遁走

そんな傷を抱いた吾輩は強くもなれないまま今を生きる、そうまるで日常との闘いで疲れ切ったエロスナフキンとして

あとジャケがあまりよろしくない印象なのでもっと可愛いかカッコいいか振り切った方が良いと思いました

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐