荒唐無稽なSF映画であり、新しい形のバタフライ・エフェクトと言っていい今作の魅力は何と言っても
現実の自分がどんな存在であれ様々な可能性を秘めているを示していることに他ありません
そしてやりたい放題やった結果、オスカー受賞するのですから今の映画界が病んでるのか刺激に飢えてるのか
ガッツリ賞レース総ナメしたのは兎に角ワケわからん熱量に圧倒されたいおっさんらの集いが求めていたのでしょう
自分の他の可能性であった人生から力を借りて、ジャンプするにあたり異常な行動をとるのは実に悪ノリでして
上記説明もイマイチ伝わりにくいですがつまりは今作の製作陣はふざけながらも本当に好きなモノを創ったのだなと
またよくぞここまで一人の女優をあらゆる側面から使いこなして撮影したと思い、俯瞰した観点が従来と異なる点が新鮮
パーソナル且つ多様性に溢れた作風と、楽しんで普遍的なテーマを取り扱っているところに好感を持ちました
ひょっとするとこうして全裸で鑑賞している小生にも別の可能性である世界線があって、素敵な冒険地球号かもしれません
そして何より今作によるキー・ホイ・クァンの役者としての復活は非常に喜ばしいことでして
勝手にグーニーズの一員として幾つになっても甘えんぼの小生からすると片目のウィリーの財宝発見ぐらいにテンション爆上げ
これから始まる新たな旅路を応援すると共に小生だってメイク・ア・ドリーム大谷サン、いつだって何度だってチャレンジ１年生
ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
