タッくん弐

ザ・クリエイター/創造者のタッくん弐のレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.1
戦争反対以外の何物でもない訳です

時期柄、少し観るのが辛いといった人も中にはいるかもしれません

タモさんが徹子の部屋で仰った日本の現状を表現した「新しい戦前」が日に日に現実味を帯びてきており、小生は一体どんな準備をしたらよいのか右往左往

大義名分や信条・誇り等、様々なその暴力の理由がお有りと存じますが、やはり個人的な憎しみと恨みが大半を占めるのは違いなく

俗に言う負の連鎖で人類同士潰し合うのですから愚かであるのはもはや言うまでもありませんよね

結論から申し上げれば子供を泣かしたり不安にさせるような理由に一切の正当性などなく、決して許されないことであります

今作においてはケンワタナベの印象的な役柄、半機械のヴィジュアル造詣等、説得力として申し分なく

ロボットが容赦無く兵器でバラバラに破壊される様はただ人でないだけで、現実にて人間相手に起きている事実を思うと非常に恐ろしく思いました

命を賭けて守るべきものがあるというのは幸せなことなのかもしれません

それは記憶に執着するよりも重要であり、生きるという行為に直結するに相違ないでしょう

そう信じて退屈で怠惰な日常を繰り返しておりますがそれもきっと、否、決して悪いことではない

完璧でなくともブレることなく、これからも一番大切なものを正しく選べるようにありたいものです

それでは聴いてくださいKANで『愛は勝つ』

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐