数十年を経ての復讐。その背景が語られ、裁判も終わってからの出来事に衝撃を受けた。
「ユダヤ人」と罵られ唾を吐きつけられ、さらに6ヶ月後にマックスと共に殺されたリナ。
差別の根深さに震えた。
モーリ…
人権擁護委員会の代表マックスは仕事で面会したパラグアイ大使を突然射殺する。
やがてマックスの子供時代(ナチス政権下)に遡って話は進められる。
このジャケット写真の涙を流す美しい女性が気になり鑑賞。…
劇場で観ていたらしばらく立ち上がれなかったことだろう。
1982年のフランス映画だが、40年経っても、いや戦後80年近く経っても、今なおこの状況が続いていて、そら恐ろしい。
ロミー・シュナイダーが二…
思い、思われ、子のように歳が離れてもいっちょ前に思ったり。
どんなに月日が流れ老年を迎えても、仇敵を目の前にすると、人は手を下さずにはいられないのかもしれない。
ナチスドイツの記憶はかくも苦いものか…
サスペンス色が強く、謎解きのようなストーリー展開が秀逸で、「ロミーの遺作」と言う冠が無くても十分楽しめる作品。
そしてその完成度以上に魅せてくれるのが、やはりロミーの鬼気迫る演技。
どのような状…
危険
人権擁護委員会の代表を務めるマックスは、大使との会見の席で大使を射殺してしまう
逮捕されたマックスは、留置所へ面会に来た妻リナに自身のつらい過去について語り始める
1930年代、ベルリン、1…
人権擁護団体の代表である立派な老人がある事件をきっかけに過去を語る。親をナチス親衛隊に殺された彼は同じアパートに住んでいたドイツ人夫婦に引き取られる。面倒を見てくれた憧れの女性とそっくりな人を妻にす…
>>続きを読む素晴らしかった!震えた!
波乱に満ちた生涯を送ったロミー・シュナイダーが自身の企画として映画化したドラマ。そして43歳の若さで急逝した彼女の遺作となった。撮影中の怪我や病気、そして最愛の息子を事故…
ロミー・シュナイダーはただ綺麗な女優とは違って、背負ってしまった業のようなものを深く感じさせる。ミッシェル・ピコリを空港で迎える時の優しい笑顔と不安げな態度。それだけで、この映画を見る価値があると思…
>>続きを読む衝撃のラスト。
ショッキングな内容だったので鑑賞した後、原作はフィクション、しかも現代の部分は映画化に伴い付け足した部分と知って安堵してしまった。
ロミー・シュナイダーが命をかけて演じた作品という…