犯人の吹く口笛が薄ら怖い、耳に残る
被害少女の風船が電柱に絡まってるのも鳥肌が立つ
ラストシーンの市民裁判、恐ろしい
突如無声無音になるのも
(時代故の技術的な物?私には分かりかねます)相まって緊迫…
このレビューはネタバレを含みます
20240511
美しい構図、マッチカットによる対比、口笛や影、風船といったモチーフ。人間が人間に対して行う残酷。100年前とは思えない映像と脚本で、久しぶりに度肝抜かれた。映画制作のアイデアの宝…
初フリッツ・ラング。
ほぼ100年前の映画でありながら、映像の画角や構図が良く、新鮮ささえ感じた。
犯人を追い詰めていくことで周囲の者の素性がわかっていき結果的に本当に悪いものは誰なのかわからなく…
約100年前に幼女連続殺人事件を描き、それは日本でもM宮崎勤によって実行された。もしかしたら宮崎もこの映画を見ていたかもしれない恐怖。
殺人鬼が自らを弁護し、正当化しようとするシーンが一番恐ろしく、…
フリッツラング初のトーキー映画との事で鑑賞。
ヒッチコックの下宿人や恐喝に影響を受けて作られたようだが、個人的にはヒッチコックのそれらの作品や、サイレント時代のフリッツラングの作品には及ばなかった。…