男はくらいよ監督さそりさんの映画レビュー・感想・評価

男はくらいよ監督さそり

男はくらいよ監督さそり

映画(1707)
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小さな兵隊(1960年製作の映画)

3.8

例の如く延々とナレーションが続く。スパイとテロリストの話。なかなか話に展開が無いが、突然アンナカリーナの登場で画面が輝き動き始める。
殆どカリーナが魅力的に映る為に全力が注がれ、それ以外はどうでも良い
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宇宙大怪獣ギララ(1967年製作の映画)

3.0

ギララのデザインは素晴らしい!当時の松竹が唯一撮った怪獣映画で気合いが入ってる。セットも特撮も松竹では最高峰だろう。
冒頭の倍賞千恵子歌うギララロックにやられた!それが伏線なのか、男はつらいよにもギラ
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

4.0

満員の劇場。何かとんでもない物を見たという終了後の観客の静寂。感動なのか?衝撃なのか?安堵なのか?
絵空事の様で、まんま今の世界情勢と日本の日常。侵略者を他国と見る事も出来る。
SFの侵略者に加えてパ
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プロフェッショナル(1966年製作の映画)

4.5

色んな意味でパーフェクト!誘拐された妻を取り戻せと富豪から一人1万ドルで馬のプロ、ダイナマイトのプロ、作戦のプロ、弓矢のプロが集められる。七人の侍の影響だと思うが、後のアンタッチャブル、アベンジャーズ>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

5.0

本物の怪獣馬鹿怪獣オタクが撮った怪獣総進撃!
コングが兄弟仁義っていうか高倉健さんやん!ミニコングに裏切られても助ける漢!
ゴジラが助っ人って流星人間ゾーンかよ!やりたい放題で何で地球の空洞からモスラ
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

3.5

台湾の映画館で台湾の観客と一緒に鑑賞!
台湾でのハイキューの人気は凄まじく、日本に次いでの公開。映画の後のカードスロットマシーンに長蛇の列で若者は熱狂していた。
音響が素晴らしく日本語で中国語と英語字
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M(1931年製作の映画)

4.0

約100年前に幼女連続殺人事件を描き、それは日本でもM宮崎勤によって実行された。もしかしたら宮崎もこの映画を見ていたかもしれない恐怖。
殺人鬼が自らを弁護し、正当化しようとするシーンが一番恐ろしく、ヨ
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.0

冒頭と終盤に魅力的なアニメが出てくるのだが、それが本編を超えてしまってる。
肝心の本編は構成が同じ事を繰り返すので、全体が長くなってしまっている。
店長が何故死んだか明確な答えが無い。
そして岸井ゆき
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映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ(2023年製作の映画)

4.0

ゆるいアニメかと思ったら、ブラック企業とか労働搾取を描いてるアニメだった!
ダメダメなキャラが力を合わせるというのも色々深読みできてしまう。物は大事にというメッセージも。最初はちいかわと見分けつかなか
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特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.0

これはどちらかというとスピンオフというか特別編なのでファンサービス的な内容

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.5

黒澤明監督のリメイク映画(スターウォーズも)ではこれがベストだと思う。オリジナルを父と一緒に地上波で見て、白血病で闘病して亡くなった父を主人公に投影させて見て新たな感動。父はビルナイみたいな静かな人だ>>続きを読む

劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~(2019年製作の映画)

5.0

これも素晴らしい!
一年生と二年生が本気で向き合い、ぶつかり合う。
今、こんなに熱血的な生徒がいるかは不明だが、若い時に感じた怒りや悲しみ苦しみが等身大で描かれて、昔を思い出した。
それぞれの生徒の個
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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.5

響けユーフォニアムというタイトルの意味が判った。
久美子とあすかは吹奏楽部を通して本気でぶつかり合ってる。
音楽についての、人と人が向き合う事についての作品。
演出が素晴らしい!ちょっとした他校の吹奏
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劇場版 響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ(2016年製作の映画)

5.0

パーフェクト!全てが美しく儚い美少女たちの夢。テレビシリーズ全部見てだけど一挙に見ると新鮮だ。
演出、背景、音響、色彩、声優の演技、全てが素晴らしい!夜の京都を歩く、楽器の響きで震えるペットボトル、細
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スーパーヒーロー ムービー!! -最’笑’超人列伝-(2008年製作の映画)

3.0

スパイダーマンのパロディ。ドリフ大爆笑みたいな下ネタ、エロネタ満載で面白いけど、差別ネタ、動物虐待ネタ、老人虐待ネタとやりたい放題!ダライラマ殴るなよ!ヒロインに対するセクハラもひでえな。
裸の銃を持
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ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.5

この監督はロミオ&ジュリエットにしても華麗なるギャツビーにしても古典的名作をコテコテに装飾して台無しにしてしまうという癖があって、あまり好きでは無い。
この作品はルノワールのフレンチカンカンを元にして
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ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.3

最初から最後まで妄想なのか現実なのかわからない不可解な展開。
監督ロバートアルトマン、撮影ビルモスジグモンド、音楽ジョンウィリアムズ、主演スザンナヨークと一流のスタッフで望んだ意欲作。1972年の作品
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サーカスの世界(1964年製作の映画)

4.0

昔、地上波で観たけどこんなに長い映画だったのか!
本物のライオン、象、虎、馬を使った曲芸、西部劇ショー、空中ブランコ、これが本当に凄い!ずっと見ていても良いくらい。
ピエロのシーン、リタヘイワーズとク
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黄色いリボン(1949年製作の映画)

4.5

こんな後味の良い西部劇はなかなか無い。
戦いより平和を選ぶ老大尉。これも父と一緒に良くゴールデン洋画劇場で見た事を思い出す。
ジョンウェインが笠智衆みたいな渋み。
一世一代の名演技だがオスカーは勇気あ
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シェーン(1953年製作の映画)

5.0

水曜ロードショーで今は亡き父と観た。父の大好きな映画だった。何十年ぶりかでアマプラで再見。
これはパーフェクトな西部劇!
地上波では30分カットされてたからパーティのシーンや酒場の殴り合い、開拓者の生
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

アイアンマンと水玉男と砂の惑星の姫とミスターロレンスとフレディマーキュリーとクワイエットプレイスとシドビシャスとポアロ等何気に豪華キャスト!
フローレンスピューのオッパイにビックリ!しかも何度も。オッ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

相変わらずウェスアンダーソンの絵作りは完璧でセットも撮影も豪華キャストも舞台の中の設定とたまに舞台裏が出てくる構造も意欲的で面白いのに何か散漫な印象。
実験映画というかファンムービーというか。
突然、
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袋小路(1965年製作の映画)

3.8

二人の怪我したギャングが城に住む夫婦の家に押しかける。閉じ込められた夫婦はいつ反撃に出るのか?という普通なら脱出反撃サスペンスになるのだが、この夫婦〜全然反抗しないし、呑気に犯人と酒飲んだりしてて、途>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

5.0

殆どの映画ベスト選出でベストワンになってる完全無欠の名作。
15歳でフィルムセンターで観た時はストーリーが理解出来ず全く面白くなかった。
何十年も経ち年取ってから観たらパーフェクトな映画!
アントンカ
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テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

4.5

最高!パゾリーニで一番好き。
奇跡の丘にも通じてる。
サイレント映画の様に殆どセリフなく、物語に説明もなく、一人の美青年がブルジョワ一家を狂わせていく(元々狂ってたのか?)
息子は画家、女中は神、母は
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にがい米(1948年製作の映画)

4.5

これは唯一無二の名作!
雨の中の争い、田植え、バイタリティ溢れる女たちと七人の侍を思わせるものがあるというより、七人の侍より前の作品
過酷で酷い条件の田植えに出稼ぎに来るイタリアの女たちのパワーに圧倒
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裸足の伯爵夫人(1954年製作の映画)

3.8

構成が凄い!3人の男のナレーションと回想で視点が変わる(羅生門の影響?)
ハンフリーボガートの存在感は圧倒的だ。
そしてエヴァガードナー!凄い色気とスタイルの良さ!唯一無二の個性。しかも美しい。
前半
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映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生(2016年製作の映画)

3.5

前半の日本誕生の件は面白かったけど、23世紀のギガゾンビが現れた辺りから時空とか歴史とか無茶苦茶!
ドラえもんものび太も日本の歴史無茶苦茶に変えてないか?
そこら辺ちゃんと描かないとタイムパトロールに
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

5.0

ドラえもんには批判的な私ですが、これは脚本がパーフェクト!伏線の回収が凄い!
元々名作の評価が高いのび太の恐竜のリメイクですが、ジュラシックパークやアバターの影響で恐竜の描写がリアルになり、アニメの技
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.5

ちょっとこれ凄いんじゃない?
久々にベンハー、地獄の黙示録、アラビアのロレンスみたいなエキストラが沢山いてザ映画って感じの超大作観たよ!
実際、それらの名作のオマージュでもあるんだけど、短縮版みたいだ
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STAND BY ME ドラえもん2(2020年製作の映画)

3.8

これはタイムパラドックス的な展開もあり、一作目より遥かに良く出来てます。のび太のどうしようも無さは相変わらずだけど、ちゃんと成長してる!
お婆ちゃんネタはずるいよな。しかも宮本信子!
でもタイムマシン
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.3

ドラえもんの登場から退場まで描いたリメイクというかおさらい編。
本質的なドラえもんという話の欠点も描かれてる。
これは依存症の話でしょう。
結局、のび太はドラえもんがいないと何も出来ない。一人でやれる
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.3

すみません。藤子不二雄はオバQとジャングル黒べえ派なのでドラえもん好きじゃないです。だから生まれて初めてドラえもん映画観ました。
去年の作品だから映像技術も素晴らしく、全く飽きませんでした。伏線回収も
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

5.0

とんでもないアニメを観た!
今の日本の状況にドラえもんと魔法少女まどか☆マギカと第9地区をぶち込んだみたいなカオス作品!
幾田りらとあのちゃんのアテレコはキャラにピッタリというか天才的!
そしてTAR
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荒馬と女(1961年製作の映画)

4.0

クラークゲーブル、マリリンモンロー、モンゴメリークリフトの豪華共演作品にして全員の遺作という呪われた映画と言われている。
モンローはどこか寂しげ。殆どサービスカットの様な水着シーンと尻振りシーンが当時
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薔薇のスタビスキー(1973年製作の映画)

4.0

これはもう見事な映画芸術ですね。
衣装、セットとフランス映画の最盛期の豪華さが画面から滲み出てる。
アランレネにしてはわかりやすい。
暗黒街を拠点に政治家や警察まで金の力で買収した詐欺師スタビスキーを
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