このレビューはネタバレを含みます
日本の秘境、岩屋部落でシベリアにしか生息しない蝶が発見され、調査に来た生物研究所員の二人が怪死を遂げる。真相究明の為、生物研究所の所員魚崎(野村浩三)と、亡くなった所員の妹、由利子(園田あゆみ)、カメ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
日本特撮映画黎明期の代表的作品という事らしく、監督、特技監督は本多猪四郎&円谷英二の黄金コンビで、キャストは東宝特撮映画おなじみの佐原健二、平田昭彦、白川由美、志村喬、藤田進、土屋嘉男と勢揃い。
サ>>続きを読む
この年代のイタリアコメディは初めて観たかも。肝心のサッカーシーンは薄めなので、スポーツ映画ないしサッカーを期待して観る向きには肩透かし。逆にサッカーに興味がない私はある意味安心して観られた。
バチカ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まさか同じ手は使わないと思ってたのに、構成が前作と同じじゃん!それだけは絶対にないと思ったのに…悪い意味の意外性は要らなかったな。
犯人の動機も意味不明過ぎるし。まあロリータ服を犠牲者に着せてるという>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
江戸川乱歩の探偵小説に若干フィルムノワールを加味したような作品。第二次大戦後、戦時利得税を脱税していた悪徳な軍需成金の元に「夜光る顔」を名乗る怪人から犯行予告状が届く。刑事が大勢張り込んで万全の態勢で>>続きを読む
笑った。終盤我慢出来なくなったジャームッシュおじさんによる、トム・ウェイツを介した説教(地の文)が入るのストレート過ぎる。生前レイ・ブラッドベリもインターネット大嫌い宣言してたけど、ジャームッシュもス>>続きを読む
アルセーヌ・ルパンに並ぶ、フランスの最も有名な怪盗紳士ファントマ。我が国では大正時代に紹介されており、既に公開されていた同じ怪盗物である「ジゴマ」ほどの人気は出なかったようだが、ジゴマが覆面をした荒っ>>続きを読む
U-NEXTは痒い所に手が届くのがありがたい。久々に視聴。
ハマープロが「フランケンシュタインの復讐」の成功に続き、大ヒットさせた正当派古典ホラーにして、この後の吸血鬼物に絶大な影響を及ぼした記念碑的>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
日本人なら誰もが知る織田信長の肖像。しかし写真もなく肖像が大量に出回るほど出版流通も盛んではなかった時代、それらしい奴を捕まえてはみたものの、どれが本物か分からない…というアイディアは目から鱗で感心し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
南米奥地の農場に人喰い蟻の群れが襲い掛かる、ナチュラルホラーの古典。まだ動物パニック映画というジャンルが確立されていなかった為か、後続の諸作品とは著しく構成が異なる。
なんと95分の映画の内、チャール>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
幕末の攘夷志士、武市半平太が現代にタイムスリップした事で巻き起こる騒動を描いたコメディ…なのか?これは。元は同名の漫画が原作で、本作公開時点では完結していなかったので、随分思い切った(と言っていいのか>>続きを読む
見るからに感動します!みたいな広告を差し挟んでくるタイプの映画は余り観ないんだけど、アマプラのトップ画面に出てきて何の気なしに観てしまった。まんまとしっかり泣ける良い話だった。無難な内容だけど、こうい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
高校生の頃、地下鉄の広告でよく見かけた記憶があるが、まさかこんな話だったとは…。
地下鉄に乗って過去にタイムリープして、自分が嫌っていた父の過去を知る、という前半のプロット自体は良いと思うが、その後>>続きを読む
プロットは行き当たりばったりで粗が多く、冗長というか無駄な展開も少なくない。しかし、今まで観たジャッキー初期の諸作品の中では私は一番好きかもしれない。
モンキーシリーズ(日本で勝手にそう銘打っただけ>>続きを読む
マザーグースの童謡の登場人物ばかりが住んでいる、おとぎの村に住むトムとメアリーは結婚を間近に控えていた。それを邪魔しようとしているケチな悪党バーナビー。トムを海に投げ落とし、メアリーの羊を盗み、彼女を>>続きを読む
終始主人公にめちゃくちゃイライラした…余り本作のいい話を聞かず、市川崑本人ですら初期の失敗作扱いしていた様なので、そこまで期待値上げずに見たが、それでも酷い。とにかく主人公がクズ過ぎてウンザリする。途>>続きを読む
改めて観たが傑作。
無教養な田舎者の癖に芸術だ、芸術だとよく知りもしない内から有難る俗物、「芸術」を猥褻な目的で眺める助平親父、その実態を単なる裸踊りだと見下して嘲笑う小市民達…美しい北軽井沢の大自>>続きを読む
マッティ・ペロンパー演じるウラジーミル、前作ラストで「二度と彼を見た者は…」って言ってたのでどう出すんだと思ったんだけどそう来たかー。インチキ臭い宗教家になってるけど、横暴な独裁者ぶりは本作でも健在。>>続きを読む
ダラダラ観る分には心地良いロードムービー。サングラス・スーツのいでたちはてっきりブルース・ブラザーズのパクりなのかと思ったら、本作でバンドメンバーを演じているスリーピー・スリーパーズ自体が元々こういう>>続きを読む
よく色々な人が薦めているコメディなので、もっとハチャメチャな話をイメージしていたが、思ったより普通!
80'sらしい、爽やかで明るいロマンティック・コメディ。
ダンディはかろうじて洋服着てる野獣とい>>続きを読む
アルジェント本人は自身の中で最駄作と位置付けているという本作、当人が卑下するほど決して悪くはない。確かに全体的にやや散漫な印象は残るものの、絞殺されて瞳孔が散大する、泡を吹いて半目を開いてうつぶせにな>>続きを読む
見ていてくすぐったくなるような、今となっては余りにもテンプレな青春映画。「キューポラのある街」では意外にも恋愛関係に発展しなかった吉永小百合と浜田光夫が本作では甘酸っぱい恋の駆け引きを繰り広げる。素直>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
本作の後にイタリアンホラー黄金時代を担ったマリオ・バーヴァのヒット作。
登場人物全員イタリア語を話しているのだが、17世紀はモルダヴィア、魔術を使った咎で美しき王女アーサは恋人ヤヴティッチ公と共に、呪>>続きを読む
立川志の輔の創作落語を原作としているとの事だが、元の噺は聴いた事がない。要所要所のギャグに志の輔節が炸裂している。
先ず「地図が完成したのが1821年、伊能忠敬は1818年に亡くなっているから、本人が>>続きを読む
ヒュー・ロフティングの名作児童文学「ドリトル先生」シリーズは何度か映画化されている。サイレント短編アニメが最も古く、実写化作品としては本作が初。エディ・マーフィーが主演の「ドクター・ドリトル」もあった>>続きを読む
旱魃が起こるアフリカ最貧国マラウイで14歳の少年が苦境に負けず、独学で風車を作り上げて村を救おうと孤軍奮闘する実話ベースのお話。
幼稚園の頃の同級生に、お父さんがマラウイで支援活動を行っている子がい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
リーガル・サスペンスの名手ジョン・グリシャム原作の映画化作品。トム・クルーズがアクションとハンサムを売りにしていないタイプの作品。とは言え、後半はアクションもりもりで退屈しないような構成になってはいる>>続きを読む
クラシック・ロンドン、ミステリーの組み合わせに惹かれて観た。
シアーシャ・ローナンのミーハーで空回りしっぱなしなキャラクターは好き。後半はストーカー巡査の突拍子もない行動見たさに映画を観続けてた感は>>続きを読む
日本公開は三作目だが、香港の公開は本作が一番最初。その次回作である「天才與白痴(1975)邦題:Mr.Boo!天才とおバカ」が余り面白くなかったので、こちらも駄作ではと危惧したが、意外にも話もすっきり>>続きを読む
スターウォーズやハリーポッターのシリーズ作品に数多く出演している事で有名なワーウィック・デイヴィスの代表作…なのだが、日本版のwikipediaのワーウィック・デイヴィス出演作品一覧には全くと言ってい>>続きを読む
フライシャー・スタジオが初めて製作した長編アニメーション映画。以前はパブリックドメインDVDのアニメコーナーに、やたらとディズニーの昔の映画と一緒に置かれていた印象が強い本作。今日フライシャー・スタジ>>続きを読む
主要キャストがほぼ全員アジア人という事で、当時結構話題になった本作、公開当時に一度観たがもう一度観てみた。
プロット自体は非常にありがちなシンデレラストーリーで、良く言えば王道だが、正直退屈。富裕層>>続きを読む
一度は観てみたいけど配信はないし、レンタルもないし、かと言ってVHSやDVD&Blu-rayを買うほどでもないよな、という映画はこの世に山ほどあるが、本作もそうした作品の一つである。
今回有り難くもU>>続きを読む
「宇宙忍者ゴームズ」で、悪魔博士の陰謀で宇宙忍者四人組がミニミニ世界に連れていかれるエピソードがあったが、正にそんな感じの話。識者に言わせるとミニミニ世界と量子世界はまた別らしいが。
スターウォーズ>>続きを読む
1940~60年代にかけてUPAアニメーションスタジオが製作した「近眼のマグー」というカートゥーンの映画化。「ポリスストーリー」のシリーズ作品を撮ったスタンリー・トン監督、主演に「裸の銃を持つ男」でお>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
冒頭は明るい雰囲気なので、アメリカ南部を舞台にしたヒューマンドラマなのかと錯覚しかけたが、「偽りの花園」の邦題に相応しい、一見華やかに見えるがその実、血も涙もない守銭奴達によるドロドロの相続争いへと転>>続きを読む