「セルピコ」ほどの思い切りもなければ
「ソイレント・グリーン」のような溢れんばかりのメッセージもない。(そんな映画と比べんなと言われればそうかも)
鬱屈とした実に嫌な映画である。だけど嫌いじゃない。
赤の他人がやがて本当の家族になっていくヒューマンドラマ想像するじゃん普通?なんだこの話!
初黒澤映画。初モノクロだった気もする。
スターウォーズにダダハマリしていた中坊時代に、「新たなる希望」のメイキング映像でC-3POとR2-D2の関係やレイア姫の性格は黒澤明の「隠し砦」のオマージュであ>>続きを読む
現実の内田百閒は本作の松村達雄演じる百閒先生のような好々爺ではなかったと思う。黒澤明がなぜ内田百閒を選んだかは良く分からないが、内田百閒だからというよりも、自分の撮りたい映画に合うのがたまたま百閒の作>>続きを読む
タガが外れてからのカールがヤバすぎて見入ってしまう。
なんにでも飛び込んでいく勇気を持つことの大切さを教えてくれる作品。
直球といえば直球なんだけど、なかなかハッキリとは言い辛い。
一直線にYES!>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
MGM黄金期を代表する映画で、ミュージカルの古典傑作。とは言うものの、セットは凝っているが所詮書割りの世界で、その中で演じられる恋愛ドラマも無駄を省略し、戯画化されたミニマルな世界に感じる。この世界観>>続きを読む
ジブリでは一番好きです。
なんというか、監督の嗜好性が一番如実に顕れている気がします。
オールディーズに合わせた映像作りの魅力。
カレンダーガールに合わせたセックスシーンや拷問しながらMr.サンドマンが流れるセンスはなかなかナイス。
メタネタ・楽屋ネタはもっと酷くて臭いかと思ったが、ど>>続きを読む