染夫木智也さんの映画レビュー・感想・評価

染夫木智也

染夫木智也

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ザ・エクスチェンジ(2022年製作の映画)

4.0

2014年に起きたロシアのウルライナ侵攻を舞台にした作品。
戦争時に子供が捕まったことを知った親から自ら助け出そうとする実話。

いくつかの実話から着想を得て制作されたと記載はあるが、脚本担当された方
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仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング(2024年製作の映画)

1.0

おもちゃを売るための映画なのか

仮面ライダーギーツは令和版仮面ライダー第四弾で、2022年9月から2023年8月まで放送された。
本作の映画を見るためだけに、東映特撮ファンクラブに月額960円で一か
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マリア 怒りの娘(2022年製作の映画)

4.0

制作作品数4本から生まれた辛い現実の中でも勇気つけられる作品

ニカラグア生まれの映画監督「ローラ・バウマイスター」の初長編作。
あまり聞きなじみがない国、ニカラグアとは太平洋とカリブ海の間に位置する
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

「3巻で打ち切りなった漫画」みたいな映画らしい。

自分なりの良い映画の定義がある。
それは映画館でエンドロールが流れ終わった後、照明が明るくなった際に劇場がざわつく映画である。
過去に、トップガンマ
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

5.0

内臓飛び出るが当たり前になれば、それはもはやコメディ

タランティーノからも「ホラーの未来」と絶賛されたイーライロス監督。

過去作といえば、エログロホラー映画の「ホステル」、人を食う民族に襲われる食
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.0

泥くさい成功者の軌跡ではない、笑えないがとにかく魅了される作品

監督は2007年ドキュメンタリー「サディスティック・ミカ・バンド」で監督デビューされた滝本健吾さん。

原作は2017年にツチヤタカユ
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次元大介(2023年製作の映画)

2.0

次元といえばルパン、ルパンといえば次元ってくらいルパン3世の世界に必要な存在。

ルパン3世、誰もが知っているモンキーパンチ原作のマンガ。
今やアニメやゲームなど展開され、世代問わず人気な作品であるが
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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(2023年製作の映画)

2.0

苦手の転生モノ、興味のない悪役令嬢モノ、頑張ってみてもぬるいぬるい。

映画に限らず、作品には個人の好みがあるから合わないものは合わないのよ。

通称「はめふら」と呼ばれ、シリーズ累計600万部突破、
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ロスト・フライト(2022年製作の映画)

5.0

先の展開が読めても面白いいちご大福映画

主演はスリーハンドレッドでは、圧倒的な戦力差がありつつも、最後まで自分の生き方を折れなかった隊長。ハンターキラーでは不可能なミッションをこなすために選ばれた潜
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火の鳥 エデンの花(2023年製作の映画)

4.0

人の欲とは魅力的であり、愚かである。

監督は鉄コン筋クリートのキャラクターデザインや、日本とフランスとの合作「ムタフカズ」を監督されていた西見祥示郎さん。

私にとっては火の鳥とは、本作を見るまでは
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

5.0

冒頭から殴られたような衝撃を受ける映画。
The ヤバい映画

実はこの映画、1993年に制作された映画で30年の時を経て、日本で初公開された。
※過激な内容が原因だったのかな。

あらすじを見ると、
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鯨の骨(2023年製作の映画)

3.0

見終わったあとに記憶に残るのは「あのちゃん」だけ。


アカデミー賞国長編映画賞を受賞した「ドライブマイカー」の共同脚本や、ディズニー+で話題のドラマ「ガンニバル」の脚本担当されたおおえたかまさ大江崇
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まなみ100%(2023年製作の映画)

3.0

タイトル、予告からは読み取れないピュアで不誠実な物語。

29歳という若い監督「川北ゆめき」さんの最新作。
2018年に公開された「満月の夜には思い出して」は2週間の上映にもかかわらず、現在U-nex
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

5.0

ゲーマーがプロレーサー?これぞ「事実は小説より奇なり」ムービー


ゲーム好きなら知っていると思うけど、グランツーリスモは1997年から発売され、最新作7まで続いているリアルドライビングシュミレーター
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クロムスカル リターンズ(2011年製作の映画)

3.0

食後に見たら、ゲー吐きます。

23歳で特殊メイクスタジオを設立させた映画監督ロバート・ホールのエグさを追求したホラー作品。

2004年に監督デビュー後、2009年にクロムスカル、2011年に続編の
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キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

3.0

タイトルからあふれるB級感、数十年ぶりに帰ってきたパイプカット版
B級映画にして、B級映画にならず。


原作はドイツの同名コミックで、世界で18か国で翻訳されるほどの大人気コミック。
本作は1996
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キングダム エクソダス〈脱出〉(2022年製作の映画)

3.0

316分という人生最長の映画体験、カオスと満足感入り乱れた映画。


2000年にカンヌでパルムドールを受賞した「ダンサーインザダーク」のラースフォントリア監督最新作。

過去作の多くが、現在サブスク
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ヒッチハイク(2023年製作の映画)

1.0

最恐?トラウマ級?緊張感はいずこに?

本作、「ひとりかくれんぼ新劇場版」や元乃木坂の生駒さんが出演していた「コープスパーティ」などホラー系の作品をメインに撮っている山田雅史監督。
脚本は「きさらぎ駅
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プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)

1.0

宣伝100点、内容20点、怖さ0点の圧倒的な出オチ映画

プーさんとは、みなさんご存じ1926年誕生した児童小説して誕生。
1960年からアニメーション化。
原作誕生から97年たった2023年、原作の
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劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編(2023年製作の映画)

3.0

こんなセータームーンみたことない!!

セーラームーン自体は1991年から連載開始し、翌年92年から97年までTVアニメ放送されていた。
7年後の2014年より新作アニメとして「美少女戦士セーラームー
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劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ(2023年製作の映画)

2.0

作品自体は良いが、ドルオタではない自分には刺さらなかった

監督はNANA、黒執事などを制作された大谷健太郎さん。

原作は平尾アウリさん。本作は2015年連載開始し、2017年「このマンがすごい20
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暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年製作の映画)

2.0

3日間でファンになることは難しい

私は恥ずかしながら、人生で戦隊シリーズを見たことがない。
そんな自分がある企画によって本作ドンブラザースVSゼンカイジャーを見なければならなくなった。

まず、本作
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マネーボーイズ(2021年製作の映画)

3.0

同性愛者は罪ではない

監督はC.B.Yi(シービーイー)

同性愛者のフェイは恋人と一緒に住みながら、身体を売って田舎の両親に仕送りする。ある日、フェイは出会った客に暴力を受け、恋人がその客へ復讐し
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

2.0

まだか、シャークは一体まだなのをか。。

1975年ジョーズから始まり、150作品以上のサメ映画が製作された。
日本で制作されているサメ映画は少ないが、特撮作品を代表する坂本浩一さんがド派手なサメ映画
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死体の人(2022年製作の映画)

4.0

あれ?自分って本当は何をやりたいんだっけ?ともがきながら一歩進もうとする笑えて感動する作品

まだ映画は制作されていないけど、3分以内の予告編映像だけで審査するグランプリ「未完成映画予告編大賞グランプ
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

4.0

見終わったら、日常の景色が少し違って見える。大人向けの映画ドラえもん。

ドラえもん長編映画42作目となる。

監督は堂山卓見さん、そして、脚本は「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」「どうする家
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

5.0

キラキラなまぶしい恋愛映画ではなく、いろんな世代やいろんな人に響く青春映画。

2018年に今田美桜さん主演の短編映画「カランコエの花」の中川駿監督の長編デビュー作。
※カランコエの花はLGBTをテー
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

4.0

007、ミッションインポッシブルみたいなド派手さは無いが、歴としたスパイ映画だ!!

「がけうえ」と書いて「がいじょう」と読む、崖上のスパイはあの世界的に有名な巨匠チャン・イーモウが監督した作品。チャ
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真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

3.0

今まで見た映画の中で、一番エンドロールが笑えた映画

映画倫理機構(映倫)から、脚本段階で国内では上映できないと判断され、なんとかR15+で公開された「真・事故物件 本当に怖い住民たち」の続編。

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渇いた鉢(2022年製作の映画)

3.0

「絶望」には簡単に希望の光は生まれない、現実の理不尽さを突き付けられた映画

監督は宇賀那健一さん。
30歳まで童貞だったら魔法が使えてヒーローを目指す「魔法少年☆ワイルドバージン」や音楽や映画などの
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.0

タイトルからゲテモノ映画かと思ったら、”少女の成長物語” × ”殺人の犯人探し”が融合した完成度の高い作品


監督はNetfrixにて配信されている「ファースト・マッチ」にて長編映画デビューされたオ
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ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020年製作の映画)

5.0

バレたら死!?、命をかけた嘘の語学レッスン


監督は2003年アカデミー賞ノミネートされた「砂と霧と家」を制作されたヴァディム・パールマン監督。

今作は第二次世界大戦中にナチスドイツがユダヤ人に対
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

5.0

タイトルからは想像できない完成度、今までに無い日本だからこその新しいタイムループ映画。

監督が竹林亮さんで、2021年3月に公開された「14歳の栞」という、実際に存在するある中学校の2年6組の35人
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

3.0

フィクションなのに、ノンフィクションくらい切ない映画

日本全国の警察に届けられている行方不明者の数、年間8万人。
その「失踪者リスト」から作成された映画。
自分の知らない世界でこんな切ない現実がある
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ザ・シスト/凶悪性新怪物(2020年製作の映画)

2.0

フライヤーがピーク?”キモイ”がホメ言葉?ご飯食べながらは見たく無い。不快なキモキモ映画。

ホラー映画は嫌いでは無いけど、特別好きでもない。
でも、「ザ・シスト 凶悪性新怪物」は公式HPやフライヤー
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さかなのこ(2022年製作の映画)

5.0

ネタ映画ではない、好きなものを追うことを後押ししながらも現実的なメッセージも含む深い作品。

監督は自分が大好きな映画「南極料理人」「横道世之介」「子供はわかってあげない」など家族や友人など人間関係を
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