染夫木智也

プー あくまのくまさんの染夫木智也のレビュー・感想・評価

プー あくまのくまさん(2023年製作の映画)
1.0
宣伝100点、内容20点、怖さ0点の圧倒的な出オチ映画

プーさんとは、みなさんご存じ1926年誕生した児童小説して誕生。
1960年からアニメーション化。
原作誕生から97年たった2023年、原作の著作権保護期間が終了し、プーさんがジェイソンのような猟奇的な殺人鬼になったらという世界観を描いたのが本作。

全米では公開初日に興行収入?がアバター2を抜いたらしく、既に続編の制作も決定しているとか。
でも事情により中国では公開が禁止になっているなど、話題が絶えない作品。

物語は、幼いクリストファーロビンが100エーカーの森で言葉を話す5匹の友達になる。ずっと友達でいると約束をするが、成長したロビンは森を離れてしまう。置き去りされてしまった動物たちは、食料がなくなり餓死しかけてしまったので、仲間のロバ(イーヨー)を食べてしまう。
それから、動物たちは人間を殺そうと決意した5年後、クリストファーロビンが久しぶりに友達と会いに来くるが。。。


期待値は低かったけど、それを遥かにくぐってきた。
完全出オチ映画、84分でも長いと感じたね。

大きく3つ展開で物語が進むんやけど、
まずは「クリストファーロビンと婚約者が森に来る」シーン。
ここでプーとピグレットが登場するけど、ここがピークかも。
次に「森の近くの別荘にやってくる女性グループ」
人がいなくなる森の近くにわざわざやってきて、音楽ガンガンかけていたらプーに気づかれて。。。。
やけに女性がセクシーなのも気になるが、一番はホラー感が全然ない。
そして、「逃げようとするシーン」
突っ込みどころが多すぎて、もはや何も言えない。

原作の著作権は終了しているがディズニーのキャラは使えない。
ただそれを理解しているけど、あまりに見た目がただの豚だ。
そして、何より微妙なのは殺人シーン。
謎に拷問みたいなのが多いし、テンポが悪い。
思わずさっさと殺せよって言いたくなる。

B級映画というか、C級というべきか。
鎖でつないでいるはずが、さくっと力づくで抜けたりとか。
殺し方、グロさ、不気味度、すべてが中途半端。

ティガーの登場が気になっていたけど、残念ながら今作では出てこなかった。どうやら、まだ著作権期間内らしいけど、続編では出るといううわさ。
しかし、これだけイマイチだったので、正直続編はみないかも。