泥の河に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「泥の河」に投稿された感想・評価

コータ

コータの感想・評価

4.0
子役演出が素晴らしい。
主人公の両親役の田村高廣と藤田弓子が良い演技を見せている。

1956年・大阪が舞台。
戦後の貧困を子どもの視点から描く。
昼行灯

昼行灯の感想・評価

4.0

あまりにすばらしくて…全てを理解することはできないけどなんとなくその重みをわかってしまう子供の悲哀。子供の俯きや涙を通して、大人も構造に由来する格差を実感して空元気になるしかない。そのやるせなさが澱…

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全体的に低調だった80年代の日本映画において、
この作品は十分にBEST1になりうる傑作である。


自主映画で作り上げた小栗監督の演出は、
第一回監督作品とは思えない巨匠然とした風格が感じられる…

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はー

はーの感想・評価

4.0

こどもたちの絶妙な表情がモノクロの情景と相まってとても際立っててよかった。
こどもたちもみんな、人間としてちゃんとしてて成熟が早い、時代を感じる。
すぐそこいらになんでも手に入る環境で育つこととそう…

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戦後、日本の貧しくも
逞しい庶民達の暮らしぶりが
リアルに描かれていて
胸が熱くなった。

貧しい世界の中にも格差があり
時代に取り残された人々がいる。

信雄小学三年の夏☀️の出来事、
出会いと別…

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かおり

かおりの感想・評価

4.0

大阪の水上船で生活する貧困家庭の子どもと、その近所に住む一般家庭の子どもの交流を描いた作品。

『もはや戦後では無い』という言葉が新聞で取り沙汰されたりしている戦後10年目の日本で、
住む家もなく船…

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子どもの視点でストーリーを展開するジュブナイルもの。水都大阪としての文化や戦後10年の街並み、今も色濃い遊郭文化(ここでは廓舟)など垣間見れて史料価値が非常に高い。
まだ幼い弟と、大人びた銀子ちゃん…

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「佳作」

コントラスト強目のモノクロ画と効果的なSE、アフレコっぽい音声もジワジワ効いてきます。「ひと夏」という時間と「川」という世界の刹那感。心情演出もとてもよくてキャストも名演。久しぶりに観終…

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この映画をキッカケに水上生活者の事を調べて、知らなかったんで勉強になった。
戦後10年以上も経ってるのに・・・と衝撃を受けたわぁ。

加賀まりこさん、実際に見た母から聞いてた通り、めっちゃ綺麗!

高度成長期のおじさんと言えば、食堂に来ていたようなデリカシーのないイメージがありまして…。(本当勝手なイメージですいません💦)のぶおのお父さんが人の気持ちを察する、できる男、お父さんなのがすごく救い…

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