全編通して死の臭いがする映画。
秋はもう晩年ってコト???
当主が亡くなったと思わせるお墓のショットを挿入するのは反則でしょ?
近所に墓地でもあるのか?
だったらその説明ショットを挿入してく…
小津が唯一東宝で制作した晩年の作品。
酒屋の一家で巻き起こる結婚話や当主の愛人騒動を描く物語です。
毎度似たようなシチュエーションを繰り返した小津ですが、それでも作品毎に微妙に視点が変わり新しい感情…
『麦秋』と同じく縁談がテーマのようだが、終わってみると中村鴈治郎劇場。少し自由奔放に生きた男の、最後の生き様を描いた作品である。愛人宅で息を引き取るなんて、ある意味理想的な最後ではないのか。
スラッ…
1961年 ”小早川家の秋” 監督小津安二郎
脚本 野田高梧 小津安二郎
東宝で撮られた小津映画。鎌倉のかわりに京都・伏見?
あたりが舞台で主なキャストが関西弁を喋るだけでなく雰囲気が少し違…
やっぱり小津はカラーの方が圧倒的に映えると思う。成瀬に対してはそんなこと思わないのに、なぜだ。
いつもの小津作品とは異端のものが多く登場するので、見応えがある。突然の外国人の彼氏や、森繁久弥の芸達者…
こばやかわ ではなく、こはやがわ。
鑑賞二度目。以前はレンタルDVDで観た。ラストの、カラス、橋、に戦慄を覚えた。シュールというか、びっくりした。のを覚えている。今回、平山周吉著『小津安二郎』を読ん…
小津のわりにしみじみ美しいと思わずに済んでしまったけど…それはまだ死についてわたしがあまり意識的ではないからなのかもしれない。
突然の心筋梗塞だったみたいだけど、その兆候は鬼ごっこや隠れんぼで示唆…
関西の話だし、関西人のキャストが多めで良い。
特に中村鴈治郎と浪花千栄子のコンビの会話は聞くだけで、昔の関西弁の心地よさを感じる。
それから新珠三千代も存在感があって良かったが、原節子は印象が薄かっ…