優しいなあ、楽しいなあ。ずっとずっと続いて欲しいけれど人は歳をとる。世の中も家族の形も動いていく。夏の終わりの関西。派手さはないけど心にしみる。言葉のやりとり繰り返し。綺麗な服。笠智衆が三途の川の門…
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小津安二郎の関西物語
1961年、東宝・宝塚作品。芸術祭参加作品。脚本野田高梧。脚本監督小津安二郎。
日本の四大映画監督の一人、小津安二郎。
ローアングルといわれる低い位置にカメラを据え、…
いつもの嫁にいくいかないの話かと思ったら、けっこうシニカルな話だった。
死んだ中村鴈治郎の枕元で、妾腹の娘(ということになっている)に「こんなことなら早くミンクを買ってもらうんだった」と言わせる意地…
小津安二郎東宝作品
酒屋の主人が、会社を息子に任せ、妾や酒と放蕩の生活三昧。病気に倒れても人の言うことを聞かずにとうとう死んでしまう。残された家族は、酒屋を軌道に乗せることもなく傾き、家族は、父の…
この作品ってテクニカラー?色彩が病的なくらいビビットで、小津安二郎の作品あんまり観てないんだけど軽く衝撃。王家衛の『花様年華』を観てるときのような気品ある絵作りにこの世界に行きたくなる。美術や衣装が…
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