イクミナ

小早川家の秋のイクミナのレビュー・感想・評価

小早川家の秋(1961年製作の映画)
5.0
こばやかわ ではなく、こはやがわ。
鑑賞二度目。以前はレンタルDVDで観た。ラストの、カラス、橋、に戦慄を覚えた。シュールというか、びっくりした。のを覚えている。今回、平山周吉著『小津安二郎』を読んでいて、無性に見たくなりU‐NEXTで鑑賞。葉鶏頭、なるほどね。「どうでもよいことは流行に従い、重大なことは道徳に従い、芸術のことは自分に従う。」芸術のことは自分に従う、山中貞夫への追悼。思いを託して、画を作る。本を読んでから見直してみると、一層深く面白く見ることができる。カメラ目線でのものいい、構図、永遠を秘めたる影をたたえた情景、完璧な情景、カットが変わるたびに魅了される。
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