ボーイ・ミーツ・ガールに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「ボーイ・ミーツ・ガール」に投稿された感想・評価

くま

くまの感想・評価

5.0

フロントガラス、グラス、電話ボックス。会話は途切れ、男と女も何かが欠けている。
「非凡になりたい」
若さ故のユニークである事への渇望。そして愛への渇望。青臭い若者の気持ち。
完璧を求めるも、その結末…

>>続きを読む
しま

しまの感想・評価

4.7
陰影の使い方、構図のずらし方、背景の使い方がうますぎる
理想の自分みたいなのを追ってるのか追わされてるのか、自分が自分じゃなくなるような瞬間の演技が鳥肌もの
塩故障

塩故障の感想・評価

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ピンボール台の裏、川走、銃口のように割れた電話ボックスの照準は、今まさに、彼に合わさった。暗転、暗転、予言(または省察)、暗転。あるいは、ただ単に、目眩く現実に耐えられないのかもしれない。皮膚の内側…

>>続きを読む
viviiy

viviiyの感想・評価

4.8

セリフすべてが詩
モノクロの白と黒の濃密さ

ミレーユに刺さるハサミとかバスタブから漏れる水、ヒビの入ったカップ全てが痛くて脆い、愛その物を観た
やっぱ監督1作目って1番ピュア
生々しいぐらいカラッ…

>>続きを読む
mimicot

mimicotの感想・評価

4.2

哀しみと哀しみが出会う物語

画面の中から二人の悲痛な叫びが聞こえてくるような...寂しさや苦しみが迫ってくる。こんな切ない映像体験は初めてかもしれない。

失恋した男女の心の内側を表した暗喩の数々…

>>続きを読む

このレビューはネタバレを含みます

ミレーユの美しさ

穴の空いたフロントガラス
後ろから迫るバス
溢れ出る水、水の音
電話
ラスト
愛ゆえに犯される殺人

また観たい
katsu

katsuの感想・評価

4.1

レオス・カラックスの長編初監督作品。

男と女が出会う。ただそれだけの出来事なのにこんな表現があるのか。カラックスのセンスをまざまざと見せつけられるデビュー作。人間の曖昧さとおかしみを作品として昇華…

>>続きを読む
レオス・カラックス監督『ボーイ・ミーツ・ガール』
DVDにて鑑賞。

とくに言葉は必要ない。

すごくて、美しくて、落ち込む。

落ち込んだ。
それが味わえて良かった。
カラックス、ドニラバンの初々しさが良くて見返してしまう。映像センスは本物。

このレビューはネタバレを含みます

まだ出会っていない恋人たちの恋心という奇妙なストーリーですが、恋した男の子の魂の高まりを横からの移動ショットで素晴らしく描写しています。

あなたにおすすめの記事