あれ~お徳さん…(泣)
確信犯的に泣かせに来ている脚本です。
明治時代?では家柄の違いでの悲恋は多かったのだろうか?
イメージでは役者なども水商売扱いであまり家柄が良いとも言えないのかと思いましたが…
溝口は1939年から松竹系で、『残菊物語』に代表される、いわゆる、「芸道もの」を三本撮る。明治中期から、近代化のために強引に推し進めらた官製の欧化主義に対して、いわゆる国粋主義的、国家主義的、「日…
>>続きを読む『山椒大夫』と比べると何故か入り込めなかった。「理想論だけで現実を見れない青臭い男」と「超リアリストで真の強い女」の物語という点においてはまるっきり一緒なのだが。
『山椒大夫』では、「悪役」が明確…
【片隅から見守る温もり】
『死ぬまでに観たい映画1001本』最後の日本映画。溝口健二はすみっコから温かく見守るように歌舞伎役者の生き様を捉える。相変わらず、古い日本映画は録音が悪くセリフが聴き取り…
光の陰影の使い方や日本文化固有の独特の間の取り方、1シーン1シーンに持たせる意味の深さなどなど、芸術的に間違いなく秀でている作品であることはわかるのだが、物語自体はありふれたもので、セリフのやり取…
>>続きを読む何でだ。僕はこれ見てる間ずっと「浜野矩随」っていう落語をすごく思い出した。あと何だかとってもセリフが聞き取りにくい・・あれぇ?自分もともと昔から聴覚がそんなよくないんだけど最近ますます耳悪くなったか…
>>続きを読む画質や音質には年代を感じるけど歌舞伎のエッセンスを取り込んだ企みそのものは今見ても古さを感じさせない。縦横や奥行きを使ったカメラワークにも唸る。でもお話が。もうお涙頂戴の王道ってやつで。おいおい金く…
>>続きを読む©1939松竹株式会社