罪の天使たちに投稿された感想・評価 - 3ページ目

『罪の天使たち』に投稿された感想・評価

 ブレッソンの長編デビュー作。最近BDがたくさん出たので、もしかして日本語ソフトがない唯一の長編作品か? 1943年なのでヴィシー政権時代の映画で、要するにブレッソンは1930年代の巨匠たちがフラン…

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harunoma

harunomaの感想・評価

5.0

あなたのこえを私の誓にかえすほどに、雨の中の微笑みはミメーシスとしていきつづける。反響-反射とは共鳴であり、沈黙の、時間を遅らせる反復、おそらく触れていたのだ二人は。

罪の天使たち
LES ANG…

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地面にバタリと倒れ込む姿が忘れられない。自らの正義を信じて疑わず他者に耳を貸さず、魂の救済をして"あげよう"なんて傲慢で強情、指導者気取りと言われても無理はない。そうして最後まで罪に気付かぬ者と罪を…

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岩波ホールが無くなるって話を聞いて思い出した、ブレッソンの初期監督作。(あそこで上映されたのを鑑賞した記憶あり)

初期だけにブレッソン映画としては撮り方や演出も普通と言えるものだったけれども、その…

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千利休

千利休の感想・評価

4.4
あまりにも高潔。カメラワークに一ミリの誤りも無い凄さ。手のアップが多くなくともブレッソン作品だと分かる様式美。でもラストはしっかりと"らしく"決めてくる。

ロベール・ブレッソン長編初監督作品。
ドミニコ会の女子修道院にブルジョワの娘アンヌ・マリーが入ってくる。彼女は女囚出身のテレーズの面倒に執心するが・・・という話。

ブレッソンにしては暖かいものを感…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

3.5

池袋・新文芸坐で鑑賞。(シネマテーク講義付き)

マリー=アンという女性が刑務所での刑期を終えてシャバに出て来て、修道女となる決心をして修道会に入る。
その活動の一環で刑務所に行った時に、テレーズと…

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誠実さ、純真さが自己ではなく他者へ向けられた時、それは傲慢になる。休戦協定間もない占領下で、劇作家ジロドゥの尽力もあって紆余曲折の果てに無事完成&公開されたというブレッソン待望の長編処女作。撮影はア…

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昼寝

昼寝の感想・評価

3.7
なんといってもラストカットだが、殺人のシーンの流暢さなんかにも「らしさ」を感じる

序盤のテレーズの凶悪っぷりに笑ってしまった
ブレッソンの処女作。修道女の苦悩と友愛。ストーリーはかなりブレッソンぽいが、宗教色しかなくて完全には理解できない。

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