彼岸花に投稿された感想・評価 - 3ページ目

『彼岸花』に投稿された感想・評価

いつものように、娘の結婚を主軸としたホームドラマ。今回は父親が佐分利信で、笠智衆は脇役。
保守的で頑固親父なので、佐分利の方が向いているとの判断なのか。
浪花千恵子と山本富士子の京都人親子が楽しい。
K16

K16の感想・評価

3.5

年を重ねても変えられない価値観は、友や家族によって変えていくことができる。
本作においては友人の大切さを伝えているように思う。
タイトルの『彼岸花』のように、赤色が映える映像に小津のカラーに対する意…

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頑固親父、縁談、娘の恋人現る…。
めちゃくちゃ面白い。
父や母や娘や恋人や色んな人に感情移入できたし、レビューを読んだら「彼岸花」の花言葉は独立なんですね。
タイトルの花の文字だけが赤。
良く練られ…

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小津最高。
ストーリーは金太郎飴なんで、色彩のことなど。
オープニングのいつもの布のタイトルバックに「アグファカラー」と記してあって、へー、と。コダックや富士はよく見かけるがアグファは珍しいな、と。…

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kumatora

kumatoraの感想・評価

4.7

カラー小津作品見るのはこれで最後だけど本当に素晴らしかった。一番好きかもしれない。
(原節子と杉村春子いないと少し寂しいけど)
やはりこの頃から家父長制へのアンチテーゼあるいは問題提起の意識があった…

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58年松竹。約65年前の作品で、当時の日本家屋(セットだろう)、普段使いの和装、家父長制的家族、女性の結婚適齢期感覚などを見ていると、異世界の話のようにも思える。小津組の芸達者な役者たちの存在は、小…

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敢えて多くを語らない良さ
気持ちを察するじんわりする
良さが詰まってた。

夜に鳴く犬の声
汽笛の音
遠くから聞こえる祭囃子とか
誰しもが懐かしい記憶と重なる
風情のある音にもハッとして
しみじみ良…

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俳優さんたちのいいところが出ている作品だと感じた。
田中絹代がちょっと楽しそうなのが、なんだか嬉しい。他の映画で苦労してるのばっかり見てるからかな。
佐分利信の有無を言わせないっていう存在感もすごい…

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すごい。

平山が会話の中で成長していく様子の描き方、ほんまに素晴らしかった。

時代に合わずに頑固になってはいけんな〜
neohetare

neohetareの感想・評価

4.0

他作品では匂わせる程度だった家父長制への反抗が色濃く現れた作品。

母の目の芝居が良い。普段の柔らかな表情から笑顔がスッと消える感じにリアルな怒りが感じられた。

秋刀魚の味と同じセットが使われまく…

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