小津の監督作品としては初のカラー映画。
里見惇の原作を小津安二郎・野田高梧の名脚本コンビが脚色した。
頑固な父(佐分利信)は、自分に相談なしで結婚相手を決めてしまったことに腹をたて、娘(有馬稲子)…
いつの時代どの家も娘にとって父親は"言っても分かってくれない"存在なんだろか。それが娘を思う故というのをこの映画では不器用で頑固な父親を通して上手く描いてるけどね。そしてやはり娘に向ける笑い顔も式の…
>>続きを読む2023/9/23 お彼岸の日にU-NEXTにて
お彼岸ついでに小津監督のお勉強。なんとなく。だったのが予想外にむっちゃ響いて、なんじゃこりゃ、素晴らしいでないの!と。
すんません、感想書くのも…
彼岸花の花言葉は「独立」。
年頃の娘(有馬稲子)がなかなか結婚しない。相手もいなさそうだ。
娘の結婚相手を探さねばならない。
そんなときに娘と結婚したいという男が職場に現れる。
(ここにきてやはり…
岡田茉莉子か山本富士子かという永遠の時のクレヴァスの中で、決戦は岡田茉莉子となる。
あらゆる歌(能の高砂、歌舞伎の京鹿子娘道成寺、詩吟「芳山楠帶刀の歌」、桜井の訣別まで)が通奏低音として存在し、そ…