子どもがあんな大人びた表情をしてはいけない。
だからこそ母とりんごの夢で見せるあどけない表情が堪えがたい。
意図的なのか分からないが戦場の画が美しいことへの違和感。
でもその違和感に人間のどうしよ…
おそらく、文明批判の映画。
おそらくとエクスキューズを付けたのは、タルコフスキーがそんな単純な映画を作るはずがない、というつまらない信仰心がためである。
母妹と過ごす、イヴァンのハッピー•チャイルド…
タルコフスキーの長編デビュー作品。
あらすじに難解な部分は少ないながら、水しぶきの描写と白樺林の異界感が際立ち、既に作家としてのスタイルが確立されていることが伺える。
とは言え、難解でない理由は故…
冷戦下のソ連の国策会社モスフィルムのスタジオ内のセットで撮影されたのでしょう。戦争映画なんですが手法は非常に自由でその後世界の巨匠となる道を歩む土台になるものだとわかります。タルコフスキーの他の作品…
>>続きを読む若い頃自分にはまだ早いと、見逃してきたタルコフスキー監督作品。
ようやく鑑賞できた
つらすぎた…
戦争で母や友だちとの優しい日々を奪われた少年の運命。
その辛さは、私たちにはわかる術もない。
孤児…
このレビューはネタバレを含みます
水は溝口、夢はベルイマンからの影響っぽい。船のシーンはまんま雨月物語を感じる。
所々入ってくる夢のモチーフがいい。雨の中で主人公たちとりんごを乗せたトラックが走る夢がお気に入り。井戸のバケツを爆弾…
現場で編集ができあがっている!
初長編作品にして既にベルイマン越え。
コンテから狙ったモンタージュ。長回しのカットに気の短さを極端に感じる。タルコフスキーの撮影の精神は初期から変わっていない。今回…
このレビューはネタバレを含みます
愛する家族を失い、美しく自然豊かな故郷を失ったイワン少年。
戦地から撤退させて学校へ通わせようとする中尉らの説得にも応じることなく真っ直ぐに行動していく。
終戦後、崩壊したナチス司令塔の建物に残され…