2024年1発目の【"9"のつく日にクラシック映画を観よう!】は去年僕の心を鷲掴んで離さなかった若尾文子さんの作品から🤗✨U-NEXTでしか観れない文子さん作品もあったんですね〜🥺
芸者さ…
観た。
当時の祇園での芸妓・舞妓の文化を観られるというだけでも貴重なフィルム。
小説が原作の映画を観ているんだけど、ドキュメンタリーのような臨場感というか、没入感かな。この姉妹の生活を近くにいさせ…
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女が弱い時代で強さを持つ栄子の美しさと美代春の優しき美しさ、ラストシーンの美代春さんが栄子ちゃんの旦那さんは私と言ってお化粧をするシーンは2人の女性としての気高さを感じた。2人の親子とも姉妹とも友人…
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「京都の名物も世界の名物も皆嘘や!お金で買われるのが上手な人が出世して、下手なのはウチみたいにボイコットされるんやないか!身体を売らんと生活出来ひんのやったらうち舞妓やめる!」て言う 若尾文子 を引…
>>続きを読む溝口健二監督『祇園囃子』(1953)
本心を置き去りにして、他人をたてる自己犠牲と、それを美しいとは言い切れない、悲哀。
妹・栄子(若尾文子)は姉・美代春(木暮実千代)への罪悪感から、美代春の"…
久しぶりに溝口を観る。
美代春の自己犠牲。その悲しい表情と強い後ろ姿がとても美しい。
栄子がアイスキャンディーを捨ててからの一連のシーンがとても良かった。
めちゃくちゃ美しい構図だった。
美代春…
世界を貫く慧眼。
権力やお金、男と女。
力を持つ者、そして長いものに巻かれる者たちの醜さと過酷な現実に挫けつつも支え合い今日を生きる美代春と美代栄の逞しさ。肉親以上の関係とも言える深い情愛にいたく心…
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灯りが煌々と輝く京都の街は、とても美しくとても息苦しい。
移動的ではなくどこまでも柔らかな舞子の一挙手一投足を捉える映像。舞子の姿がどこを本当に取っても美しく、それが残酷で厳しい世界のなかでどこまで…