なんといっても名作「ブラザーサン,シスタームーン」
の前日譚をみられた有りがたさ。加えて共同脚本の
フェリー二の、かの「道」への補助線としての
存在を感じた。なんとなく日本人にはぼんやりとする、
ジ…
やばい修道士集団の生活記録みたいなこの映画、特にジネブロとかいう男の行動が常軌を逸していて引くこと多々なのだけれども、ブレッソンとブニュエルとベルイマンと黒澤明を混ぜたような映像表現の良さもあってか…
>>続きを読む荒くれ者たちの群れに飛び入り説教を試みるエピソードが今年の初笑い。公式サイトの推薦コメントの豪華さに釣られて何となく観に行ったけど、心がぽかぽかする良き映画でした。フランチェスコも弟子たちも皆カワイ…
>>続きを読む【歓び】2023年101本目
「無防備都市」のロベルト・ロッセリーニ監督作。
フランチェスコと、彼について行く修道士達。この作品は、いくつかのエピソードからなる章立て形式。しかし、その物語には繋…
神を信じてないロッセリーニが映すものは、狂気の沙汰であるフランチェスコの一味の何気ない日常に現れる恩寵。もちろん奇跡なんて起きない。どちらかといえば常軌を逸している調理、花摘み、抱擁といったアクショ…
>>続きを読むカトリックの修道士であり聖人“アッシジのフランチェスコ”とその弟子達の逸話をオムニバス的に描く。ネオレアリズモの旗手ロベルト・ロッセリーニ監督の代表的作品。作中の登場人物はいずれも現地の修道士などが…
>>続きを読む結構しかめっつらしい顔して臨んでしまったが、多分これ修道士たちの男子校ノリを楽しむユーモア映画という面が大きいような…?
不条理な事態に遭遇しても、いやこれは教えではこうなっていて〜って教義に回収し…
複数のエピソードで分かれた聖フランチェスコの半自伝的な物語であるが、脚本の共作としてフェデリコ・フェリーニが携わっていたので、もう少しトリッキーな映像世界を予想していたが、イニシアティブは監督である…
>>続きを読む『神の道化師』という枕詞がぴったりな作品だった。
フランチェスコと11人+1人の修道士たちは、清貧を貫き、教えを説くことにすべてを捧げている。裸足に粗末な僧衣をまとう彼らは、決して「苦行」を行って…